口笛吹いても独り

~チンパンジーの地平線~

松茸童貞

2005年11月25日 | 日記
生まれてこの方、松茸を食った事が一度も無い。
子供の頃の「お前は椎茸ダメだから、きっとコレも食べれない」と、いう言葉を信じ込んで、ふ気付けばここまで松茸を食べずに生きてきた。
だからといって別に不自由は無かった。
松茸の話などになると「いや拙者は菌類はちょっと」とか言って誤魔化す癖に鍋なんかするとシメジだのエノキだのを片っ端から美味そうに平らげるという芸当をやっても、クリスマスに「菌類」という場所に綺麗に蛍光マーカーをひいた辞書を送ってくれるような人はいなかった。
イタリアでマフィアに捕まって「おい色男、どっちが本物の松茸の臭いか当てれなかったら腹にマカロニみたいな穴が開くぜ」とか言われて、永谷園のお吸い物が何処まで忠実に本物の香りを再現できてるかを神に祈るような事もなかった。
正直、別にこのまま一生食わなくてもいいかなとも思っていた。
まあ、チャンスがあれば食ってみたいけどね。
とか思ってたらそんな折、昨日入った百円寿司の一貫モノで「松茸にぎり」をやってた。
秋の旬の味覚フェアらしい、リーズナブルだ、どうしよう、頼もうか。
でもちっちゃい松茸一枚ピラッとのって取り敢えずって感じだし、最初の松茸がこれっていうの・・・。
「アタック・チャンス!!」
俺の中の児玉清が通りのいい声で宣言した。
まあ、アタックチャンスならしょうがないと思って食ってみることにした。
香りに注意しながら口に含む。
「赤が15番に飛び込んだっ!!」
脳内児玉清が興奮気味に実況する。
ふむふむ。
香りっていう程は香らない、美味いってほど美味いもんでもない。
百円寿司でテレビで芸能人が騒ぎながら食ってるものをイメージしてたのも悪い。
ただ松茸という名前に少し期待もあっただけに驚くほど普通で少しがっかり。
「残念。では赤の方は立ったままで、もう一問」と、俺の中の児玉清が言った。
黙れ、児玉。
誰が赤の方だ。



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明日の予定

2005年11月24日 | 日記
明日は漫画喫茶で独り、まとめ読みをしようと計画。
ここ数ヶ月で読んだのは
「僕の地球を守って」「湘南爆走族」「編集王」
明日読む有力候補は
「シグルイ」
です。

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サブタイトルも60字以内だとよ

2005年11月21日 | 日記
だから、今日は日記を置いといて右上のサブタイに入りきれなかった続きを。

しかもそういう奴に限って時々突然、風邪をひいて休みやがる。
だったら上着を着ろっ。

以上。
そして、うぃっす。

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冬の予感

2005年11月19日 | 日記
回線の問題で、また数日インターネットが上手く繋がらない。
近況。
日々寒くなる、そろそろ本格的な衣替えを考慮。
コタツ大活躍。
役所と銀行と職安をウロウロ。
ついでに寄った図書館で偶然あった「間宮兄弟」と「アフターダーク」を今頃になって借りてきて、まとめて読む。
休暇の終わりと冬の到来を告げる雰囲気はいつも、真っ直ぐに立てた人差し指を唇に押し当てながらゆっくりと足音を殺して、こちらに近づいてくる。




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回転禁止の青春、略して回春、でも内容は回春と寧ろ逆。

2005年11月15日 | 日記
余りに夜に部屋が底冷えするのでコタツをを入れる。
部屋は少し手狭にはなったが、まあこのサイズで十分。
冬バッチコイ的な良い雰囲気になる。
早速入ってみる、むふふ足が温かい、満足。
思わず頬が緩む。

思えば子供の頃は寒い朝に、よくこの中に潜り込んで着替えたものだ。
あの頃オレンジ色の電気のコタツの中は、子供心にSF映画の宇宙船の中みたいに思えた。
コタツに潜り込むだけでサイバーな気持ちになれた。
昔はこんな日常のちっぽけなスペースにも楽しい特別な空間を見つけられたんだなぁ。
不思議だなぁ。
・・・。
・・・・・・。
うむ、
感傷的な気分の赴くままに久しぶりに潜って着替えにチャレンジしてみることにするか・・・。
・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・。
よし、無理。
体格的に無理っ。
もう人生最後のコタツ着替えの時期は、とっくの昔に終わってた。
俺の人生、もはや後戻り不可能!?
これもインシュアラーなのかぁ!?ハシムようぅ!!

取り敢えずコタツから両手足を突き出す亀のポーズで、お茶を濁す。
もう数日して居間に大きいコタツが出てきたらもう一勝負だ。
俺は負けない。
そもそもこのコタツは俺には小さすぎる。
中で着替えるというコタツの用途を全く果たしていないじゃないか。
足を温めるぐらいで満足する俺ではないぞ。

ええ、ええ、今日も元気です。
以上。


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