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WanderVogel、山歩きと自然観察

20161124〜20161205 ネパール タマンヘリテイジトレイル・ゴサインクンド トレッキング 01

2017年09月08日 | WanderVogel Nepal

20161124~20161205 ネパール タマンヘリテイジトレイル・ゴサインクンド トレッキング 01

2011年9月に続いて、ネパール・ランタン周辺のトレッキング リポート

2015年4月25日に起こった「ネパール大地震」後の山行になります。

地震では特にランタン地域の村々が壊滅的な被害を受け、2011年のトレッキング時に泊った村や歩いた道など跡形も無く消えてしまったところが多くあります。今回はランタン村やキャンジンゴンパ方面には行かず、比較的被害の少なかったと言うタマン地区のトレイルを歩き、ゴサインクンドに登るトレッキングルートを8日から9日間かけて歩くことにしました。

地震発生から1年半が経過し、だいぶ復旧してきているとはいえ、2016年11月時点でもあちこち地震の爪痕が見うけられました。


2016年11月24日(木)東京/羽田国際空港(移動)21:00 羽田空港着

事前にnetでチェックインをすませているので、面倒はありません行きはバンコクまでは深夜便なので、廊下側の席を確保し、トランジット後のバンコクからは早朝便なので窓側の席を取った。

バンコク行きタイ航空 TG661便、預け荷物の重量 = 22kg、意外に荷物が重かったが、前回の教訓を活かし食事の際の「副食」を多く詰め込んだせいだろう。

 

2016年11月25日(金)東京/羽田 → バンコク(経由) → カトマンズ(移動)

羽田空港での搭乗 00:10、離陸 00:54、東京/羽田空港発 TG661便(ボーイング 747-300)

11月25日 05:10(ローカルタイム)バンコク/スワンナブーム国際空港 到着

  

今回はバンコクでの1泊は無しで、5時間ほどの空港内トランジットのみでカトマンズに向けて飛びます。前回掛かった出国税(tax):700B 約¥2,000弱は、今回は空港内トランジットなので掛かりません。

同日 10:45 バンコク/スワンナブーム国際空港出発 TG319便(ボーイング 777-200ER) 

同日 12:45(ローカルタイム)カトマンズ(トリブヴァン国際空港) 到着、バンコクからの飛行時間は約4時間

  

機内から見るとヒマラヤの頂上付近は良く見えるのだが、全体的に厚い雲がかかっていて、残念ながらマウンテンフライトというわけにはいかなかった。

先にvisa申請料(15日間=$25)を隣の銀行カウンターで支払ってから、あらためてイミグレーションの列に並んで入国審査を受けるので、なかなかに時間がかかってしまう。

実は今回から導入された、「netでのVISA申請」というのを事前にしていたのですが、結果的には機内で用紙に記入しなくてよいくらいの違いしかない感じで、手続きの時間が短縮されるということには残念ながらつながっていない。

結局、1時間半ほどかけて、visaを取得し、入国審査と荷物受け取りを終わらせて、やっとのこと14:30に空港施設から外へ出ることが出来た。

空港の外の喧噪はいつもと変わらずで「帰って来たなぁ」、という感慨に浸れます。

空港には前回同様にエージェント(ヒマラヤンアクティビティーズ)のガイドのミンさんが迎えに来ていた。車に同乗して、ホテルのあるタメル地区へと向かいます。

街中は以前と変わらず、喧騒と交通渋滞とうるさいクラクションの音。地震後、あちこちで建設工事、土木工事などをしているせいもあって、町全体がかなり埃っぽい。

  

とりあえず、予約していたカトマンズエコホテルにチェックインし、ロビーでお茶を飲みながらヒマラヤンアクティビティーズのスタッフやガイドたちと打合せを行ないます。

トレッキングパーミッションの確認、トレッキングルートの再確認をして、外の外貨両替所でトレッキング時に必要な程度のルピーに交換。たいして現金化する必要も無いので、ホテル隣にある両替屋で両替、¥5,000 = 4,730ルピー (1ルピー = ¥1.06) (交換レート¥10 = 9.46 ルピー) まぁ、1ルピー=1円という感じですね。(前回2011年の時は1ルピー=1.1円だったので、ほぼ変わらない)

カトマンズエコホテル (Kathmandu Eco Hotel) 4階のスイートルームに宿泊。

カトマンズのホテルは今はだいたいどこも充電OK、free Wi-Fi OKですので、電話をかける必要が無ければ日本から持ってきたi-phoneがそのまま使えます。もちろんメールもネットもまったくストレスはありません。

19:00時点でのカトマンズ市内の気温は23°c、出発当日に雪の降った横浜から来るとかなり暖かい。夜は屋台で買った大きなチーズハンバーガー(160ルピー)を頬張りながら、懐かしいタメル地区を散策します。

季節柄、様々な果実に混じっていろいろな種類のキノコが売られている。栽培ものというよりは山から採ってきたものが並べられている、という感じだ。

  

ホテルに戻って明日の出発準備のパッキング等を済ませ、明日は早いので、21:30には早々と就寝する。


20161124〜20161205 ネパール タマンヘリテイジトレイル・ゴサインクンド トレッキング 02

2017年09月08日 | WanderVogel Nepal

20161124〜20161205 ネパール タマンヘリテイジトレイル・ゴサインクンド トレッキング 02

2016年11月26日(土)カトマンズ → チリメ(トレッキング1日目:バス移動)

カトマンズ kathmandu(1,300 m) → シャブル syabru(1,460m) → チリメ chilime(1,762m)

今日は、カトマンズからタマンヘリテイジトレイルの出発点であるチリメ村まで、乗合ジープで移動します。

 

朝4:30に起床し、出発準備をして 6:15 ホテルをチェックアウト、ヒマラヤンアクティビティーズ手配の車で公共バス停まで行き、ガイドのミンさん、ポーターのミランくんと合流する。

バス停までは少し渋滞もあったが、15分ほどで到着した。このバス停、前回も来たことのある場所で、別にターミナルがあるわけではなく、路上に各地域へ行く様々なバスが集まってくる場所、という感じです。バス停の周りには、大きな野菜市場や雑貨屋、庶民向けの衣料品店など雑多な店舗が点在している。地方に出掛ける(帰る)人たちが買って帰るのだろうな。

今朝はホテルで朝食を食べる時間がなかったので、バス停近くのバッティでお茶を飲む。

  

 

前回のトレッキングでは、乗合公共バスを利用したので人も動物も一緒に乗り合わせていたのですが、今回は目的地付近の道が狭いということもあって、10人乗りの乗合ジープを使うことになったので、いくらか楽が出来そうだ。カトマンズのバス停を、7:15に出発。

カトマンズの町なかはめちゃくちゃ埃っぽくてマスクが必要だと痛感する。朝の大渋滞の町なかを走り抜け、8:00ごろの郊外に出た。周りには渓谷斜面に沿って一面に段々畑が広がっている。

乗合ジープでは、広くて視界の良い助手席に座らせてもらえたので、ある意味ラッキーだったのですが、シートベルトが故障していて不安感は倍増。おまけに、運転席のスピーカーからは大音量の音楽がたえず流れていて、なんとも凄まじい!

