またまた、修理ものです。CD電蓄と自分はよんでいる。
このモデルは、自分でも持っている。
プラスチック製のターンテーブルでレコード再生イコライザはなさそう。
ピックアップは、MMとかではなさそうだ。
カセットもついている。
レコードやカセットは、何が起きるか怖くて使えない。・・と思う。
ラジオは、感度がいい。使える。
CDはそれなり。自分のものは、ときどき調子が悪くて、うまくたたくと動作する。
ラジオとCDは、普通といえば普通だが、全体として品質が悪い印象はぬぐえない。
これと同じものを、修理することになった。・・なってしまった。
修理開始 1月4日8だったと思う。
把握した症状
1 CD再生と取り出しができないときがある。
2 カセットが再生できない。
カセットメカニズムの耐久性が極めて低い。
切れたテープの取り出し。テープ片が落ちていた。
キャプスタンに、切れたテープが巻きついていた。
カセットテープを回す軸が曲がっていた。
なんと、手でちょっと触ると金属製の軸が曲がってしまう。
なんという、品質だ。驚き。
3 内部部品の不良と劣化
ケミコンの経年変化、ビニールが縮んでしまっているもの多数。
電源のケミコンは、駅漏れ。
内部の様子
裏側から見た様子
機器の状態
ホコリ少々 においもする。
真空管式の電蓄と同じような臭いだ。ホコリをとり、消臭剤を吹く。
電解コンデンサ 破裂
CDピックアップレンズ汚れ
カセットゴムベルトが切れている
CDドライブの中に切れたベルトが落ちていました。
やったこと
分解して清掃
寒い中、洗剤で水洗い。
3Dプリンタで打ち出したくなるようなスイッチのカバー。
木製のキャビネットは、仕上げが雑で表面がざらざらな部分はホコリがうまく取れません。
カセットベルト新規製作
めちゃくちゃ集中したので意外とうまくいきました。
ケミコン交換
数多くのケミコンを交換しました。
手持ちのケミコンが不良で、それに気がつくまでにずいぶん時間がかかりました。
故障の原因
安定化のためのトランジスタの熱がその近くの平滑用のケミコンに集中して液漏れしたのではないかと考えた。
カセットテープメカ精度、強度不足。ゴムベルトに負担がかかり、切れる。
CDメカに、切れたベルトが入り込んだ。
CDピックアップレンズの汚れ
タクトスイッチの接触不良。
チューニングというか、改良したこと。
電源のトランジスタの放熱板拡大 さんま缶のふたを切って使いました。
電線細いものを太いものに変更
吸音材
内部の板を補強 10mmほどの板を貼り付ける。
スピーカーフレーム振動防止ゴム張り
電源のケミコン増量 3300μFを6600μFにした。
使うときの注意
カセットは、再生時にテープの軸が回転していることを確かめること
回転しなくても、音楽の再生はできますがテープを巻き込みます。
カセットは、修理済みですが基本品質が低く巻き込みの可能性が大きい。
カセットは、使わないことが望ましい。
気づき というか 感想
これは、いい経験になった。自分では修理する対象と思っていなかったモデルだ。
なぜなら、あまりにも質が悪い。部品の取り付けも不揃い。
しかし、背水の陣でとりかかってみた。
すると、次第に愛着がわいてきてしまった。
しかし
カセットメカの動作の検証。
ゴムベルトの新規作成。
ラジオ部は今では、珍しいバーアンテナ。細いリッツ線が、生えてきているので切らないように緊張した。
ポリバリコン。
IFT、東光かミツミだったか黄色いセラミックフィルタ。
磁石で押さえつけるタイプの、CDメカニズム。
仮組みでは、電線の干渉などがあり再生しないことがあった。
メカのむき出し具合が、日本製と違い大雑把だ。
安定化電源を、3端子レギュレータでなく、ディスクリートに組んでいる?
青いガラス製のダイオード。シリコンダイオードと特定した。青いのは中国製か?
