語中のハムザの書き方について、表にしてみました。

(クリックで別窓に原寸で表示されます)
横軸がハムザの直前の母音、縦軸がハムザ自身の母音です。この組み合わせで、ハムザの台が決まります。
…と思ったら、前にもこんな記事をアップしてましたね。。。

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横軸がハムザの直前の母音、縦軸がハムザ自身の母音です。この組み合わせで、ハムザの台が決まります。
…と思ったら、前にもこんな記事をアップしてましたね。。。
「『コンピューターとアラビア語』@ウィキ」の「ウィキ」ですが、これに関する説明が『DODAの業界レポート』に紹介されていましたので、引用させていただきます。(以下、斜体が引用部分)
「ウィキ」は、
Webブラウザから書き込み・編集ができるコンテンツ管理システムで、
ウェブの知識が要らず、誰でも簡単に使える。
複数のユーザーが同時に参加して共同作業でコンテンツを作るのに向いており、
知識を持ち寄り、互いにチェックすることで次第に正確なものに仕上げていける。
この特性を利用した最も有名なサイトが Wikipedia というわけです。
メーリング・リストで意見交換をすると、ユーザーも管理者もメール処理に忙殺されて、結局、社内スパムと化してしまうことも多い わけですが、Wikiはその点、効率的。参加者の情報やアイデアを効率よく共有して、やりとりや議論の過程が全員に分か り、そのうえ、 作成過程の各バージョンが記録され、何がどういう形で決まっていったかが残る のです。
そして最後に、ウィキ初心者への提案として、まずWikiの練習してもらうのがいいかもしれない。たとえば、「ひとりWiki」というフリーソフトは誰にも公開しない、個人用Wiki で、お薦めのようです。(窓の杜 の 05/01/06 18:45 のニュースに紹介があります。ウェブ上ではなく、ローカルで用いるソフトとのこと。)
そして、そもそも「ウィキ」という名称ですが、その語源は、「quick」という意味のハワイ語 だそうです。
記事を読んで、私も始めてみたくなりましたが、「ひとりWiki」ではない、本物の「ウィキ」を使うには、かなり大掛かりな下準備が必要なようで、二の足を踏んでおります。
「ウィキ」は、
Webブラウザから書き込み・編集ができるコンテンツ管理システムで、
ウェブの知識が要らず、誰でも簡単に使える。
複数のユーザーが同時に参加して共同作業でコンテンツを作るのに向いており、
知識を持ち寄り、互いにチェックすることで次第に正確なものに仕上げていける。
この特性を利用した最も有名なサイトが Wikipedia というわけです。
メーリング・リストで意見交換をすると、ユーザーも管理者もメール処理に忙殺されて、結局、社内スパムと化してしまうことも多い わけですが、Wikiはその点、効率的。参加者の情報やアイデアを効率よく共有して、やりとりや議論の過程が全員に分か り、そのうえ、 作成過程の各バージョンが記録され、何がどういう形で決まっていったかが残る のです。
そして最後に、ウィキ初心者への提案として、まずWikiの練習してもらうのがいいかもしれない。たとえば、「ひとりWiki」というフリーソフトは誰にも公開しない、個人用Wiki で、お薦めのようです。(窓の杜 の 05/01/06 18:45 のニュースに紹介があります。ウェブ上ではなく、ローカルで用いるソフトとのこと。)
そして、そもそも「ウィキ」という名称ですが、その語源は、「quick」という意味のハワイ語 だそうです。
記事を読んで、私も始めてみたくなりましたが、「ひとりWiki」ではない、本物の「ウィキ」を使うには、かなり大掛かりな下準備が必要なようで、二の足を踏んでおります。
去年の夏に、アラビア語の先生のお宅を訪ねたら、アラビア語の学習書を何冊か教えてくださった。
Jane Wightwick & Mahmoud Gaafar 著
Mastering Arabic ISBN 1-4039-4685-X
Mastering Arabic Grammar ISBN 1-4039-4109-2