山肌のワインディングロードをジープ、バス、トラックが揃って疾走していくので生きた心地もしないのは毎度のことだ。ネパールのドライバーは車の大小に関わらずみな命知らずの峠の走り屋なのだ。

8:30に道路脇のドライブインでのトイレ休憩を挟み、再びワインディングロードを爆走する。前回のランタントレッキング時と同様にシャブルに着くまでは、トリスリ川を遡ることになる。

10:00を過ぎたあたりで、霧の上に出てやっと陽が差してきだした。気温は27度、湿度60%、かなり暖かい、というか暑い。日本の11月末とは大違いだ。

山の斜面には段々畑が広がり、その中に一部計画的?に植林されている箇所があった。何故か広葉樹、針葉樹が混じって植えられている。

10:30ころ、トリスリ川左岸の尾根近くの見通しの良い道を走る。

  

10:45途中の村のバッティで遅い朝食、ダルバート(マトン肉の煮込み付き)を15分程度で急いでかき込んで、すぐに出発。かなりせわしない。でも、この時間内で、若いガイドとポーターはダルバートのお代わりをしているのだから、かなりの早飯喰いだ!

  

そうこうしていると、谷の下からまたしても霧が這い上がってきた。あまりクリアな天気では無さそうで、前回の雨続きの悪夢が頭の中にふと蘇る。

周りの段々畑に植えらているのは菜の花だ。黄色の畑がなんとものどかで美しい。

11:45頃に1カ所危険な箇所を通過したが、前回、車が通れず歩いて渡った箇所などは、(今も工事・補修を続けてはいるが)安全に走れるところまで修復されている。

12:10ドゥンチェ手前のチェックポストを通過、12:15ドゥンチェバザールに到着。乗り降りする客を済ませ、12:25に出発。気温=27℃、湿度=57%

13:00シャブルに到着する。道が良くなったせいでシャブルに着くのもかなり短縮されている。(前回は日が暮れてからの到着だったからなぁ)ここでも、何人かの村人を降ろしてまたすぐに出発。

シャブルを出てから、トリスリ川右岸の山の斜面をつづれ折りにジープは喘ぎながら登っていく。高度を増すにつれて対岸(トリスリ川左岸)上に雪をかぶったランタンⅡ峰が見えてくる!13:30

  

途中かなりの悪路ではあったが、14:15 目的地のチリメに到着した。

乗合ジープでのカトマンズ→チリメ間の移動時間は、休憩を入れて7時間ちょうど。やはり小型のジープは公共乗合バスを追い越しながら山道を爆走するのでとても早い!

チリメ村の一番手前にある、Sanjen Guest House に宿泊することにしたが、他のトレッカーの姿は全く見えない。まったくのシーズンオフということも無いのだが、やはりマイナーなルートなのだろうか。

ロッジでの部屋はまあまあです。トイレと洗面は廊下にある。窓が大きくて部屋が明るいのがありがたい。ロッジにはちゃんと照明もあり、充電もOKでしたが、Wi-Fiは残念ながら使えなかった。

部屋に荷物を置き、トリスリ川の見える村道を散策する。トリスリ川・ランタンコーラの谷間が良く見える場所まで歩いて来たら、ランタンⅡ峰の右肩上にランタンリルンが頭を出しているのが見えた。深い渓谷を挟んで雪をかぶった岩稜が素晴らしく美しい!

谷間の村々もよく見える。双眼鏡で覗いてみると、トタン屋根の家屋が目に付くので、やはり一昨年の地震の被害が今もまだかなり残っているように見うけられた。

チリメ村の西側斜面には、下垂する長い松ぼっくりが特徴のヒマラヤゴヨウ(五葉の松)の森が斜面頂上まで広範囲につながっていた。 

15:30の気温は24度、標高1,762m地点の11月末の気温としてはかなり暖かく感じる。緯度的には沖縄辺りに相当するので、そう考えると暖かいのもうなずける。

その他、散策の途中で見かけた植物を書き出してみよう。ヒマラヤゴヨウ、ヒマラヤマツの他、センダン(栴檀)、サンショウ(山椒)、イラクサ(刺草:ネパール名 シスヌ)、アメリカセンダングサの仲間、センニンソウの仲間、などが目に付いた。

16:10 ロッジに戻り、18:00~夕食です。メニューにはいろいろ書いてあったが、やはりここは定番のダルバートを頼みました。青菜の付け合せは先ほど歩いた道端で茂っていたイラクサの新芽を煮たものでした。気温:室内で、17度でしたので暑くもなく寒くもなくという感じです。

  

夕食後にガイドのミンさんと明日からのコース取りとスケジュールを再度確認しあった。

地震で被害を受けたブリディム briddhimをやめて、タトパニ tatopaniとナグタリ nagthaliでゆっくりした方が良いのではないかということになり、今後の行程を少し修正することにした。


20161124〜20161205 ネパール タマンヘリテイジトレイル・ゴサインクンド トレッキング 03

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20161124〜20161205 ネパール タマンヘリテイジトレイル・ゴサインクンド トレッキング 03

2016年11月27日(日)チリメ → 旧)タトパニ村(トレッキング2日目:trekking:6時間)

チリメ村 chilime(1,762m) → (近くの温泉) → (旧)タトパニ村 tatopani(2,607m)

今日は、チリメ川を少し遡り、対岸に渡って一気に1,000mほど登ったところの旧タトパニ村を目指します。

 

2015年の地震の影響で、温泉がぜんぜん出なくなったタトパニ村は、ガイドのミンさんの言い回しでも「昔 タトパニと呼ばれた村」という気の毒なあつかいになってしまっています。

タトパニという言葉自体が「温かい水=温泉」という意味ですので、温泉が枯渇してしまった今、ここをタトパニと呼ぶのもおかしいと言えばおかしいことなのかもしれない。ですので、ここでの表記でも(旧)タトパニ村、と書くことにします。

 

tatopaniの天然温泉は完全に涸れてしまったということだったので、チリメ近くの別の温泉へ寄った後に、(旧)tatopani タトパニ村を目指すことにします。

Sanjen Guest House、室内は夜中でも11℃あり、かつダウンシュラフ使用でしたのでかなり暖かでした。

朝7時の時点で外気温13.5℃、67%と朝も過ごしやすかった。朝食は、パンケーキ+オムレット、トマトスープ(ここのトマトスープは美味しかった!)

7:50にチリメのロッジを出発、外気温16℃、湿度59%

  

チリメ川の支流の沢を吊り橋で渡り、右岸を遡って行きます。新しくこしらえた(整備し直した?)という温泉:タトパニ を目指します。

河原にはヒマラヤザクラ:ネパール名 パンユーンフール(フールは花という意味)が満開だ。ハゼの木(ヤマハゼ?)の仲間がきれいに紅葉していて、竹の新緑も美しい。

そのうちに陽が射してきて暑くなり、半袖1枚になって歩きます。

河原近くの斜面には、イラクサ、ヤマハハコ、ハハコグサ、ハキダメギク、ベニバナボロギク、菜の花、ワラビ、ハゼノキ、ヤナギなど日本でもお馴染みの草木が生えていますが、顔を上に向けると雪をかぶったヒマラヤの山々とヒマラヤゴヨウの姿が目に飛び込んできますので、あぁ異国にいるんだなぁ、という思いがします。

 

チリメ川の右岸の川原まで一旦降りて、新しくしつらえた(整備し直した?)温泉:河原のタトパニに到着(8:50)。

  

そこでは、現地の人たちが湯浴みをしたり、洗濯をしたりしているので、日本人としてはここで裸になることも出来ないので、せめて足湯だけでもじっくりと楽しむことにした。30分ほど足湯に浸かり、9:20に温泉を後にします。気温17℃、60%

