この前、練習場に行くと3色に分かれてピッチの半分を更に30m位のコートに区切って実戦形式の練習をやっていた。
3色のうちの2色はコート内で対戦。
残りの1色はコートを囲む形で両面ともゴールの左右に1人ずつ、ピッチサイドにも適度な高さで並んでクサビ役になる形。
ポポが来てすぐの頃の3人での
最初の選手①が前方高めの位置で待つ②のポストにボールを当てる
②のポストが最初の①の選手に戻す
受けた①がサイドに展開する3人目の③の選手にボールを流す
中央に①と②が殺到、③がクロス
という分かりやすいクサビの選手であるポストの練習から、今ではクサビは高さやポジションが複数になっている。
チームは少しずつだが進歩していた。
ただ、チームが今のような成長を続けた場合に、過程の一つとしてどうしてもボールが回せだすと「遅攻になりやすい」という問題が発生しやすい。
バスケなんかが特にそうだが、チームの強さのレベルを計る時に「速攻で相手に守備の形を作られた時に、無理攻めをするか一度ボールを落ち着けれるか」という部分が目安にしやすい部分だと個人的には考えている(ちなみに蛇足だが去年のヒーデビはコノ部分が壊滅的にダメだったが、今年は去年よりはいい)。
無理な時には、相手を押し込んだ後で(当然最初に先ず押し込み切るという部分が大切だが)後ろにボールを下げて作り直せる(更にコレをどの高さで作り直せるかがチームの成熟度と、その試合の相手チームとの力関係を判断する目安にもなる)チームはゲームコントロールがある一定のレベルに達しているチームと考えていいだろうし、今のトリはそのレベルに達している安定したゲームコントロール力を持ったチームと言えるだろう。
ただ、こういった場合に得てしてチームは遅攻一辺倒に陥りやすい。
正しい局面判断が出来ている事が理由ではなく、スピードを緩める事そのものがボールを失わない理由だと履き違えてしまうのだ。
更に言えばそれはゲームを安全にコントロールするという行為としては間違ってないが『点を取る』という達成目的では無い(2点差リードしているの終盤とかの『ボールを失わない』事が得点よりも重要になる局面は除く)。
その達成目的のための過程目的、『点を取るにはボールを失わない』という過程目的が重要な達成目的に摩り替わっているのだ。
目標である『点を取る』という達成目的に向かう場合に、『ボールを失わない』という過程目的を100%達成すれば『点を取る』という達成目的が100%達成される訳ではないのに。
ここは理屈では分かっているのだろうが、どうしても攻めがじっくりとした遅攻が多くなりやすい。
そして押し込んでボールを保持しているの点が取れない、攻撃にメリハリも無いので同じリズムで相手も守りやすい状況になる。
ちなみにこの前の段階は、ボールを奪っても色々な理由で無理な形で突っ込んでは簡単にボールを奪われて攻められっぱなしになる。
分かりやすいのが最近ではファンボの頃と、シャムスカのシンゴやエジが来る前の大分で、全くゲームコントロールが出来ていなかった。
そういう意味で、このチームはゲームコントロールという部分では確かに成長していることは認められる。
んで、だ。
この練習でもイキナリ前に出すのはズルいとか或いはオフサイドも有るし現実的では無いと考えたのか、ボールを奪ってから外で待つクサビのサイド側の選手を最初に使う場面が多く見られたが、ポポは練習を止めて「縦に出して前のゴールポストの横で立ってる選手に最初に当てろ」という指示を出していた。
こういう意識付けからも、この練習はある程度の高さなら1本のパスでゴール前までいけるコートの大きさから考えても、高い位置でボールを奪って、短い手数でゴール前までボールを運ぶイメージを持たせやすい、良い練習だった。
押し込む形が上手く行き過ぎるくらい上手く言った川崎戦の後だけに、余計に遅攻寄りに落ち込みやすいチームにはタイミングの良い練習にも思えた。