Mastering Arabic Script: A Guide to Handwrinting ISBN 1-4039-4110-6
あと、AUC Press から:
MSA VOCAB CLINIC 977-424-908-9 www.vocabclinic.com
MSA VERB CLINIC 977-424-925-9 www.learn-arabic-now.com
私はまだどれも購入していません。買って読んだら、何か記事をアップするかもしれません、インシャーアッラー。
【追記 2007/02/16】最後の2つは書籍ではなく、CD-ROMです。
Jane Wightwick & Mahmoud Gaafar 著
Mastering Arabic ISBN 1-4039-4685-X
Mastering Arabic Grammar ISBN 1-4039-4109-2
Mastering Arabic Script: A Guide to Handwrinting ISBN 1-4039-4110-6
あと、AUC Press から:
MSA VOCAB CLINIC 977-424-908-9 www.vocabclinic.com
MSA VERB CLINIC 977-424-925-9 www.learn-arabic-now.com
私はまだどれも購入していません。買って読んだら、何か記事をアップするかもしれません、インシャーアッラー。
【追記 2007/02/16】最後の2つは書籍ではなく、CD-ROMです。
西安外国語大学日本語学科の先生で、現在、東京外国語大学に研究生として在籍されているムさん(母という字に似た字を書くようですが、コンピューターでは出力できません…)毋(ウー)さん から、西安外国語大学に、今年、アラビア語学科が新設されたというお話を伺いました。他の大学でアラビア語を修められた中国人の先生お二人と、長くイギリス留学なさっていらしたシリア人の先生の三人でのスタートだそうです。東方言語学科に、日本語、韓国語、ヒンディー語、アラビア語の四ヶ国語が並んだ形になります。
西安といえばシルクロードの出発点。イスラーム教徒(回族)の方も多いそうですが、西安のイスラーム教徒の皆さんはアラビア語をあまり学ばないとのこと。モスクにいる聖職者(という言い方はイスラーム的には正しくないのですが)たちが何とか知っている程度らしいです。
回族の皆さんは、外見も漢民族とは違うことが多いそうです。肌も白いし、目の色も黒くない人が大部分とのこと。漢民族の人と結婚しないので、なかなか見かけが同化しないようです。
【追記 2007/Jan/07】 「ム」さんですが、むじな様より「毋(ウー)」さんではないかとのご指摘を、コメント欄にいただきました。訂正しておきます。
西安といえばシルクロードの出発点。イスラーム教徒(回族)の方も多いそうですが、西安のイスラーム教徒の皆さんはアラビア語をあまり学ばないとのこと。モスクにいる聖職者(という言い方はイスラーム的には正しくないのですが)たちが何とか知っている程度らしいです。
回族の皆さんは、外見も漢民族とは違うことが多いそうです。肌も白いし、目の色も黒くない人が大部分とのこと。漢民族の人と結婚しないので、なかなか見かけが同化しないようです。
【追記 2007/Jan/07】 「ム」さんですが、むじな様より「毋(ウー)」さんではないかとのご指摘を、コメント欄にいただきました。訂正しておきます。
某クラスで『斧 الفأس』という絵本を読んでおります。

(クリックすると、拡大します。)
パレスチナ問題を下敷きにした物語です。盗賊の一団に村をのっとられ、主人公のお父さんは、村を守ろうとして戦死。そのお父さんの遺品である「斧 فأس」の刃を発見した息子が、その柄となる丈夫な樫の木を見つけ、仲間たちとともに村の奪還に向かう、という筋。しかし、良くご覧ください。

(クリックすると、拡大します。)
男の子たちが背負っているのは斧でしょうか? 斧にしては、刃が90度回っていないでしょうか?? 私には、どうしても鋤(すき)に見えてしまいます。挿絵画家の手違いかと思いましたが、別のクラスで、子供向きに書かれた『預言者伝』を読んでいたところ、また「斧 فأس」が出てきたのです!