埃っぽい車道(中国資本の発電所/パワーハウス関係の工事用の道だそうだ)をショートカットしながら、つづれ折りの地元の道をひたすら登る。11:00、チリメ川の対岸へ渡る吊り橋手前でお茶休憩をとります。ミルクが無かったのでブラックティーとお菓子を食べて休憩。

  

11:25出発、チリメ川に架けられた細い吊り橋を渡り、(旧)タトパニ村への急な登りが始まります。

半袖でも暑いくらいの強い日差しになりました。ひたすら続くきつい登りと強い陽射しと暑さで少々バテ気味です。

途中通過した段々畑では、チベット族の娘たちが本当に楽しそうに麦の収穫/刈り取りをしていました。その楽しそうな笑い声が段々畑に響いています。脇を通過するこちらまで幸せな気持ちにさせてくれます。

 

13:05 やっと(旧)タトパニ村に到着です。村の中でもすこぶる見晴らしの良いEco Guest house に宿泊することにしました。

温泉が枯渇してから、ここに宿を取る必要も無いからか、トレッカーの姿はありません。村の中も閑散としています。

  

宿についてまずは温かいマサラティーを1杯飲みます。気温は22℃ (湿度38%)と暖かいのですが、谷を吹き上げてくる風が少し冷たい。

13:40~14:10 やっと遅めの昼食(ダルバート)を取ります。完食です。今のところダルバート美味しく食べられています。

  

昼食後、14:30くらいから、タトパニ村周辺の散策に出掛けます。

常緑のカシ類(シラカシ、ウラジロガシのような)やナギナタコウジュの仲間のような植物が生えています。落葉広葉樹も多いのですが残念ながら名前までは分からなかった。ヤク(長毛牛)も草原に放し飼いにされていて、のんびりと草を食んでいるのが見えます。

 

15:15 ロッジに戻り、胃薬(正露丸トーイA)と胃のあたりにホカロンを貼って、うとうとと一眠りする。別に筋肉痛ではないのだが、せっかく日本から持ってきたので、両肩とふくらはぎにシップ薬を貼ります。このロッジでは充電もOKでした。

部屋はダイニングルームの真上でストーブの煙突が下から突き抜けてちょうど枕元に走っているので、すごく暖かくてこれは極楽です!(食事を作っている匂いが部屋まで上がってくるのがちょっと辛いのだが、、、部屋の暖かさには替えられない)

 

そんなこんなで結局、17:30まで熟睡してしまった。ガイドのミンさんが夕食の注文を取りに来たが、寝起きということもあってあまり食欲も無く、チーズパンケーキとマサラティーだけを頼んで、また温かい部屋でうとうと寝てしまう。

じつはこの日は一日中曇りと言うか、霧が掛かっていてあまり眺望の効かない日で、当初の予定通りに少し先の ナグタリ nagthali にまで行っていたとしても、ヒマラヤのパノラマ眺望は見られなかったでしょう。昨日、行程を変更したことが、この先「吉」と出ることになります。

 

19:10 夕食なのだが、あまり食べられない。副食に持って行った明治屋のコンビーフと合わせて食べてみるのだが、う〜ん何だかイマイチでした。今回、お茶(日本茶のティーパック)をたくさん持って来て助かりました。食事時のお茶はやはり日本茶に限ります。

19:30~20:00 明日の予定を確認する。山は午前中の方が雲・霧が少ないので、出来るだけお昼までにナグタリ nagthali(3,165m)に着くように歩こう。標高差は550mほどで、距離も短いので、のんびり歩いても昼前には十分に着けそうだな。

 

夜8:30 外もそれほど寒くはないが、部屋はずっと暖かい状態、極楽です。室温16°C、58%


20161124~20161205 ネパール タマンヘリテイジトレイル・ゴサインクンド トレッキング 04

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20161124~20161205 ネパール タマンヘリテイジトレイル・ゴサインクンド トレッキング 04

2016年11月28日(月)旧)タトパニ村 → ナグタリ(トレッキング3日目:trekking:3時間)

(旧)タトパニ村 tatopani(2,607m) → ナグタリ nagthali(3,165m)

今日は、眺望がよいと言うナグタリへと登っていきます。ナグタリ nagthaliからの眺望は、ランタンヒマール、ガネーシュヒマールの他、対岸のブリティム briddhim周辺の棚田の風景なども見どころです。

 

午前中の方が雲が少なく、山がよく見えるので朝食を7:30、出発を8:00とした。今日の行程は標高差 550mほどで距離も短いので、景色を楽しみ植物観察などしながら、のんびり歩きましょう。

早朝5:23ころに地震の揺れを感じた。このロッジ自体が人が歩くだけで揺れる建物ではあるのだが、確かに地震による揺れであった。宿の人たちも何人か起き出して来ている気配がする。

頭の中に前回のキャンジンゴンパでの地震騒ぎを思い起こした。とりあえずすぐに飛び出せるように、身仕度を整えててから再びシュラフに入った。

昨年の大地震ではこの辺りの被害は少なかったとは言うが、屋根の崩落はかなりあったので安心は出来ない。また、カトマンズへの道路の被害も懸念されるのだが、大丈夫かなぁ。

 

7:40 朝食、日本から持って来た生姜湯を飲みながら、プレーンチャパティにコンビーフを挟んで食べます。

昨夜は夕方からじっくり休んだこともあって、身体の調子はすこぶる良い。

 

外は霧が谷下からぐんぐんと上がってきて、あまり眺望は効かない。朝もたもたしていて、予定より30分遅れの8:30にロッジを出発する。空には雲が掛かっていて遠くの眺望はないのだが、植物観察などしながらのんびりと歩く。

カエデの仲間、カラマツ、ツガの仲間、メギに似た木、アセビ(日本では馬だが、ネパールでは牛が食べると死ぬといわれている、とホムさんは言っていた)、シラキのようにきれいなグラデーションを見せて紅葉している木、ツツジの仲間(紅く紅葉している)、シャクナゲ(ラリグラス)の冬芽、ヤマハハコなど、日本の山でもお馴染みの植物も多く、ヒマラヤの山々の遠望が無ければ、日本の低山を歩いているような錯覚に陥る。 だが、ここはすでに3,000m近い標高があるのだ。

  

  

山道の途中に広がる麦畑にデルーという猿の一群が現れて、作物を狙っていた。双眼鏡で覗くと、顔の白い猿だ。(カトマンズ市内では、ハヌマーンラングーンという赤い顔の猿を多く見ますが、ここのは白い顔のデルーだ。)

10:00 Brimdang村に到着、昨年の大地震であらかたの家屋は倒壊していて、今だ修復もままならない感じです。

このあたりの民家の造りは壁は接着剤なしで積まれる石積み組石造の壁で、屋根は伝統的なクレ板葺き。屋根の板が飛ばされないように石を載せている。(日本でも昔はこの手の屋根がけっこう多かった。)

これでは、大きな地震が来れば一発で倒壊してしまうのもうなずける。

  

相変わらず空には雲が掛かり、ガス(濃霧)も出ていてなかなか視界が開けない。

ツルリンドウのような赤い小さな実をつけた植物、ラティゲリィ(果実は風邪に効くのだそうだ)、ヨモギ、オドリコソウのような植物、ハキダメギク、などが山道脇に生えていた。

10:15 Brimdang村を出る。現地名ラプツェというマメ科の木があり、面白い形状の豆(種子)がぶら下がっている。現地名ゴレガラという低木で小さな葉と赤い実をたくさん付けた木も見られた。赤い実は食べられないとのことだった。

 

