老医学を拓く医学者が明かす
“老い”を理解し、若さを保つ。
順天堂大学名誉教授 佐藤 信紘先生
元気の学校
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講師:
順天堂大学名誉教授
佐藤 信紘(さとう のぶひろ)先生
【動画の目次】
00:00 ご挨拶&講師紹介
03:00 「生命」とは何か?
05:03 「死」とは何か?
07:06 老いはネクローシスとアポトーシスの両方から起こる?
08:06 生命とミトコンドリアの関わり
13:12 DNAが生命体の営みで果たす役割
17:53 老いにつながる要因「サーカディアンリズム」
19:57 人はなぜ老いるのか?
今回は、この分野で国内では最先端の 取り組みをされている佐藤信紘先生に、
人はなぜ老いるのかを中心に、 「老いない秘訣」
「老いてますます 幸せに生きるために今やるべき事」
などについて、詳しくお聞きします。
まず老いとはそもそも何なのでしょうか?
佐藤先生によると、 この問いの答えにたどり着くには、
そもそも生命体の本質まで 掘り下げることになるそうです。
そして、生命体が老いる=その細胞たちが死ぬことと仰いますが、
細胞の死には2通りの種類があるそうです。
詳細は本編で先生に図解いただいていますが、 どうして細胞は死ぬのか?
そのメカニズムと生命活動の鍵となるミトコンドリアの働きについてもお話いただきました。
ミトコンドリアは、身体のエネルギーを作ることで知られていますが、
実は代謝の過程で水も作ります。 そして、この水も身体にとっては、
非常に重要な役割を果たしているそうです。
健康を考える上で生命活動のキーマンであるミトコンドリアの本質的な働きとは?
そして、ミトコンドリアの他にも老いを理解するために必要なのが、
「エピジェネティクス」(細胞が遺伝子の働きを制御する仕組み)です。
では、この「エピジェネティクス」が
老化のスピードや寿命にどう関係しているのでしょうか?
個体の老化にも、子孫への伝達にも影響を与えるエピジェネティクスの驚異の仕組みとは?
そして、老化に関するもう1つのファクターとして、「サーカディアンリズム」が出てきます。
人は、日光を浴びると24時間周期の時を刻みますが、これも老化と関係してきます。
このことからリズムよく生きることも
老いてますます豊かに生きるために必要になってくるとのことです。
では、私たちが極力このリズムと最適に生きる方法はあるのでしょうか?
理想の生活のリズムとはどういうことを指すのでしょうか?
その他にも
・生物は地球のエントロピー増大を防いでいる?
地球規模で捉える生命体の役割とは?
・生命体(個体)の秩序を 保っている 「オートファジー」の役割とは?
・エネルギーをうまく使うことが老化を防ぐ。
ATPを消費しATPを産生する 若さと美の秘訣とは?
・他にも、オートファジーの促進や 老化の防止に役立つ健康法とは?
・快適な室温が重要! 室温も老化に関係するその理由とは?
・健康を追求する上では 幸福寿命を延ばすことが重要。 幸福寿命の考え方とは?
・ハッピーエイジングを実現する方法とは?
・老いに影響を与える「酸化」と そのメカニズムとは?
・メタボとサイトカインストーム (過剰な免疫反応) の関係性とは?
などなど、健康を考える上では
気になるトピックが頻出の対談となっています。
ぜひご覧ください。