今回はバッジのチュートリアルという役目を与えられた「ガツーンナグーリ」のレビューです。
バッジ名:ガツーンナグーリ 必要BP:1 効果:バトルで消費BP2の「ガツーンナグーリ」が使えるようになる 「ガツーンナグーリ」はハンマーの通常攻撃にダメージを+2した攻撃 アクションコマンドはハンマーの通常攻撃とほぼ同じ(スティックを離すタイミングが遅くなっただけ) アクロバットはハンマーを振り下ろした瞬間にAボタンでマリオがバク転をするので、 着地した瞬間に追加でAボタンを押すことでバク転開始を含めて合計4回アクロバットを決めることができる 複数装備効果:1個追加ごとに消費FP×2、ダメージ+2 入手手段:プロローグでフランクリからもらう、ゆうぎ場(80モンテ、シルバーカード入手後) 盗める敵:なし 落とす敵:メット、トゲメット、ヒンニャー、ハンニャー、ヘンニャー 評価:最序盤でタダでもらえるのがお得……なのだが、それ以外の要素がガツーンジャンプの下位互換になってしまっている悲しき存在。 一応ジャンプで攻撃できない敵に攻撃できる点が優れている……が、 それもトゲーヲガードとアイスノチカーラが手に入ってしまえば解決してしまうのでやはり立場がない。 ならばガツーンナグーリがガツーンジャンプのダメージを上回れば……と考えても、 そもそも今作でハンマーの基礎攻撃力がジャンプの基礎攻撃力を上回ることはなく、 バッジの多重装備で攻撃力を上げるとしてもガツーンジャンプの多重装備でOK、になってしまう。 それどころか同じハンマーの特殊攻撃であるツラヌキナグーリがプロローグの時点で買えるせいで、 敵の防御力を高い攻撃力で突破するという戦法もよくわからないものとなってしまっている。 総じて地上にいる最前列の敵しか攻撃できず、ガツーンジャンプとのダメージ競争にも負けており、 防御力持ちの敵にはツラヌキナグーリが有効、と、存在意義が全く分からないバッジとなってしまっている。 とうぎ場での試合でジャンプを禁止されたら活躍するかもしれないが、 裏を返せばそれぐらいしか活躍の場はなく、所詮はチュートリアル用のバッジ、といったところか。 |
……タツマキジャンプに続いて辛口なレビューになってしまいましたが、本当にこのバッジは攻撃の手札が増えれば増えるほど存在意義が薄れていく悲しきバッジです。
せめてマリオストーリーのようにバッジ屋がステージ1クリア後から使えるようになる、といったガツーンナグーリを長期的に使わざるを得ない状況があれば違ったのですが。
次回はそんなガツーンナグーリの立場を奪った「ツラヌキナグーリ」のレビューの予定です。