カラマツや(コメ)ツガが密集して生える原生林のような樹林帯の中を歩くのはなかなか気持ちが良いものです。

ガイドのミンさん、ポーターのミランくん共に植物のことに詳しいので、名前や効能、使われ方などをいちいち聞きながら楽しく樹林帯の中を歩いていく。日本でやっている森林探訪をこちらでもやっているような感じで、とても楽しい。

10:50 尾根上の樹林帯を抜けて、稜線上に広がる草地帯を歩く。

  

高地の草原地帯には、現地名ブーケフール(日本のヤマハハコ?)という植物があちこちに目立ってきます。

草原の周囲には葉っぱを集めて牛や馬の飼料にするという現地名カルスーンという高木の広葉樹や低木のアセビ(日本のものとほとんど変わらない)なども多く見られた。

草花の咲く時期には一面がお花畑になるのだろう、と思わせる広々とした見晴しの良い草地帯でした。

11:40 のんびり歩いて、ナグタリ nagthali(3,165m)に到着した。ナグタリは村ではない。ロッジが数件あるだけで、村人が普通の生活している風には感じない。

昼食はダルバートを完食。日本から持って来たふりかけとお茶の威力はやはりすごい。この二つがあれば、とりあえず何でも食べられるものです。

昼食後、2~3時間 ナグタリの周囲一帯を散策してみる。

標高3,000mを越えているナグタリでも、シャクナゲ、カルスーン、ヒマラヤゴヨウ、低木の紅葉したツツジ類などがけっこう見られる。足元にはドライフラワー化したヤマハハコやアザミのような草があたりを埋め尽くしている。

結局今日は、一日中曇天と濃い霧であまり眺望が効かなかった。当初の予定通りに昨日ここに着いていても、今日を含めてヒマラヤの眺望はまったく期待出来なかったことになる。

 

ナグタリに建っている(建っていた?)僧院(ゴンパ)も、昨年の大地震で崩れたままになっていた。

  

仏像が野晒し状態でたいへん気の毒なのだが、何はともあれまずは人の生活が第一なのだろう。ナグタリには全部で4~5軒のゲストハウスが建っているだけだが、どの家も現在新築工事をしていて開店休業のような状態です。

この日、ナグタリには、僕以外の外国人トレッカーの姿はなかった。

 

近くにシラビソのような直立する球果を持った針葉樹が1本すっくと立っていたのが印象的だった。

15:30 ロッジに戻り、暖かい薪ストーブの前に陣取ってマサラティーを飲む。ナグタリのロッジでは、やはり充電はNGでした。ここには電気が無いので、あたりが暗くなる前に寝る仕度を整えておきます。外気温は11°C 、湿度55%

16:30~ 別棟のダイニングルームの薪ストーブの前に椅子を持ち出して、温まりながら本など読みながらしばし休憩をする。用心のために風邪薬を飲み、ホカロンをお腹と背中の両方に貼っておこう。

ダイニング棟の照明はいちおうは点いているが、ソーラーバッテリーなので暗くて、食事をするにもヘッドライトが必要なくらいです。水は(部屋の中はもちろん)外にもないので、あらかじめテルモスにお湯をもらっておく。

 

17:45~18:15 夕食 vegトゥクパ(カレー味でまあまあイケる味)完食です。でも、とりあえず一緒に胃薬も飲んでおこう。

20:00 就寝 室温は5°C とちょっと寒いが、ダウンジャケットを着込んでシュラフに入れば暖かだ。



20161124〜20161205 ネパール タマンヘリテイジトレイル・ゴサインクンド トレッキング 05

2017年09月08日 | WanderVogel Nepal

20161124~20161205 ネパール タマンヘリテイジトレイル・ゴサインクンド トレッキング 05

2016年11月29日(火)ナグタリ → シャブルベシ → トゥルーシャブル(トレッキング4日目:trekking:8時間)

ナグタリ nagthali(3,165m) → トゥマン thuman(2,338m) → シャブルベシ syabru besi(1,460m) → トゥルーシャブル thulo syabru(2,210m)

今日は、一気に1,700m下り、トリスリ川(ボテ・コシ川)とランタン川を渡り、さらに対岸を750m登る、というちょっとハードな行程です。

 

6:00 起床 室温=外気温 3°C、シュラフから出るとやはりちょっと寒いが、寒さに負けずに外へ出てみる。

上空には雲ひとつ無く、今日は申し分の無い快晴になるだろう。最高にラッキーだぞ。

ロッジの正面にはヒマラヤ連峰の大パノラマが広がる。

チベットレンジ、シシャパンマ(ゴサインタン)、ランタンⅡ、ランタンリルン、ナヤカン、そしてゴサインクンドの山々が繋がり、ロッジ裏手を振り返ると、ガネーシュヒマールの白い峰々が広がっている。

朝日はゴサインクンドの方向から登り、まずはロッジの裏手に見えるガネーシュヒマールに当たりが輝き出す。

  

その後、チベットレンジとシシャパンマにも朝日が当たりだす。3,000mから下には真っ白な雲海が一面に広がっている。

ミンさんやミランくんとともにロッジの裏にある小高い丘に登り、朝日に輝くガネーシュヒマールを堪能する。

  

 

7:10 朝食を取り、8:10 ナグタリ nagthaliを出発する。ボテ・コシの谷からは、濃い霧が沸き上がってくるが、上空は快晴だ。

ナグタリからの下りの道はランタンⅡとランタンリルンを正面にずっと見ながら、アセビやカシの樹林帯を下って行きます。正面から陽が当たっているので暑いくらいだ。半袖になる。

8:50 休憩、ここからは樹林帯をいったん抜けて高地草原地帯を下っていく。気温は11°C

9:25 気温 14.5°C、トゥマン村 thumanに入る少し上で休憩を入れた。サンサンと陽が降り注ぎ、11月も終わろうというのに暑いくらいだ。ランタンⅡ、ランタンリルンは逆光気味なので少し霞んで見えているが、チベットレンジ方向は正面から陽を浴びていてとても美しい。

道脇にはガマズミが紅葉し、赤い実をつけている。ヒマラヤゴヨウの松ぼっくりには鳥が種子を食べに集まって来ている。アセビやハゼノキ(ヤマハゼ?)も美しく紅葉している。ネパールの山には紅葉はない、と聴いていたのだが、なかなかどうして日本と同じようにきれいに紅葉しているではないか。おまけにヒマラヤザクラも美しく咲いていた。

ヒマラヤザクラは日本のヤマザクラやオオシマザクラと同じように、新葉と開花が一緒なんです。

  

9:55 トゥマン村 thumanを通過するが、村内に建っているどの家も地震による損傷が激しい。昔ながらの「くれ板葺き+石載せ」の素朴な屋根は今では見ることが出来ず、応急処置のトタン屋根ばかりが目立ちます。それさえも出来ずに放置されている家屋の姿も目に付く。

今朝、ナグタリのロッジ前から谷を挟んで対岸に見えるガトラン村 gatlang方面を双眼鏡で覗いてみたのだが、トゥマン村から対岸のブリディム村 briddhim、リンリン村 liglingなどを覗いて見ても、どの家も屋根が抜け落ちたままか、ブリキの屋根を載せている家屋がほとんどで、被害の深刻さが良く分かる。

ガトラン村 gatlangもブリディム村 briddhimも、タマンヘリテイジエリアに点在する村々の多くは、昔ながらの建物や村の佇まいが残されている貴重な歴史地区である、と紹介されていただけに非常に残念です。

 