「アブドゥル=ムッタリブよ、ザムザムを掘れ!」
というお告げの声を聞き(はい、読み始めて1ヶ月して、やっとムハンマドの祖父アブドゥル=ムッタリブが登場致しました。学期末までにムハンマド生誕までたどり着けるでしょうか…)、アブドゥル=ムッタリブは朝早く、言われた場所に行くのです。そのときのアブドゥル=ムッタリブは…
..وقد حمل فأسه
そうです、ザムザムの泉を掘るために、自分の「斧 فأس」を持って行ったと。泥棒と戦うためなら、斧でも構いませんが、泉を掘るのに斧を持って行きますか?
Hans Wehr と Al-Mawrid(こっちは電子辞書♪)のアラビア語英語辞典で確認したところ、あ! hoe(鍬 くわ)の意味がちゃんと出ていました。次いで、中東調査会の『詳解 アラビア語日本語辞典』を引くと、あ!「斧。くわ。こぐま座〔星座〕。フェズ〔モロッコ北部にある古都〕」と、やはり「くわ」の訳が出ています。(しかし、フェズにはハムザはいらないのでは? …よくわかりません。)
おかしいと思ったら、すぐに辞書で確認しないといけませんね。反省。
さて。しかし。日本語母語話者であるはずの私は、今度は「鋤(すき)」と「鍬(くわ)」の区別がつかなくなってきてしまいました。(そもそも漢字からしてわかりにくい。IMEスタンダードで変換すると、「くわ」は「鍬」だが、「すき」は「鋤」と「鍬」と両方出てくる!)
「すき焼き」の語源は、農具の「すき」の上に食べ物を載せて焼いたのが始まりだから「鋤」焼きなのだ、という話を、中学のとき聞いた記憶があるので、鋤というのは上の絵のように、一枚板になっていなければならないと思うのですが、母は、
「『すき』というのは、荒い櫛のようになっていて『すく』農具だ。
『くわ』は、一枚の金属の板で耕す道具だ」
との見解。
はい、遂に、アラビア語以前に日本語がわからなくなりました。アブドゥル=ムッタリブがザムザムの泉を掘ったのは、鋤でしょうか鍬でしょうか…。

パレスチナ問題を下敷きにした物語です。盗賊の一団に村をのっとられ、主人公のお父さんは、村を守ろうとして戦死。そのお父さんの遺品である「斧 فأس」の刃を発見した息子が、その柄となる丈夫な樫の木を見つけ、仲間たちとともに村の奪還に向かう、という筋。しかし、良くご覧ください。

男の子たちが背負っているのは斧でしょうか? 斧にしては、刃が90度回っていないでしょうか?? 私には、どうしても鋤(すき)に見えてしまいます。挿絵画家の手違いかと思いましたが、別のクラスで、子供向きに書かれた『預言者伝』を読んでいたところ、また「斧 فأس」が出てきたのです!
「アブドゥル=ムッタリブよ、ザムザムを掘れ!」
というお告げの声を聞き(はい、読み始めて1ヶ月して、やっとムハンマドの祖父アブドゥル=ムッタリブが登場致しました。学期末までにムハンマド生誕までたどり着けるでしょうか…)、アブドゥル=ムッタリブは朝早く、言われた場所に行くのです。そのときのアブドゥル=ムッタリブは…
そうです、ザムザムの泉を掘るために、自分の「斧 فأس」を持って行ったと。泥棒と戦うためなら、斧でも構いませんが、泉を掘るのに斧を持って行きますか?
