京都、宇治に行くのは久しぶりです。
宇治に行くなら”宇治茶カフェ”に行きたい。
以前”挽茶とお茶席体験”をしたことのある
中村藤吉本店の喫茶室に行ってみました。
ここの喫茶室に入るのは初めてです。
外国からの旅行者で混雑しているので
ショップでお土産を買うことはあっても
いつも喫茶室のほうは敬遠していました。
「何が彼らを惹きつけるのだろうか…?」
では今回…、一度行ってみましょうか。
到着したのは、開店した10分後でした。
この日もインバウンドでいっぱいです。
なんと…! 「30組待ちです…!」
あらかじめ待つのは覚悟していたけど、
”30組待ち”というのは初めてのことです。
時間にして90分待ちぐらいになるかな~。
ショップの受付機で受付を済ませました。
席が空いたら、受付番号が呼ばれます。
随分長い間、待つことになりそうです。
では、ショップでお茶やスイーツなどの
お土産品を見たり、宇治茶の試飲をしたり、
喫茶室のメニューを見たり、建物の前に
広がるお庭を見たりして、過ごすことに…。
まずショップでお土産品を見ましょう。
ショップのディスプレイが、カワイイ…!
お店の中が華やぐ感じで素敵でした。
そして宇治茶の試飲コーナーへ。
外国からの旅行者で混雑していました。
いろいろな国の言葉が聞こえてきます。
「玉露、お願いします。」 日本語で
注文したのは、私たちだけだった…。
玉露を試飲してみました。試飲なので、
ほんの少量です。ほのかな甘みがあって
いい感じです。思わず「おかわり~!」
と言いたくなる程のおいしさでした。
中村藤吉本店は江戸時代から続くお店。
建物も江戸時代後期からの、歴史ある
建物です。”挽茶体験”の時は、お座敷や
茶室など非公開部分の見学もできました。
この写真は、”挽茶体験”の時の入口でした。
ここから先は非公開ゾーンになっています。
喫茶室は、明治、大正時代の製茶工場を
リノベーションしたものだそうです。
建物の前に広がる中庭の松が見事でした。
みんな、お庭を眺めながら席の空くのを
待っていました。では、待っている間に
喫茶室のメニューを見てみましょう。
中村藤吉本店の人気スイーツと言えば、
なんといっても”生茶ゼリイ”でしょうか。
せっかく本店に来たのなら、これより
本店限定メニューの”まるとパフェ”も
いいかな~、と思っていましたが…。
メニューの中に、”京白味噌の鶏茶蕎麦”を
発見…!生茶ゼリイとのセットもある…。
これにしましょう。みんなも同意見でした。
受付をしてから60分以上待ったころ、
店内に案内されました。注文します。
まず、ウェルカムティーが来ました。
ティーポットと急須、そして小ぶりの
お茶碗に、玉露のティーバックです。
「ティーバックでこんなにおいしいお茶が
飲めるとは感激…!」さすが老舗ですね。
”ティーバッグを急須に入れて”
”2,3分待ってから”よく振って
”小ぶりのお茶碗に注ぐ”のが
おいしさのポイントでしょうか…?
いや、そもそもお茶のクオリティが高い…?
やっと”京白味噌の鶏茶蕎麦”が来ました。
”出汁の旨味と白味噌の甘味の二重奏”
とメニューにありましたが、私にとって
今まで味わったことのない新鮮な味…。
ほんのり甘く濃厚なだし汁がいい感じ。
チキンの西京漬けは、大きくカットされ、
存在感充分です。柚子が京都らしいです。
菜っ葉のように見えるのは手摘みのお茶。
写真では茶蕎麦が隠れちゃっています。
最後にデザートの”生茶ゼリイ”をいただきます。
濃厚な味の”京白味噌の鶏茶蕎麦”の後、案外
さっぱりした感じでよくマッチしていました。
入店まで60分、お料理提供まで90分…、
じっくり待っただけのことがありました。
これだけの人気の秘密がわかったような…。
この後、”光る君へ宇治”大河ドラマ館へ…。
ま、大河ドラマ館といえば、だいたい
パターンが決まっているようですね。
まず館内に入って、大河ドラマ主人公の
”ウェルカムVTR”を見るのがコースです。
館内は、ドラマのテーマ音楽が流れ、
登場人物やドラマの内容が紹介され、
撮影に使った衣装などが展示される。
みんなそんな感じなのですが、よく見ると
宇治なら宇治で、地元ならではの展示も…。
ここは宇治に関して詳しい展示があります。
また面白いものも発見できたりします。
私が発見した”面白いもの”はこれです。
登場する俳優さんの直筆のサインですが、
落書きのようなイラストがいい感じです。
この後、”源氏物語ミュージアム”にも
行きました。またの機会にご紹介します。