今回、急遽トレッキングルートからブリディム村 briddhimを外したのも、そういった情報によるものですが、変な言い方ですが正解であったようです。おかげで、今日こうして快晴のヒマラヤの大パノラマを見ることが出来ているのですから、、、

   

トゥマン村 thumanからは、ブリディム村、シャブルベシ村、トゥローシャブル村を見通すことが出来ます。気温はすでに20°Cまで上がってきました。

トゥマン村を過ぎるとハンノキの樹林帯に入ります。標高を下げて行くにつれ、ヒマラヤゴヨウ(五葉)に代わって、ヒマラヤマツ(三葉)が現れてきます。

登山道(現地では生活道というのだろうけど)には、赤ん坊の頭ほどの大きさのあるヒマラヤマツの大きな松ぼっくりがいくつも落ちています。こんなのが頭の上に落ちて来たらさぞ痛いだろうなぁ、などと考えながら歩きます。

村々の段々畑の中を縫うように付けられているあぜ道をひたすら下っていきます。足元にはオオオナモミやワラビ、ハコベ、イヌタデの赤い種子などが見られるようになります。

 

11:50 トリスリ川とチリメ川の合流地点まで下って来ました。気温は24.8°Cと汗ばむほどですが、川を吹き抜ける風は気持ち良い。

途中でガイドのミンさんと今日の最終目的地について話しをする。僕としてはこのまま今日中にトゥルーシャブル村 thulo syabru(2,210m)まで上がることを提案し、ミンさんも明日からの行程を考えると、その方が良いということになり、頑張って歩こうということになった。

12:20 ランタン langtang方向へ渡る吊り橋のところにまで来た。道脇のミリタリーポストに詰めていた兵士に、対岸の村に昼食を取れるバッティがあるかどうか尋ねたのだが、「地震後、バッティは1件も無くなった」ということだったので、昼食を食べるためだけにいったんシャブルベシ村(1,460m)まで歩くことにした。

入ったバッティではダルバートを作る時間がないということなので、しょうがなく3人ともララヌードル w/エッグを注文し、早々にトゥルーシャブル村に向けて出発することにしよう。

 13:20 昼食をかき込んで、早々にシャブルベシ村 syabru besiを出る。

トリスリ川(ボテ・コシ川)に掛かる吊り橋を渡り、対岸の同じ名前のsyabru besi村(こちらは住民がみなチベット族系で、家屋や村の佇まいもチベット風だ)を通過する。前回来た時には趣きのあるとても雰囲気の良い村、という印象が強かったのだが、今回村に入って見ると村入口の仏門も完全に倒壊したまま放置されているし、村のメインロードの両側の石積みの家々もほとんどが倒壊したままで、未だに修復中という有様にとても驚かされた。

 

14:05 ランタン川のほとりで休憩を取る。また猿の一群に出会う。

前回のランタントレッキングと違い、今回はランタン川の左岸を遡って歩くことになる。対岸には前回(2011年9月)歩いた道がうっすらと見えているが、道はところどころで大きく崩落しているのが見てとれる。ランタン村方向へ向かって歩く人の姿も見えるが、道はいかにも危なげに見える。その先、地盤崩壊で村ごと埋まり、消えてしまった跡がそこかしこにあるという。悲しいことです。

  

14:35、15:05、15:40とほぼ30分間隔で休憩を入れながらランタン川左岸の斜面をひたすら登っていく。

いつしかヒマラヤマツの姿が消え、ヒマラヤゴヨウの姿が目立ち始めるころ、16:05 トゥルーシャブル村 thulo syabru(2,210m)に到着した。外気温15.5°C

  

いくつかあるロッジのうちのひとつ、チベッタン・フレンドリーゲストハウスというこじんまりしたロッジに泊まることにした。

きれいな部屋で洗面/トイレ付き、窓も大きく明るい。久しぶりに石鹸で顔や手を洗う。しかも、充電とWi-Fi が使える。

こんな山奥の村でWi-Fi が使用出来るとは正直思っても見なかったので、びっくりする。ということで、久しぶりにmailチェックとFacebookの更新をする。

泊ったロッジには我々3人しかいなかったが、村には西洋人トレッカーの団体、個人合わせて7~8人はいる感じだった。

夕食は19:00、定食のダルバートを日本茶を飲みながら食べます。

21:30に就寝、シュラフ+ホカロンで暖かく気持ち良く眠れました。


20161124〜20161205 ネパール タマンヘリテイジトレイル・ゴサインクンド トレッキング 06

2017年09月08日 | WanderVogel Nepal

20161124〜20161205 ネパール タマンヘリテイジトレイル・ゴサインクンド トレッキング 06

2016年11月30日(水)トゥルーシャブル → ラウナビナヤク(トレッキング5日目:trekking:7.5時間)

トゥルーシャブル thulo syabru(2,210m) → チャランパティ chyolangpathi(3,584m) → ラウナビナヤク laurebinayak(3,930m)

今日は、一気に1,720m登ります。

 

6:30 起床 室温は3°Cでした。

7:20 玄関テラスに出るが、それほど寒くは感じない。外気温は13.3°C、湿度63%

体調も今のところ問題なく、食事も食べられている。今朝の朝食は、フライドエッグ+チャパティ+持ってきたパックのスターバックスのコーヒー(最高に美味しかった!)

8:20 ロッジを出発、外気温は12°Cで天気は薄曇り、周りにはガマズミ(ネパール名=マラーイ)が紅葉し、赤い実をつけている。だんだん晴れてきてお日様が出てくる。しばらく、村の畑や放牧地に付けられた生活道を通りながら、徐々に高度を上げていく。

  

9:40 シェルパ コテージという1件のバッティに到着し、ここで休憩・お茶にする。

ここからはランタン方面の景色が素晴らしい!テラスの正面に白い雪をかぶったランタンⅡとランタンリルンが真正面に見える。トリスリ川(ボテ・コシ川)の渓谷の向こうには、昨日泊まったナグタリや通過してきたトゥマン村なども一望に見通せる。

10:00 シェルパ コテージを出発し、ヒマラヤゴヨウとコメツガの林の中を歩く。シャクナゲやアセビなども多く見られる。シラビソも時々現れてくる。

10:40 道沿いに建てられたチョータラで休憩、シラビソのような針葉樹が多く目立ち始める。あいかわらず中低木ではシャクナゲが多い。

  

11:00 mukharka rasuwa というバッティに到着、(2,997m) 外気温は15°C、湿度 56%、ゴサインクンド側は少し雲がかかっているが、他は快晴で陽射しも強い。ここからもランタンⅡとランタンリルンがよく見えました。

昼食はいつもと同じダルバート定食とブラックティーです。ランタンの山々を眺めながら贅沢に完食しました。

  

12:00 バッティを出発します。風もそよ風で、暖かくて快適です。ラウナビナ方面には少し雲がかかりはじめた。

13:00 チョルテン(仏塔)のある開けた場所で休憩をとる。外気温は15°C、その後もシラビソとシャクナゲの林の中を歩き続ける。

 

14:00 やっと尾根・稜線上にまで登ってきた。チャランパティchyolangpathi (3,584m)だ。温度計では14°Cだが、陽が出ると17°Cくらいになる。 少し霧が上がってきたが、風も穏やかでさほど寒くは感じない。30分ほどマサラティーを飲みながら休憩をして、稜線上のシャクナゲの林を登っていく。14:55 稜線上に作られたチョルテン(仏塔)の所でちょっと休憩を入れる。

  

