八幡平は雪が解けて春を迎えてから夏まであっという間。
その湿原には春から夏にかけて
たくさんの高山植物で賑わいます。
おやじギャグ連発!?
面白くてタメになる解説で、楽しい湿原散歩をします。
この時期、八幡平は晩夏を迎えます。
標高が高いので、八幡平のどこよりも先に短い夏を終えます。
案内人は、
(公財)日本自然保護協会 自然観察指導員 松田 忠昭さんです。
今回は、5名の皆様にお集まり頂きました。
視界が良く、鳥海山も見えました\(^o^)/
「あれが私の鳥海山!?」と参加者の嬉しそうな声も聞こえました!
ミヤマコウゾリナ
この花にあるごわごわとした剛毛から、髪剃菜(コウゾリナ)と名付けられました。
本日も絶好調(●^o^●)
最初から、松田さんのギャクが炸裂します(笑)
ミヤマセンキュウ
同じような仲間(イブリゼリモドキやハクサンボウフウ)との見分け方を教えてくれました。
花や葉で見分けるのは難しいので、
花の下にある小総苞片があるかないかで見分けるそうです!なるほど!
ミヤマトウバナ
花の付き方が、まるで五重塔のように見えることから名づけられました。
ノリウツギ
花のように見えるのは飾り花。
受粉が終わると、役目が終わったとばかりに裏返ります。
ここで、松田さんの美声が響き渡ります。
「♪からまつ林遠い道 雲のゆくえを見つめている サビタの花よ白い花・・・」
(詩大倉芳郎・曲原六郎・歌伊藤久男)
分かる人には分かる…(^O^)
参加者の数名からは「あぁ~!」と声が。
同行スタッフは頭に???が浮かびました。
松田さんの若かりし頃の歌謡曲だそうです!
ヤマハハコ
ウゴアザミ
マルハナバチが一生懸命ミツをとっていました。かわいいです。
ベニバナイチゴの実
たわわに実っていました。
鏡沼
9月下旬、風がやんだ時、水面に紅葉が鏡のように映り込みます。
とっても美しいですよ!是非皆様に見て頂きたいです(*^_^*)
心なしか、黄色く色付き始めているような…。
シロバナトウウチソウ
ほとんど花が付いていませんでした。
上から咲くのはシロバナトウウチソウ、下から咲くのはタカネトウウチソウ。
タカネトウウチソウはここら辺では咲きません。
アカバナ
笹薮際にひっそりと咲いていました。
赤い花だからアカバナでは無く、秋に葉が赤く紅葉することから名づけられました。
ゴマナ
八幡平山頂到着\(^o^)/
昨年の秋に新しくなった展望台からの眺めです。
展望台からすぐ近くのオオシラビソについていた松ぼっくりがなくなっていました…。
ホシガラスが持っていったのかな?
行く度に成長を楽しみにしていたのでちょっと残念(>_<)
ウラジロナナカマド
タカネナナカマド
鮮やかな赤い実が目立ちます。
ウメバチソウ
八幡平山頂展望台からガマ沼までの湿原を賑わせていました。
八幡沼展望台到着\(^o^)/
八幡沼湿原の草紅葉が色づき始めているのが分かります。
アオモリアザミのアルビノ発見!
いやぁ~綺麗です。見惚れてしまいました(*^^)♡
八幡沼湿原へ\(^o^)/
すっかり秋景色です。
エゾオヤマリンドウ
一輪だけ、顔を見せてくれていました!
ウメバチソウやシラネニンジンの白い花に、
イワショウブのピンクの実が彩りを添えていました。
登山道沿いには、エゾオヤマリンドウが咲き乱れていました。
イワイチョウの葉の紅葉した黄色が、
エゾオヤマリンドウの紫色を際立てています!
サワギキョウ
みくり沼を通って通称「キスゲ通り」へ。
こちらの湿原では、
エゾオヤマリンドウがモリモリと咲いていました!
湿原がうっすらと黄金色に色づいています。
8月下旬、冷え込みが続きました。
今年の紅葉は例年より早いかもしれませんね。
見返り峠付近。
出発した時は雲の中だった岩手山が顔を出していました。
ウゼントリカブト
山形県と秋田県に分布。
オクトリカブトよりは毒が少ないようですが、危険なので注意して下さい。
八幡平パークサービスセンターに戻ってきました\(^o^)/
簡単に閉会式をし、解散です。
松田さんは分かりやすい解説だけではなく、
ギャグや歌謡曲などを盛り込んだりして、
すごく覚えやすいし、タメになるなぁといつも思います。
本人は大変だと言いながらも、笑い飛ばしています(笑)
今回の参加者の皆様も大変楽しかったようで、
「こんな楽しい山歩きは初めてだ!」という声もありました。
今年度の「八幡平花紀行~おもしろ湿原散歩~」はこれにて終了となります。
来年度も是非やりたいと思っておりますので、お楽しみに(*^_^*)
(なら)
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