トランジスタ類は、なぜか日本製だった。
ボリュームを左に回しきると電源OFF、右で電源ON。
昔の真空管の電蓄やラジオを、半導体に置き換えCDやカセットをつけたような。
昭和の昔組み立てたプラモデルにしたあったようなあやしいメッキ。
パイロットランプは、さすがに発光ダイオードだがすべて赤色。
ほかの色にあやうく交換したい誘惑にかられたが、このよさをなくしてはいけない。
要するに、アマチュアが自分で手作りで仕上げるような製品を量産し、昭和の昔に高級な部品を使って
組み上げたのではないかと思う。
会ったことはないが、質の悪い環境で、レコード、カセット、CD、ラジオとてんこ盛りの一見すごい製品を作るべくよくがんばったと肩をたたいてほめてあげたいような気になった。
このエンジニア魂は、「すごい」と感心した。
これがわかるためには、かなりのレベルでこの機器に取り組んで、気持ちを入れ込むと、たぶんこんな気持ちで設計して
ラインで量産できるように苦労したのだとわかる。
それにしても、1月4日から1月18日まで、連休や休日のほとんどを費やした戦い(修理)は終わった。
いままでで一番、精神的にきつかった。
何度もくじけそうになった。
あせらずに、時間をかけて取り組んだのがよかったのだろう。
あまりにエネルギーを注いだためか、ブログの更新がかなり遅れた。
もう二度と、修理はしたくないと思うのだが・・・。
また、次の修理に手が伸びてしまう・・・・
やっぱり、いくつになってもラジオ工作関係が好きなんだろう。
このモデルは、自分でも持っている。
プラスチック製のターンテーブルでレコード再生イコライザはなさそう。
ピックアップは、MMとかではなさそうだ。
カセットもついている。
レコードやカセットは、何が起きるか怖くて使えない。・・と思う。
ラジオは、感度がいい。使える。
CDはそれなり。自分のものは、ときどき調子が悪くて、うまくたたくと動作する。
ラジオとCDは、普通といえば普通だが、全体として品質が悪い印象はぬぐえない。
これと同じものを、修理することになった。・・なってしまった。
修理開始 1月4日8だったと思う。
把握した症状
1 CD再生と取り出しができないときがある。
2 カセットが再生できない。
カセットメカニズムの耐久性が極めて低い。
切れたテープの取り出し。テープ片が落ちていた。
キャプスタンに、切れたテープが巻きついていた。
カセットテープを回す軸が曲がっていた。
なんと、手でちょっと触ると金属製の軸が曲がってしまう。
なんという、品質だ。驚き。
3 内部部品の不良と劣化
ケミコンの経年変化、ビニールが縮んでしまっているもの多数。
電源のケミコンは、駅漏れ。
内部の様子
裏側から見た様子
機器の状態
ホコリ少々 においもする。
真空管式の電蓄と同じような臭いだ。ホコリをとり、消臭剤を吹く。
電解コンデンサ 破裂
CDピックアップレンズ汚れ
カセットゴムベルトが切れている
CDドライブの中に切れたベルトが落ちていました。
やったこと
分解して清掃
寒い中、洗剤で水洗い。
3Dプリンタで打ち出したくなるようなスイッチのカバー。
木製のキャビネットは、仕上げが雑で表面がざらざらな部分はホコリがうまく取れません。
カセットベルト新規製作
めちゃくちゃ集中したので意外とうまくいきました。
ケミコン交換
数多くのケミコンを交換しました。
手持ちのケミコンが不良で、それに気がつくまでにずいぶん時間がかかりました。
故障の原因
安定化のためのトランジスタの熱がその近くの平滑用のケミコンに集中して液漏れしたのではないかと考えた。
カセットテープメカ精度、強度不足。ゴムベルトに負担がかかり、切れる。
CDメカに、切れたベルトが入り込んだ。
CDピックアップレンズの汚れ
タクトスイッチの接触不良。
チューニングというか、改良したこと。
電源のトランジスタの放熱板拡大 さんま缶のふたを切って使いました。
電線細いものを太いものに変更
吸音材
内部の板を補強 10mmほどの板を貼り付ける。
スピーカーフレーム振動防止ゴム張り
電源のケミコン増量 3300μFを6600μFにした。
使うときの注意
カセットは、再生時にテープの軸が回転していることを確かめること
回転しなくても、音楽の再生はできますがテープを巻き込みます。
カセットは、修理済みですが基本品質が低く巻き込みの可能性が大きい。
カセットは、使わないことが望ましい。
気づき というか 感想
これは、いい経験になった。自分では修理する対象と思っていなかったモデルだ。
なぜなら、あまりにも質が悪い。部品の取り付けも不揃い。
しかし、背水の陣でとりかかってみた。
すると、次第に愛着がわいてきてしまった。
しかし
カセットメカの動作の検証。
ゴムベルトの新規作成。
ラジオ部は今では、珍しいバーアンテナ。細いリッツ線が、生えてきているので切らないように緊張した。
ポリバリコン。
IFT、東光かミツミだったか黄色いセラミックフィルタ。
磁石で押さえつけるタイプの、CDメカニズム。
仮組みでは、電線の干渉などがあり再生しないことがあった。
メカのむき出し具合が、日本製と違い大雑把だ。
安定化電源を、3端子レギュレータでなく、ディスクリートに組んでいる?
青いガラス製のダイオード。シリコンダイオードと特定した。青いのは中国製か?
トランジスタ類は、なぜか日本製だった。
ボリュームを左に回しきると電源OFF、右で電源ON。
昔の真空管の電蓄やラジオを、半導体に置き換えCDやカセットをつけたような。
昭和の昔組み立てたプラモデルにしたあったようなあやしいメッキ。
パイロットランプは、さすがに発光ダイオードだがすべて赤色。
ほかの色にあやうく交換したい誘惑にかられたが、このよさをなくしてはいけない。
要するに、アマチュアが自分で手作りで仕上げるような製品を量産し、昭和の昔に高級な部品を使って
組み上げたのではないかと思う。
会ったことはないが、質の悪い環境で、レコード、カセット、CD、ラジオとてんこ盛りの一見すごい製品を作るべくよくがんばったと肩をたたいてほめてあげたいような気になった。
このエンジニア魂は、「すごい」と感心した。
これがわかるためには、かなりのレベルでこの機器に取り組んで、気持ちを入れ込むと、たぶんこんな気持ちで設計して
ラインで量産できるように苦労したのだとわかる。
それにしても、1月4日から1月18日まで、連休や休日のほとんどを費やした戦い(修理)は終わった。
いままでで一番、精神的にきつかった。
何度もくじけそうになった。
あせらずに、時間をかけて取り組んだのがよかったのだろう。
あまりにエネルギーを注いだためか、ブログの更新がかなり遅れた。
もう二度と、修理はしたくないと思うのだが・・・。
また、次の修理に手が伸びてしまう・・・・
やっぱり、いくつになってもラジオ工作関係が好きなんだろう。