15:40 ラウナビナ LAURI BINA (3,901m)に到着した。ゆっくりと登ってきたのでさして疲れも無い。

ここのロッジは今までの宿と違って、日本の山小屋の個室をさらに数段質素にした感じの個室で、当然、充電はNG、照明も最低限の明るさだ。

完全な防寒対策で寝ないと体調を崩しそうな感じの隙間風の吹込むような粗末な部屋。標高も4,000m近くにまで上がってきたので、頭も少しくらくらして来た気がするが、気のせいかな。でもこういう時は、風邪薬を飲んで、早めにシュラフに潜り込むのが良いだろう。ということで、今夜は夕食はやめにしました。

 

23:00にトイレに起きたのだが、室温は2.6°C(湿度65%)あり、それほど寒くは感じない。体調もいくらか戻ったような感じです。

このロッジ、夜になってからも、宿の人や他のトレッカーの連れて来たポーターたちが遅くまで歌を歌って騒いでいて、やかましかったなぁ。


20161124〜20161205 ネパール タマンヘリテイジトレイル・ゴサインクンド トレッキング 07

2017年09月08日 | WanderVogel Nepal

20161124〜20161205 ネパール タマンヘリテイジトレイル・ゴサインクンド トレッキング 07

2016年12月01日(木)ラウナビナヤク → ゴサインクンド往復(トレッキング6日目:trekking:7時間)

ラウナビナヤク laurebinayak(3,930m) → ゴサインクンド gosainkund(4,380m) /ラウルビナヤクパス (峠) laurebinayak pass(4,610m) 往復→ ラウルビナヤク laurebinayak(3,930m)

今日は、前回も歩いたコースですが、ラウナビナからゴサインクンドの湖と越して、ラウルビナヤクパス(峠)までを往復します。

 

6:00 に起床、歯磨きをしに外に出ると、ちょうど朝日がマナスル、ヒマルチュリ、ガネッシュヒマールに当たるところで、とても美しい光景に出会うことが出来た。

  

雲ひとつ無い快晴! 時間が経つにつれ、だんだん頂上から裾の方へと朝日が当たっていきます。

7:00(外気温 4.9°C、湿度45%)プレーンチャパティ、フライドエッグ、ブラックティーの朝食、マナスルやガネッシュヒマールを見ながらの贅沢な朝食でした。

たくさん着込んでいるので、さほど寒くはない。ここまで登って来ると、もう森林限界を越えているので、周りに木々は生えていない。

今日はゴサインクンド とラウルビナヤクパス(峠))を往復して、またここへ戻ってくるのでシュラフなどはベッドの上に出しっぱなしで出掛けることにします。

  

7:35 ロッジを出発、快晴です。周りに広がるヒマラヤの素晴らしいパノラマは前回と変わらない。ここからの景色、素晴らしいの一言です!

8:23 ロッジの直上に建てられているチョルテン(仏塔)まで登ってきたが、先の地震で仏塔は完全に跡形もなく倒壊してしまっていて、仏像が野ざらし状態になっていた。以前見た時はけっこう立派な仏塔・チョルテンが建っていたのですが、、、地震は恐ろしいです。

  

 

9:00 最初の湖が見えてくるが、前回歩いた時より水量がかなり少なく感じる。滝の勢いもぜんぜん違うなぁ。

前回(2011年)ここを歩いた時は、周りを霧で囲まれ眺望などあまりなく、幻想的な雰囲気の中をひたすら歩いたのだが、今回は打って変わって視界を遮るものはなにもない。非常にクリアで気持ちが良い。

  

9:15 長く続く道のはるか先に、ゴサインクンド湖の脇に建てられたバッティが小さく見えてきた。まもなく、2番目の湖の脇を通過する。

9:50 ゴサインクンド湖(4,380m)に到着しました。バッティでブラックティーを飲みます。陽が出てきて暖かくなってきた。

風は強くも冷たくもなく心地良いのだが、陽射し(紫外線)はかなり強烈だ。

   

10:00 ゴサインクンドのロッジ・バッティを出発し、湖の左側を時計回りにトラバースしながら正面の鞍部を越えていく。

10:55 登り道の途中で少し休憩。外気温は9°C 湿度は33% とかなり乾燥している。

11:30 乾いた岩と砂の山肌を歩いて行くと、スルジェ クンドという凍結した湖が見えて来た。

  

11:45 ラウルビナヤクパス(4,610m)に到着する。

さすがに峠だけあってヘランブーの方から強風が吹き付けてくる。腰をすえてしっかり立っていないと吹き飛ばされそうな勢いだ。

  

12:00 15分ほど感慨に耽った後、峠をあとにし、来た道を引き返すことにする。あいかわらず景色は最高で、今度はマナスルやガネッシュヒマール、ヒマルチュリの山々を正面に見ながらの帰路となる。

   

13:00 ゴサインクンドに戻って来た。行きに休憩したロッジ・バッティでまたブラックティーを飲む。

気温は8°C、湿度23%とかなり乾燥していて、標高も高い(4,600m)せいもあってか、少し喉が枯れる感じがする。

しばらく休憩し、ゴサインクンドのバッティを出発。来た道をひたすら下る。

  

14:30 ラウルビナのロッジに到着。

トマトスープとチャパティの昼食を食べるが、ここのトマトスープはどうみてもトマト入りのダルスープ?という感じで。ちょっと鼻につくしろものだった。 

15:30 持ってきたホカロンとシップ薬を全て使い切って防寒対策+体調管理を施す。胃薬と風邪薬もついでに飲んでおこう。

18:00 ミンさんが夕食のオーダーを取りに来たが、疲れも溜まっていたので夕食はやめにして、テルモスにお湯(ボイリングウォーター)だけをもらっておく。

部屋からちょっと外へ出てみると、滅多に見られぬほどの満天の星空!が見られた。明日も晴れるだろう。

今日の一日は本当に素晴らしい日であった。前回の濃霧の中の幻想的なゴサインクンドというのも神秘的で良かったが、乾き切った雲ひとつ無い荒々しい光景、というのもまた見事なものであったなぁ

今回このトレッキングを通して、まだ10組のトレッカーにもすれ違っていない感じで、かなり観光客というかトレッカーが少ないという印象をもちます。

20:00過ぎに2人の外国人トレッカーが宿に到着したが、すでにあたりは真っ暗で、月明かりすら無い漆黒の闇だというのに、かなり危険だなぁ。ひとつ間違えれば、寒さに震えながらのビバークになっていた可能性もあります。

明日の長い下りを考えて早めに就寝したのですが、夜中に頭のところで、ネズミらしき小動物が何かをカリカリ齧っている音がします。枕元近くに置いている食料や水、拾ってきた松ぼっくりなどを袋に入れて直して部屋の中央付近に吊るしておきます。ここまで来てネズミに頭を齧られたくないですからね。まったく油断の隙もありませんよ。


20161124〜20161205 ネパール タマンヘリテイジトレイル・ゴサインクンド トレッキング 08

2017年09月08日 | WanderVogel Nepal

20161124〜20161205 ネパール タマンヘリテイジトレイル・ゴサインクンド トレッキング 08

2016年12月02日(金)ラウナビナヤク → ドゥンチェ(トレッキング7日目:trekking:5時間45分)

ラウナビナヤク  laurebinayak(3,900m) → シンゴンパ shin gompa(3,350m) → ドゥンチェ dhunche(1,950m) 