Hans Wehr と Al-Mawrid(こっちは電子辞書♪)のアラビア語英語辞典で確認したところ、あ! hoe(鍬 くわ)の意味がちゃんと出ていました。次いで、中東調査会の『詳解 アラビア語日本語辞典』を引くと、あ!「斧。くわ。こぐま座〔星座〕。フェズ〔モロッコ北部にある古都〕」と、やはり「くわ」の訳が出ています。(しかし、フェズにはハムザはいらないのでは? …よくわかりません。)
おかしいと思ったら、すぐに辞書で確認しないといけませんね。反省。
さて。しかし。日本語母語話者であるはずの私は、今度は「鋤(すき)」と「鍬(くわ)」の区別がつかなくなってきてしまいました。(そもそも漢字からしてわかりにくい。IMEスタンダードで変換すると、「くわ」は「鍬」だが、「すき」は「鋤」と「鍬」と両方出てくる!)
「すき焼き」の語源は、農具の「すき」の上に食べ物を載せて焼いたのが始まりだから「鋤」焼きなのだ、という話を、中学のとき聞いた記憶があるので、鋤というのは上の絵のように、一枚板になっていなければならないと思うのですが、母は、
「『すき』というのは、荒い櫛のようになっていて『すく』農具だ。
『くわ』は、一枚の金属の板で耕す道具だ」
との見解。
はい、遂に、アラビア語以前に日本語がわからなくなりました。アブドゥル=ムッタリブがザムザムの泉を掘ったのは、鋤でしょうか鍬でしょうか…。
先週の木曜日、アラビア語の購読の授業で、オレンジ色のポップな感じ(ちゃちい感じとも言う…)の電子辞書らしき物体を机の上に載せている学生がいたのですが、
「英和、和英だけの電子辞書だったら、あんなかわいいのもあるのだな」
と、あまり気に留めませんでした。アラビア語英語辞典を引いて、わからない英訳が出てきたときに使っているんだろう、と思い込んでいました。
ところが、授業が終わってから、その学生が、
「これ、アメリカで、怪しいアラブ人から250ドルで買ったんですけど」
ちょっとちょっと。マウリドの電子辞書が299ドル+送料その他(1500円)なのに、250ドルでこのちゃちさは何? 良く話を聞くと、その辞書は10ヶ国語を網羅するのだそうです。確かに、キーに、ローマ字とともにハングルやキリル文字が書かれています。しかし、アラビア文字の表示はなし。それで、どのキーがどの文字に割り当てられているのか、片っ端からキーを叩いて確認していったそうですが、行方不明の文字がいくつかあるとのこと。
私も、その辞書を触らせてもらってキーを押してみました。どうも、コンピューターのキー配列に準じているようですが…
「それにしては ك(=k)がないよね?」
「ええ、あと ط(=強調音のt)もないんですよ」
他にも、出てこない文字があるようです。
次の授業のときに、説明書を持ってきてくれるそうなので、さらに文字の探索を続けてみたいと思います。
ちなみに、この10ヶ国語電子辞書の商品名は、たぶん Partner です。本体にそういうロゴが入っていたので。
「英和、和英だけの電子辞書だったら、あんなかわいいのもあるのだな」
と、あまり気に留めませんでした。アラビア語英語辞典を引いて、わからない英訳が出てきたときに使っているんだろう、と思い込んでいました。
ところが、授業が終わってから、その学生が、
「これ、アメリカで、怪しいアラブ人から250ドルで買ったんですけど」
ちょっとちょっと。マウリドの電子辞書が299ドル+送料その他(1500円)なのに、250ドルでこのちゃちさは何? 良く話を聞くと、その辞書は10ヶ国語を網羅するのだそうです。確かに、キーに、ローマ字とともにハングルやキリル文字が書かれています。しかし、アラビア文字の表示はなし。それで、どのキーがどの文字に割り当てられているのか、片っ端からキーを叩いて確認していったそうですが、行方不明の文字がいくつかあるとのこと。
私も、その辞書を触らせてもらってキーを押してみました。どうも、コンピューターのキー配列に準じているようですが…
「それにしては ك(=k)がないよね?」
「ええ、あと ط(=強調音のt)もないんですよ」
他にも、出てこない文字があるようです。
次の授業のときに、説明書を持ってきてくれるそうなので、さらに文字の探索を続けてみたいと思います。
ちなみに、この10ヶ国語電子辞書の商品名は、たぶん Partner です。本体にそういうロゴが入っていたので。
昨年の夏休み、欲しかったマウリドではなく別のアラビア語辞典の電子辞書版を、何と相手の言い値で買ってしまった馬鹿な私(詳細はこちら)ですが、遂に、マウリドの電子辞書を手に入れました。喋る辞書です。amazon.com から買いました。(アマゾンのURLを貼ると、gooブログの規約違反になるかもしれないので、やめておきます。あしからず。)辞書のセットが299ドルと、郵送料その他が別に請求され、それが1500円でした。
早速、BOOKMAN CARD というのを本体に装着し、電池を入れてみました。説明書には、ACアダプターの繋ぎ口があると書かれてありましたが、ACアダプターが見当たらないんですよ…。別売りだったのでしょうか。ちょっと失敗?
