おどるなつこ 「あしおとがきこえる?」

タップダンサー・振付家おどるなつこの日常から浮かびあがることばを束縛せず書きとめています。2005年開設。

「肩に隠るる小さき君は」椿組

2020-02-26 | おすすめ!
今日は表題の公演ゲネプロを拝見させていただきました。
これまでに何度もその脚本に振付させていただいた劇作家の山谷典子氏の書き下ろし新作、演出は藤井ごう氏。

2.26事件前夜までのある家族。4世代家族の日常と革命が、どう重なり合っているのか。男性と女性では、とても感じ方が違う部分かもしれないですね。

といっても、重さはなく、4世代の賑やかな日常というのはそれだけで可笑しい。その日常に、さりげなく革命はおりこまれていく。

勘違いでは済まされない、盲信、恋、社会通念。子育て中には、これまで当たり前と思っていたそれらの感覚が、チクチクとした問いとなって、次々立ちはだかってくる。勇気を持って動くとき、それははたからは勇気には見えないことも多くて。

思わず笑っちゃうシーンが続き、リラックスして楽しんでいるうちに、チクチクした問いが残る。では、あなたは何をするの?



………………
椿組2020年春公演
「肩に隠るる小さき君は」
山谷典子:作/藤井ごう:演出

2/26日〜3/3日
下北沢、ザ・スズナリ。
指定席4500円
ベンチ席3800円。
養成所、学生3000円
中高校生2500円

[役者]
田渕正博/木下藤次郎/鳥越勇作/趙徳安/斉藤健
井上カオリ/岡村多加江/浜野まどか/山中淳恵/望月麻里
佐久間淳也/永澤洋(花組芝居)/江口逢(JACROW)/里内伽奈
みやなおこ/水野あや/辻輝猛/外波山文明

「世に生れしは禍(わざわひ)か」
いとしき、いとしき我子等よ、世に生れしは禍(わざわひ)か、誰か之を「否(いな)」と云はん。

昭和9年・・・10年・・・ 昭和11年2月25日。
それはまさに2.26事件前夜。日本が世界から孤立していく時代・・・。
軍靴の響きが近づく中、ひとつ生命(いのち)がこの世に生まれた。
その生命(いのち)を守るために必死に生きる家族があった・・・・。

椿組ホームページ。
http://tubakigumi.com/upcoming-stage/

チケット申し込みフォーム
https://ticket.corich.jp/apply/103920/204/



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