今日は、ラウナビナヤクから一気に稜線上の登山道をドゥンチェへと下ります。途中、ヤクチーズの工房のあるシンゴンパで休憩します。

6:15 起床、室温0°C、湿度56%、快晴。2,500mくらいから下は雲海だが、3,000m以上は雲ひとつ無い快晴です。

歯磨きをしに外へ出るが、まだ山々には朝日は当たっていない。部屋に戻り、窓からガネーシュ山群を見張りながら荷物をパッキングをする。

6:40頃からガネーシュヒマール、マナスル、ヒマルチュリ、遠くに見えるランジュンヒマール、マチャプチャレと次々に陽が当たり始め、輝き出す。ガネーシュヒマールの右側にはチベットレンジが連なり、1番右端にランタン山群に隠れるように8,000m級のシシャパンマが顔を出している。

7:25 朝食、チャパティ+フライドエッグ+しょうが湯、食堂の窓からも山々がくっきり見えている。今日も雲ひとつ無い快晴です。

8:00 室温0°C、マチャプチャレ、アンナプルナⅢ、ランジュンヒマール、ヒマルチュリ、マナスル、チベットレンジ、ランタンⅡ、ランタンリルンと全ての山々が雲海の上にくっきりと見えています。感動的な光景です。

8:15 ラウナビナヤクのロッジを出発、歩き始めて間も無く霜の降りた低木の樹林帯に入る。シャクナゲとネズのような低木の針葉樹が多く見られる。太陽の陽射しが降り注ぎはじめた。

  

8:45 チャランパティ chyolangpathiに到着、暑くなってきたのでダウンジャケットを脱ぐ。周りはハイマツとシャクナゲの林。

9:25 休憩、道は尾根の東側に移り強い陽射しを浴びることになり、かなり暑くなってきた。朝からずっと陽を浴び続けているせいか、今日は水をよく飲む。

9:55 前回来た時に泊ったシンゴンパ (3,300m)に到着した。村にあるチベットゴンパも、幾つかある宿泊施設も、ヤクチーズファクトリーも先の地震の影響はあまり無かったようだ。ヤクチーズを280Rs分だけ買ってみたが、非常に美味しい! 

  

10:12 シンゴンパを出発。シンゴンパの村を出てしばらくは、ツガとアセビの林の中を下って行く。

昔、ミリタリーポストのあった一帯は、全ての建物が無くなり広場になっていた。地震で倒壊してしまったのだろうか?

10:45 しだいにツガに混じってヒマラヤゴヨウが見られるようになる。

  

11:15 外気温17°C、DEVRALI(2,625m) やっと1軒あったバッティでブラックティーを飲む。

この時期はトレッキングではシーズンオフにあたるようで、歩いていてもトレッカーにはほとんど会わず、従ってバッティも注文を受けてから火を起こすので、食事をするとなると非常に時間が掛かる。お茶程度ならばそうでも無いが、、、

昼食はドゥンチェ dhuncheまで下らないと無理だろうな、ということで、11:40 早々に腰を上げて歩き始める。

 

山を下るにしたがって、鳥の大群に混じってシカやサルなどが頻繁に目撃されるようになってきた。

何と言っても野鳥の鳴き声がすごく、かなり賑やかです。まさしくヒマラヤの大自然、という感じです。鳥の名前が解るようになると、もうワンステージ楽しみ方も上がって来るのだろうなぁ、としみじみ思う。

低木では、ネパール名ジャレロ(日本のミツデカエデによく似ている。対生)がきれいに紅葉していた。ガイドのミンさんによると、ジャレロの葉も牛や馬の飼料になるのだと言う。その他、サルナシやツルウメモドキ、ツルグミによく似た木なども見られ、日本の低山を歩いているかの様な気分にさせられました。

  

現地名でロクティという木が可愛らしい白い花を咲かせていた。聞いてみるとジンチョウゲの仲間なのだと言う。花の香りをかいでみると確かにジンチョウゲの香りがする。葉も花も日本にあるジンチョウゲとそっくりだ。

ロクティは樹皮を漉いてネパール和紙の材料にするのだとミンさんが話したので、そういえば以前に東京の和紙屋さんでロクティ・ロクタペーパーというネパール和紙を買ったことがあったのだが、それがこれかぁ! と妙に納得してしまった。

確かに、和紙の原料としてよく知られているミツマタ(三叉)も、ヒマラヤ原産のジンチョウゲ科の樹木なのを思い出し、ロクティが和紙の原料になるとしても納得です。

  

13:00 やっとトリスリ川に流れ込む支流の沢まで下って来た。気温13°C、日が照っていて暑い。

吊り橋を渡り、しばし休憩をいれる。辺りを眺めてみるとおなじみのイラクサやハキダメギクのほかに、ジャケツイバラも見られた。本当に日本の野山のようだ。

14:00 街道の町ドゥンチェ dhuncheに到着した。今日の行程は5時間45分でした。ふーっ、お腹減った。

ここは多少地震の被害があったようで、前回泊まったホテルを探して見たが、村の様子が少し変わっていて、見つけることは出来なかった。

町をひとりでブラブラしている間に、ガイドのミンさんにお任せして、今日の宿を決めてもらった。

  

お腹が減ってたまらないので、何はともあれ昼食にしよう。メニューには今までの山小屋には絶対に無かったチキンカレーとバナナラッシーをオーダーしてみた。チキンカレーはイマイチだったものの、バナナラッシーは美味しかった!

ドゥンチェは街道沿いに出来た村なので、外を歩いてみても見るものは特にない。

 

19:00 夕食で、チキンチャプスイとバナナラッシーを頼む。チキンチャプスイの麺はバリカタでスープは塩辛くてこれもイマイチだったなぁ。

夕食後に、ガイドのミンさんとポーターのミランくんに心付けを渡しておきます。

名残惜しい気持ちでいっぱいですが、明日はカトマンズに向けて移動です。トレッキングの最終日になります。


20161124〜20161205 ネパール タマンヘリテイジトレイル・ゴサインクンド トレッキング 09

2017年09月08日 | WanderVogel Nepal

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2016年12月03日(土)ドゥンチェ → カトマンズ(トレッキング8日目:バス移動)

ドゥンチェ dhunche(1,950m) → カトマンズ kathmandu(1,300 m)

今日は、ドゥンチェからカトマンズまで、乗合ツーリストバスで移動します。

6:15 起床、身仕度を整え、早めに荷物のパッキングを済ませる。室温14°C、湿度78%

晴れてはいるが。谷間の村なので陽が射し込むのは遅い。

6:45 朝食はバナナパンケーキとバナナラッシー、バナナパンケーキはなんだかベタベタしていてイマイチだった。どうもここの宿の料理はバナナラッシー以外どれもハズレが多かったな。

  

7:30頃に公共ローカルバスよりいくらかマシな、ツーリストバスに乗り込む。7:45 バスはいちおう出発はするのだが、満員になるまであちこちで停車しながら次々にお客を乗せていく。

8:00 行きと同じくチェックポストで停車し全員バスから降りて、荷物のチェックと外国人はTIMSなどのパーミッションのチェックを行なう。

8:30 ようやくバスは順調に走り出したかに見えたのだが、しばらくして運転席前からいきなり大量の煙が立ち上りバスの車内に充満する。

乗客はみな我先にとバスから飛び降りていく。いやぁ~、みんな素早かったなぁ。

  

原因はただのオーバーヒートらしく、ラジエーターがおかしくなったのか、随時水を補充しながら結局カトマンズまで修理もせずにだましだまし走りきってしまった。

11:00 途中の村で停車し昼食タイムです。当然、僕はダルバートです。急いで掻き込みますが、どうしてもネパール人の早さにはとてもとてもかないません。

行きと同様にせわしなく昼食を終えて、11:30 バスは出発する。

  

