八幡平の自然 ~アスピーテ日誌~

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6/23 ふれあい登山「満開のイワカガミ群落!焼山縦走」トレッキング開催しました。

2018-06-25 13:24:58 | 道路情報

もともとは”清掃登山”として始まったイベントですが、名称は変わっても参加者の皆さんには軍手とゴミ袋が渡され、イワカガミを見ながらゴミ拾いもしていただこう。という欲張りイベントです。

八幡平を美しくする会の支部長からは、「八幡平はいい風が吹いています」との挨拶がありました。

準備体操をして、いざ出発!

ただし、後生掛温泉さんは改修工事のため、温泉手前の登山口からベコ谷地に向かいます。

澄川にかかる丸太橋を渡って。

ベコ谷地はワタスゲ(穂)とタテヤマリンドウが見頃。

後方に見えるのは八幡平。

澄川分岐を過ぎたあたりで見る事が出来る「オチクラミズバショウ」に今年も逢えました。

 そして、目的のイワカガミ群落の焼山がようやく見えてきました。

と、その前に、お湯の温度は?

温度計持参の方がただ今の湯温は41度と教えてくれました。適温じゃないですか。

お湯の流れる湯ノ沢。渡ったり、越えたりしながら。

絶景天然露天風呂、貸し切り、打たせ湯付。入浴料はいくら?

ここで、ひとっ風呂浴びたいと皆さんの目が訴えている気がします。

休憩がてら、記念の写真をパチリ。

これから後ろの急坂を登るのね、とは誰も口にしません。

まずはミネズオウのお迎え。

イソツツジも丁度。

などの花を眺めながら、本日最大の急坂、湯ノ沢の登り。あえぎながらも、思いは同じ。

立ち止まって景色を眺め、フーフー言いながらも、「振り返って後ろの人達を眺めると、多少の優越感を味わう事が出来ま~す」と声がかかると、仕方なく笑ってくれる皆さんです。

喘ぎながらも、あれを眺めて、これを眺めて。

急坂に喘いでいるうちは目線は下を向いていますが、登り切った途端、苦しさから解き放たれ、背筋がピンと伸び、笑顔があふれます。

肉眼でとらえたイワヒゲを望遠で捉えました。

鬼の伝説のある”鬼ヶ城”のイワカガミ。これを見るために頑張って来たのです。と・・・

 見頃は?と聞かれて、早生が終盤で今は中生が見頃と皆さんにはお伝えしていましたが、晩生はこれから咲き始めます。

焼山のイワカガミの今が最高!ここでも、”今日が一番”更新中!です。

誰もが頑張った甲斐があったと思えるひと時。

支部長の挨拶のとおり、一汗かいた名残り峠にはいい風が吹いていました。

笑顔をお願いした訳ではありませんが、自然と本日一番の顔になってしまいます。

分岐で皆さんが休憩している間、ピークハンターの皆さんは焼山山頂(標高1366,2m)の三角点を踏みました。

目指す温泉、玉川が眼下に見えてきました。

オオシラビソの緑とダケカンバとブナの緑がどこまでも続いています。

やがて行程は長い下りに。そして、ゴールが近くなった水場の休憩ポイントで発見。

カメラが狙っているのは、

ブナの新芽でした。

ただし、殻斗付です。種のカラ付のものは見かけていましたが、殻斗を被った姿はとても珍しいと思います。殻斗の中には種が二個ありますが、殻斗から外れなかったために中の二個の種から出た根が二本、地面に届いて、今、双葉を展開しようとしたらヘルメットが邪魔!という様子でしょうか。見る方によっての色々な説明、それがまた面白い!

イワカガミは今日が最高を更新中!。満足感の笑顔と安堵の笑顔が多少の疲労感をにじませて、ぞろぞろと玉川温泉に到着しました。

お疲れ様でした。

   あべ

 

 

 


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