はやてこまちのブログ 2nd

東北復興と愛車のカムリハイブリッド(AVV50)や車、鉄道、日本酒、ネコも登場します。

行くぜ、東北夏祭り編②青森特産品と廃止ローカル線を訪ねて

2012-08-08 23:56:23 | いくぜ東北!

盛岡から次の祭り目的地、青森へ移動します。

あっ、足が痛い・・・、昨夜の「さんさ踊り」でひざの裏から太ももにかけての筋が痛く、足が曲らない、靴下が履けない・・日頃の運動不足の影響が出てしまった様です。

8/3は次の祭りの目的地、青森へ向かいます。盛岡から青森へは東北自動車道で一気に駆け抜けるルートが早いのですが、ホテルのチェックインまで時間もあり、ゆっくりと風景を眺めながら一般道をドライブしよう、と国道4号線を北上するルートを選択しました。また、経路途中にある2箇所に寄り道する目的もありました。

 

はやこま号、今日も快調 燃料計の針はまだ半分もいってません。

寄り道先①「道の駅とわだ」


「道の駅とわだ」は青森県十和田市にあります。道の駅に併設している直売所で青森特産の農産物を購入しました。それが、こちら青森県産の「にんにく」です。

 昨年もこの直売所で「にんにく」を一袋購入しましたが、あまりの美味しさに、アッと言う間に食べてしまいましたので今年は2袋購入。自宅近所のスーパーで青森県産は1個¥300円位で売っています。それに対し外国産は3個で¥100円程度で安い、でもやはり国産ですよね。

こちらの直売所では粒の大きさにもよりますが青森県産のブランド品が一袋¥1000~¥1500位、たくさん入ってとてもお得です。
レンジで軽くチンしてからフライパンでそのまま焼くも良し、パスタや肉野菜炒め等に加えると最高に美味しいです、「青森産にんにくパワー」で猛暑を乗り切りたいと思います

 

同時に購入した「りんごサイダー」もさっぱり味で美味しく頂きました。


 
 

寄り道先② 旧南部縦貫鉄道七戸駅


 南部縦貫鉄道は、ここ七戸駅とJR東北本線(現在は新幹線開業で「青い森鉄道」に移管)野辺地駅を結んでいたローカル私鉄で、平成9年全線休止、平成14年廃止になりました。七戸駅では、かつてこの路線を走行していたレールバスが保存されており、見学のため立ち寄りました。駅舎に入ると係の人が車両を保存している車庫に案内してくれました。

 

●保存車両「キハ104」

旧国鉄から(国鉄時代の車号はキハ10-45)購入した車両で主に通勤・通学輸送に活躍。

動態保存車だが調子が悪いので修理中とのこと、旧国鉄も含め同形式でエンジンがかかる車両は大変貴重になっているそうです。

 

●レールバス キハ10 102号(動態保存車)

レールバスは製造コストを抑えるためにバス車体の構造部品が多用されています。

この車両最大の特徴は変速装置が機械式4段マニュアルでクラッチと変速レバーを備えています、いわゆる4速マニュアル車です。この方式で動態保存状態で動かす事ができる車両は大変希少なものだそうです。


 

102号の運転席(ステップより窓越しに許可を得て撮影)

運転台の下には足を入れるスペースがあり、クラッチと警笛のペダルがあります。

運転席右側にはシフトレバーがあるのですが、取り外している様です。運転台の上、右手側の直立したレバーがアクセルに相当するマスコンレバー、右手側がブレーキ弁です(ハンドルは外してあります)

 

102号の客室内(ステップより窓越しに許可を得て撮影)

一昔前の路線バスの車内にそっくりです。

 

 

 ●キハ10 101号 こちらも動態保存車です。

 

 

 キハ10の足回り

 鉄道旅客車両の台車は2軸4輪でサスペンションはコイルバネや空気バネ(いわゆるエアサス)が一般的です。キハ10は1軸2輪で、バネは長さの違う鉄板を数枚重ねた板バネが使用されているのが特徴で、これは小型の貨物車等で採用の方式なので乗りごこちはイマ一つだそうです。

 

 

 この車両以外にも除雪車やディーゼル機関車も保存されています。

 

 ●ありし日の時刻表

 平成8年3月30日の日付があります。

 

 全線休止になった平成9年5月で止まったままのカレンダー。

 

  

 ●警戒板 

 「暴風雪」「雪崩」「大雪」の文字がこの地の雪深さを象徴しています。当時は晴れの日も、もち

 ろん雪の日も走り続けていたのでしょう。

 

 保存車両は既に南部縦貫株式会社(現在の社名)の手を離れ、11名の有志による「南部縦貫レールバス愛好会」の所有となっています。会員は約2週間毎に数名が集まり維持・保存の活動を続けているそうです。車両整備や維持・保存に必要な経費に加え、会合のためこの地に集まるための交通費は会員の自費及びグッズ・体験乗車証の売上げ収入で全てまかなっていると説明を受けました、寄付金は受け取らない方針とのことです。修理が必要な車両部品についても既に図面は存在せず、現物から図面を起こし近隣の工場に製作をお願いして、なんとか確保しているそうです。

同じ鉄道ファンとして(と言うのはおこがましいのですが)、その努力には頭が下がる思いと、この鉄道に対する深い愛情を感じました。

毎年5月のGWに、七戸駅構内の線路をレールバスの体験乗車ができるイベントが行われていますので、是非来年訪れてみようと思っています。

 

 見学が終わり、青森へ向かいまーす、次はいよいよ祭りです。


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

makotomma [2012年8月9日 8:26]
懐かしいですね「レールバス」。

私自身は乗ったことは無いのですが、子供の頃に鉄道模型に興味を持ち始め、いろいろ興味を引かれた車両の一つです。今ではありえない“イタバネ”サス、まんまバスを思わせる扉など、興味深々です。
はやこまさん、ナイスな写真ありがとうございます!
settai [2012年8月9日 11:45]
青森まで来られたのですね。
南部縦貫鉄道、早いもので廃線になってから10数年経ったのですか。
ところで8/3に十和田通過でしたら、是非八戸のお祭りも見て頂きたかったです。
手前味噌で申し訳ありませんが、八戸のお祭りは自称日本一の山車祭りと言う事で宣伝しております。
下のリンクにあるような山車が20数台参加します。
http://www.city.hachinohe.aomori.jp/kanko/festival/sansya/
ねぶたのような迫力は有りませんが山車は豪華絢爛だと思います。
はやてこまち [2012年8月9日 12:36]
makotommaさん、こんにちは。
レールバスの意味はバスみたいな大きさや形状なので「レールバス」と思っていましたが、バスの部品を多用しているとは思いませんでした。しかも自動車でも少なくなったクラッチ付きマニュアル車、大事に保存し続けて欲しいです。
はやてこまち [2012年8月9日 12:44]
settaiさん、こんにちは。
八戸三社大祭のことは存じていましたが、今回はどうしても南部の車両見学をしたいこと、せっかく大祭を見るならばゆっくりと見たい、と思い断念しました。来年時間を取ってゆっくり拝見したいと思います。


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