速攻か遅攻かの状況判断は、もう出来るチームだと思うだけに、遅攻寄りにならず速攻の意識も持てる(そして押し込む作業を疎かにしないように)練習にもなるだろう。
更に言えば数試合見た(ボスナーが居るパターンと居ないパターン)千葉の2バックは互いのサポートが余り良くなく、ゴールの両サイド(このエリアを何て言ったか用語がどうしても出てこない)からCBが1枚引き出されて中央にセンタリングを振られると、もう一枚は対応できるポジショニングが出来てない場面が多いという印象もあった。
そういう面でも、このポスト役のビブスが立っているゴールポストの両脇のエリア(まだ思い出せない、俊輔が最近『意識してる』と言ってたんだけど)の使い方は次の千葉戦のポイントになる事を予感させた。
悪くない練習だ、チームは成長している。
最後に小さいコートを畳んでのピッチ全体を使った短い時間ながら紅白戦が見れたのは幸運だった。
ここでも家長が前にスペースが空いた時に突っかけたが、ポポは素早く前に展開する事を求めていた。
その後で恐らくあのプレーに対して(周りの準備も無く結果的にその後で囲まれてボールを奪われた)家長がポポに確認に行ってた姿を見て、彼のこういった戦術面とそれ以上にチームの大きな役割を担っているという自覚の部分での成長を期待してしまう。
そして、練習でこそ色々な引き出しを試して欲しい。
フェルナンと金崎が練習でも良い距離感で練習している事も印象的だった。
次の千葉戦では『高い位置でボールを奪って、速い仕掛けと短い手数でボールを相手ゴール前まで運び、ゴールの両脇のエリアを使う』という部分で重要な試合になるだろうという予想をしつつ、その日は30分ほどの見学で練習場を離れた。
まあ、その予想は半分当たって半分外れるわけだが。
で、長いのでここで分けて、明日が前半だけ見て残りは今日のニュースで見た観戦編。
前半だけだから、多分今日よりは短い。
多分。
今日は以上。
ゴールの両脇のエリアの呼び名は明日の宿題。
3色のうちの2色はコート内で対戦。
残りの1色はコートを囲む形で両面ともゴールの左右に1人ずつ、ピッチサイドにも適度な高さで並んでクサビ役になる形。
ポポが来てすぐの頃の3人での
最初の選手①が前方高めの位置で待つ②のポストにボールを当てる
②のポストが最初の①の選手に戻す
受けた①がサイドに展開する3人目の③の選手にボールを流す
中央に①と②が殺到、③がクロス
という分かりやすいクサビの選手であるポストの練習から、今ではクサビは高さやポジションが複数になっている。
チームは少しずつだが進歩していた。
ただ、チームが今のような成長を続けた場合に、過程の一つとしてどうしてもボールが回せだすと「遅攻になりやすい」という問題が発生しやすい。
バスケなんかが特にそうだが、チームの強さのレベルを計る時に「速攻で相手に守備の形を作られた時に、無理攻めをするか一度ボールを落ち着けれるか」という部分が目安にしやすい部分だと個人的には考えている(ちなみに蛇足だが去年のヒーデビはコノ部分が壊滅的にダメだったが、今年は去年よりはいい)。
無理な時には、相手を押し込んだ後で(当然最初に先ず押し込み切るという部分が大切だが)後ろにボールを下げて作り直せる(更にコレをどの高さで作り直せるかがチームの成熟度と、その試合の相手チームとの力関係を判断する目安にもなる)チームはゲームコントロールがある一定のレベルに達しているチームと考えていいだろうし、今のトリはそのレベルに達している安定したゲームコントロール力を持ったチームと言えるだろう。
ただ、こういった場合に得てしてチームは遅攻一辺倒に陥りやすい。
正しい局面判断が出来ている事が理由ではなく、スピードを緩める事そのものがボールを失わない理由だと履き違えてしまうのだ。