13:10 ドライブインのようなところでトイレ休憩を挟む。バスやトラックの爆走するこの道はなにしろ埃っぽい! 加えて、すれ違うのも一苦労だ。バスやトラック同士の追い抜き追い越しもすさまじいものがある。

14:45 カトマンズのバス停に到着した。ここからタクシーでカトマンズエコホテルに向かう。山から降りて来るとなんだか、カトマンズの埃っぽい街でもすごい大都会に感じられてしまう。

 14:55 タメルにあるカトマンズエコホテルに到着、お疲れ様でした。ということで、ガイドのミンさんとポーターのミランくんとホテルのラウンジでお茶を飲む。

ホテルの部屋にはダブルベッドとシングルベッドが置かれていて部屋自体はけっこう広い。バスもトイレもきれいで、熱いお湯だってふんだんに出る。ということで、8日ぶりに身体と髪を洗う。ふ~、生き返ったようだ。

  

カトマンズでは、どこのホテルも電気には困らない。室内やラウンジ・レストランなどはfree Wi-Fiなので、net環境も問題ない。

髪を洗って一息ついたところで、日本から持って来た最後のスターバックスコーヒーを入れて飲む。都会に帰って来た感があるなぁ。

陽が落ちるころ、外へ出かけてタメルにある美味しいハンバーガー屋でまたしてもチーズバーガー(160Rp)をテイクアウト。ハンバーガーを食べながら、タメル地域からダルバール広場周辺をブラブラと散策する。

  

2015年の地震の爪痕はカトマンズの裏通りではまだまだ普通の風景として手付かずであちこちに残されている。

完全復旧するまではまだ年月が掛かるだろう。こうした文化財級の建物群は、世界遺産に認定されていることもあるし、安易に耐震設計で造り直すというわけにもいかないのだろうな。なかなか難しい問題だ。

  

ネパールルピーの残りは130Rs、¥5,000分を両替したのだが、山ではこれといって使い道もなく、唯一使ったのはチーズファクトリーでちょこっと買い物をした程度で、大半の4,000Rpをポーターのミランくんへの心付けに使ってしまい、残りはこれだけということになる。まあ、現地通貨の使い方としては申し分なしだな。明日もこれと言って使うことも無いしね。

散策を終えて部屋に戻り、日記の整理やメールのチェック、Facebook更新などをして過ごす。なかなか忙しい10日間であった。(まだ終わってはいないけど、、、)

22:00 就寝


20161124〜20161205 ネパール タマンヘリテイジトレイル・ゴサインクンド トレッキング 10

2017年09月08日 | WanderVogel Nepal

20161124〜20161205 ネパール タマンヘリテイジトレイル・ゴサインクンド トレッキング 10

2016年12月04日(日)カトマンズ → バンコク(経由) → 東京/成田(移動)

カトマンズ(トリブヴァン国際空港) 搭乗 13:30、離陸 14:20、バンコク経由

7:30 起床、荷物などパッキングし出発の準備をする。

8:30 1階のレストランで朝食、バイキング形式だが、アメリカンブレックファーストでした。

9:15~10:30 迎えの車が来るまでkathmandu市内を散策して歩く。時間ギリギリまで出歩いていたので、少し焦ってホテルに戻る。

ホテルに戻るとヒマラヤンアクティビティーズの春日山さんが尋ねて来てくれていて、いろいろとお話しをし、今回の手配のお礼を申し上げた。そのうちにガイドのミンさんも来てくれたので改めてお礼を言う。 

送迎の車が交通渋滞に捕まったらしくて来るのが遅れ、結局10:50に乗車してホテルを出発。

時間的にはまだ少し余裕があるので安心はしていたのだが、車に乗ってからもカトマンズ市内のものすごい渋滞に捕まり一歩も進めず、更に焦ることになる。

うまく走り出したとたんに乗っていた車がバイクに側面から衝突、警察の事故処理に時間がかかり、なお焦る。

こちらの車は自走出来る状態なので、そのまま空港まで走ってもらう。焦る焦る。

 

11:35 カトマンズ/トリブヴァン国際空港の国際線口に到着。着いてからもバタバタしたが、出発便チェックインBという入口からやっと空港施設内に入ることが出来た。ここではなぜだかいつも行列が出来ていてなかなか進まず、アセることになる。時間にはさらに余裕を持たせないと安心出来ないな。

空港施設のセキュリティーチェック、タイインターのチェックイン、イミグレーションでの出国チェック、とアセりながらもバタバタと手続きを終わらせ、12:00 無事に出国手続きが完了した。

  

カトマンズ/トリブヴァン国際空港でのタイインターTG320便の出発時間がタイムスケジュールでは13:55だったはずが、なんと13:30に早まっていたのにも焦らされた。早めに出たつもりが、事故と出発時間の変更で二度びっくりです。

130Rs余った現地通貨で、100Rsのスナック菓子を買う。ということで、最終的には残り30Rs(¥30)となりました。

12:25 ボディーチェックを終わらせ、出国ラウンジの中に入り、やっと一安心です。

13:30 最終の待合室まで進みました。13:55やっと搭乗することが出来たので、結局は元のタイムスケジュールの通りになってしまった。

毎度のことながら、カトマンズ空港で機上の人となるまではなかなか大変です。乗ってしまえばいつもの快適なタイインターなのですが、それまでがなかなか不安なものです。前回はカウンターでチェックイン中にコンピュータトラブルで数時間待たされたこともあるし、最後まで気が抜けません。

指定された51D(中央席左端) の席についたあと、アテンダントに頼まれるままに子供連れ家族と席をいくつか変わるうち、避難口の3人席を1人で使うことになり、あちこち引きずり回されたが結果的には広くてラッキーでした。正面には美人スチュワーデスも座っている。

14:20 テイクオフ、うまい具合に窓からヒマラヤ山脈を見渡せました。しばらく見納めかもしれないが、次回はクーンブ山域を歩こう。

今回、あえて禁酒するつもりも無かったのだが、結局的に出発から11日間 禁酒していたことになる。機内でHeinekenをオーダーした。

久しぶりのビールはとても美味しかった! 機内食はチキンカレー+ご飯と赤ワインでした。チキンカレーは山で食べたものより数段美味しく感じられたなぁ。

18:40(ローカルタイム) バンコク/スワンナブーム国際空港に到着

空港に到着後、トランジットのためのセキュリティーチェックを終わらせ、iPhoneの充電とfree Wi-Fiでmailチェックなどをして過ごす。

最近は何処でもfree Wi-Fiが利用出来るので、まったく距離感を感じさせない。良いのか悪いのか分からんが、、仕事などの段取りを戻る前につけられるのは大いに助かる。

 

20:05 タイインターTG640 チェックイン

22:10 機内に入る。窓側の席だが、翼の真上。バンコク ~ 東京/成田までの飛行時間=5時間

22:55(ローカルタイム)  バンコク/スワンナブーム国際空港 テイクオフ

 

2016年12月05日(月)バンコク(経由) → 東京/成田(移動)

12月05日(月)06:15(ローカルタイム) ほぼ定刻通りに、東京/成田国際空港に到着:JRと京急線を乗り継いで、お昼前に自宅着

 

おまけ:YouTube

2016 nepal Kathmandu Tamel:https://www.youtube.com/watch?v=vz5_6bXGVp8

2016 nepal trekking 植物編:https://www.youtube.com/edit?o=U&video_id=IBmIwYMmI_A

2016 nepal laurebinayak passへの道:https://www.youtube.com/watch?v=ONu-A5NQ9xE