ともあれ、アラビア語英語辞典モードにして、Hans Wehr に載っていなかった جِلْسَة jilsah という単語を引いてみました。いや、正確に言うと Hans Wehr でも見出し語にはなっており、manner of sitting という意味も載っていたのですが、読んでいる童話の文脈に合わないのです。主人公の男の子の母親が、jilsah に入って、お母さんが大事にしていた包みを開けて中のものを見ている息子を見つめた、という場面。「ディヤーの母は、座り方に入りました」じゃおかしいじゃないですか。
はい。それで、マウリドを引いてみたのですが、結果:
posture, seat, pose, manner of sitting; sitting
…はい、あんまり変わりませんね。うーん、絵本のミスプリでしょうか。良くわからないので、今日はもう寝ます。
【とってもお恥ずかしい追記 2006/10/31】イラク方言講座のセンセーから、コメントをいただきました。خلسة(こっそり)のミスプリでは?とのことで、もう一度、原文を見てみたら、ミスプリではなく、私の見間違いでした。確かに jiim ではなく、khaa' でした。お恥ずかしい。イラク方言講座のセンセーに御礼申し上げるとともに、お騒がせしたことをお詫びいたします。
ただ、絵本の原文の خ に付された母音記号は、カスラなのですが、Hans Wehr の辞書のローマナイズ、及びマウリドの電子辞書の母音符号では、最初はダンマ(u)なのです。これは絵本のミスプリでしょうね。
ともあれ、私の不注意で失礼致しました。
早速、BOOKMAN CARD というのを本体に装着し、電池を入れてみました。説明書には、ACアダプターの繋ぎ口があると書かれてありましたが、ACアダプターが見当たらないんですよ…。別売りだったのでしょうか。ちょっと失敗?
ともあれ、アラビア語英語辞典モードにして、Hans Wehr に載っていなかった جِلْسَة jilsah という単語を引いてみました。いや、正確に言うと Hans Wehr でも見出し語にはなっており、manner of sitting という意味も載っていたのですが、読んでいる童話の文脈に合わないのです。主人公の男の子の母親が、jilsah に入って、お母さんが大事にしていた包みを開けて中のものを見ている息子を見つめた、という場面。「ディヤーの母は、座り方に入りました」じゃおかしいじゃないですか。
はい。それで、マウリドを引いてみたのですが、結果:
posture, seat, pose, manner of sitting; sitting
…はい、あんまり変わりませんね。うーん、絵本のミスプリでしょうか。良くわからないので、今日はもう寝ます。
【とってもお恥ずかしい追記 2006/10/31】イラク方言講座のセンセーから、コメントをいただきました。خلسة(こっそり)のミスプリでは?とのことで、もう一度、原文を見てみたら、ミスプリではなく、私の見間違いでした。確かに jiim ではなく、khaa' でした。お恥ずかしい。イラク方言講座のセンセーに御礼申し上げるとともに、お騒がせしたことをお詫びいたします。
ただ、絵本の原文の خ に付された母音記号は、カスラなのですが、Hans Wehr の辞書のローマナイズ、及びマウリドの電子辞書の母音符号では、最初はダンマ(u)なのです。これは絵本のミスプリでしょうね。
ともあれ、私の不注意で失礼致しました。
この夏にNHKラジオのアラビア語講座の集中再放送があり(テキストは7月18日に発売の予定だそうです)ますが、それでそのままラジオのアラビア語講座は終わってしまうらしいです。いつしか時もすぎの戸を 開けてぞ今朝は別れ行く…。
テレビ講座は、しばらく再放送され続ける見込みだそうです。
テレビ講座は、しばらく再放送され続ける見込みだそうです。
Hans Wehr のアラビア語英語辞典に、هابيل は載っている(語根ではなくアルファベット順に)が、兄弟の قابيل は載っていません。なぜ?