更に言えばそれはゲームを安全にコントロールするという行為としては間違ってないが『点を取る』という達成目的では無い(2点差リードしているの終盤とかの『ボールを失わない』事が得点よりも重要になる局面は除く)。
その達成目的のための過程目的、『点を取るにはボールを失わない』という過程目的が重要な達成目的に摩り替わっているのだ。
目標である『点を取る』という達成目的に向かう場合に、『ボールを失わない』という過程目的を100%達成すれば『点を取る』という達成目的が100%達成される訳ではないのに。
ここは理屈では分かっているのだろうが、どうしても攻めがじっくりとした遅攻が多くなりやすい。
そして押し込んでボールを保持しているの点が取れない、攻撃にメリハリも無いので同じリズムで相手も守りやすい状況になる。
ちなみにこの前の段階は、ボールを奪っても色々な理由で無理な形で突っ込んでは簡単にボールを奪われて攻められっぱなしになる。
分かりやすいのが最近ではファンボの頃と、シャムスカのシンゴやエジが来る前の大分で、全くゲームコントロールが出来ていなかった。
そういう意味で、このチームはゲームコントロールという部分では確かに成長していることは認められる。
んで、だ。
この練習でもイキナリ前に出すのはズルいとか或いはオフサイドも有るし現実的では無いと考えたのか、ボールを奪ってから外で待つクサビのサイド側の選手を最初に使う場面が多く見られたが、ポポは練習を止めて「縦に出して前のゴールポストの横で立ってる選手に最初に当てろ」という指示を出していた。
こういう意識付けからも、この練習はある程度の高さなら1本のパスでゴール前までいけるコートの大きさから考えても、高い位置でボールを奪って、短い手数でゴール前までボールを運ぶイメージを持たせやすい、良い練習だった。
押し込む形が上手く行き過ぎるくらい上手く言った川崎戦の後だけに、余計に遅攻寄りに落ち込みやすいチームにはタイミングの良い練習にも思えた。
速攻か遅攻かの状況判断は、もう出来るチームだと思うだけに、遅攻寄りにならず速攻の意識も持てる(そして押し込む作業を疎かにしないように)練習にもなるだろう。
更に言えば数試合見た(ボスナーが居るパターンと居ないパターン)千葉の2バックは互いのサポートが余り良くなく、ゴールの両サイド(このエリアを何て言ったか用語がどうしても出てこない)からCBが1枚引き出されて中央にセンタリングを振られると、もう一枚は対応できるポジショニングが出来てない場面が多いという印象もあった。
そういう面でも、このポスト役のビブスが立っているゴールポストの両脇のエリア(まだ思い出せない、俊輔が最近『意識してる』と言ってたんだけど)の使い方は次の千葉戦のポイントになる事を予感させた。
悪くない練習だ、チームは成長している。
最後に小さいコートを畳んでのピッチ全体を使った短い時間ながら紅白戦が見れたのは幸運だった。
ここでも家長が前にスペースが空いた時に突っかけたが、ポポは素早く前に展開する事を求めていた。
その後で恐らくあのプレーに対して(周りの準備も無く結果的にその後で囲まれてボールを奪われた)家長がポポに確認に行ってた姿を見て、彼のこういった戦術面とそれ以上にチームの大きな役割を担っているという自覚の部分での成長を期待してしまう。
そして、練習でこそ色々な引き出しを試して欲しい。
フェルナンと金崎が練習でも良い距離感で練習している事も印象的だった。
次の千葉戦では『高い位置でボールを奪って、速い仕掛けと短い手数でボールを相手ゴール前まで運び、ゴールの両脇のエリアを使う』という部分で重要な試合になるだろうという予想をしつつ、その日は30分ほどの見学で練習場を離れた。
まあ、その予想は半分当たって半分外れるわけだが。
で、長いのでここで分けて、明日が前半だけ見て残りは今日のニュースで見た観戦編。
前半だけだから、多分今日よりは短い。
多分。
今日は以上。
ゴールの両脇のエリアの呼び名は明日の宿題。