既に昨日のニュース。今月22日に、オリエント学者の矢島文夫先生が、癌でお亡くなりになっていたそうです。(一度だけお会いしたことがありますが、一度だけなので、先生は私のことなぞ覚えてはいらっしゃらないはず。)偉い人はずっと昔に亡くなっているか、永遠に死なないかのどちらかのような気がしているので、こういうニュースはショックです。
今日の中東学会の年次大会で、『イスラーム世界事典』(明石書店)とともに、宇山誓子、ザルイ・マブルーカ著『アラビア語動詞用例集』を買いました。以前は、ウェブサイトでも公開されていたのですが、今では閉鎖されている(こちら)ので、書籍の形でしか見ることができません。ただ、この本はアマゾンでもヒットしてきませんし、実物を点検すると、ISBNも付いておらず、出版社は?と思っても「印刷 株式会社 伸和」とあるだけで、注文して購入するのは難しい気がします。学会の会場で実物に遭遇できたのは、かなり幸運だったと思います。
本の中身は単純で、約360の動詞が、日本語訳の順で並べられ、それぞれに例文が2つづつ添えられているというもの。巻末に、アラビア語から引ける索引が付いています。「用例集」というと、ちょっと実践的なイメージがありますので、個人的には、これは「例文集」だと思います。動詞も例文も基本的なものなので、基本語彙の確認などに使えるかもしれません。
なお、著者のお一人ザルイ先生は、昨年8月に母国チュニジアにて、脳腫瘍のため逝去なさいました。合掌。
本の中身は単純で、約360の動詞が、日本語訳の順で並べられ、それぞれに例文が2つづつ添えられているというもの。巻末に、アラビア語から引ける索引が付いています。「用例集」というと、ちょっと実践的なイメージがありますので、個人的には、これは「例文集」だと思います。動詞も例文も基本的なものなので、基本語彙の確認などに使えるかもしれません。
なお、著者のお一人ザルイ先生は、昨年8月に母国チュニジアにて、脳腫瘍のため逝去なさいました。合掌。
今、知人に教えてもらったのですが、NHKテキストの頁の下の方に、小さな字で、「ラジオ「アラビア語講座」(2005年度の再放送の予定、放送日時未定)のテキストは放送にあわせて発売予定です。」とあります。アラビア語は消滅したのかとがっかりしていましたが、放送の予定はそれなりにあるのですね。年度途中からの放送開始になるのかもしれません。
この春、NHKラジオのアラビア語講座が消滅してしまいました(www.nhk.or.jp/gogaku/2006.html 参照。アラビア語はない)。この春は、また木下先生の再放送があるという噂を聞いていたのですが、単なる噂で終わってしまったようですね。別の噂では、アラビア語講座は、今年は夏休みの集中講座になるという話もあります。せっかく集中講座からレギュラー番組になったのに。しかしまあ、どうなりますことやら…。