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アラビア語に興味があります。

 イランはペルシア語の国です。トルコはトルコ語で、現代トルコ語はローマ字で表記されます。

世界最大のコシャリ:ギネス公認?!

2004年07月08日 15時16分10秒 | アラブ料理その他
 コシャリとは、お米とマカロニを混ぜたものに、カリカリに揚げた玉葱やレンズ豆、ひよこ豆などをトッピングして、トマト・ソースをかけた、エジプトの庶民的な食事です。大学の近くに、マカロニよりお米を多めに入れてくれるコシャリ屋さんがあったので、よく食べに行っていました。(ただ、最近、旅行で行ったときに寄ってみると、留学当時より、お米の比率が下がったような気がしますが。お店の方針が変わったのでしょうか。)
 さて、エジプトの全国紙、アハラームの報道(2004/6/22 文化面)によれば、2004年8月19日、エジプトのリゾート地シャルム・エル=シェイフに、世界最大のコシャリが出現するとのこと。
 器その他あわせた総重量 5,710kg,
 器の直径が6m, 深さが80cm, 重さが2,000kg, 蓋が1,000kg
器と蓋の重量を差し引いても、2,710kgのコシャリです。当日は、ギネス・ブックからの代表団も来埃し、正式に、この世界記録の登録も行われる予定だそうです。

古代エジプトの麦酒?

2004年07月06日 21時05分55秒 | アラブ料理その他
 今日、アジア文明専攻の女子学生が、ビールゼリーチョコレートをお土産に、クラスに現れました。ビールゼリーチョコレートとは、読んで字のごとく、チョコレートの中に、麦酒ゼリーの入ったお菓子です。さっそくご馳走になったのですが、私の舌の感度では、麦酒ゼリーに麦酒の苦味を感じることは、残念ながらできませんでした。よって甘くておいしい、なかからチュルンとゼリーが出てきて舌触りもよし、と、純粋にお菓子として楽しみました。
 さて、何故「ビールゼリーチョコレート」なのかというと、彼女はこの前、栃木にある某ビール工場で、古代エジプトのビール作りを再現していると聞いて、実際に見学に行ったのだそうです。ゼミで、古代エジプトの食べ物についての英語文献を輪読していたこともあり、パンを発酵させてビールを作るという古代エジプトのビール作りを、実際に自分の目で確かめようと思ったようです。
 それで、古代エジプトのビールですが、味は白ワイン風だったとのこと。(そのビール会社のHPによれば、それは古王国時代のビールだったようです。新王国のビールはヨーグルトのような味がするとあります。)ただし、その古代エジプトの技術を、現代日本で忠実に再現すると、カップの底にほんの2-3センチのビールは5000円、缶ビール一本分だと6万円のコストがかかってしまうのだそうです。
 余談ですが、彼女が読んでいた文献のコピーをちょっと見せてもらったところ、現代エジプトで食べられているフールなど、古代からずっとエジプト人に食され続けている食材がいくつかあることがわかり、ちょっと感動しています。

ハラール・レストラン

2004年07月06日 03時24分31秒 | アラブ料理その他
 エル・サラーヤが閉店してしまったので、イスラーム教徒と御飯を食べに行くのに、どこに行けばよいのか、また困ることになりました。
 正確に言うと、エル・サラーヤはハラール・レストランではなかったのですが、店長さんに、
「ハラール・フードはありますか?」
と尋ねたときに、その質問の意味をきちんとわかってくれる、貴重なレストランだったのです。
 ハラールというのは、豚肉が入っていなければ良いというものではなく、細かいことを言えば、例えば、ショートニングは油を含んでいるので、その油がイスラーム方式で屠られていない動物の脂肪であった場合、そのショートニングが使われているお菓子やパンは、ハラーム(禁忌)となってしまいます。ここまでの理解を、通常の日本人に求めるのは難しいでしょう。私も把握できません。
 今、狙っているのは、吉祥寺にあるパキスタン&インド料理店です。近く行く機会があると思います。楽しみ。

さらば、エル=サラーヤ

2004年06月27日 11時26分17秒 | アラブ料理その他
 昨晩、また、エジプト料理店のエル=サラーヤに行ってきました。アジア文明専攻のアラビア語学習者とそのお友達たちというメンバーです。土曜日なのに、ベリーダンス・ショーもあり(普通は金曜日)、さんざん踊った後、「アンコール!アンコール!」と手拍子を打ったら、踊り子さんが、ほんとにまた出てきて再び踊ってくれました。エジプト料理を食べ、踊って、飲んだくれて、ぼんやり椅子に座りながら、エジプトを愛した故人に思いを馳せました。
 エル=サラーヤはいいお店でした。昨日は、大阪でアラビア語を勉強中の女性や、アンコールに答えてくれた踊り子さんとの出会いがありました。そんなエル=サラーヤも今日で閉店です。
 いろいろなお別れの形がありますが、どんな別れも、やっぱり淋しいですね。店長さんは、本業の輸入業に戻り、そちらに専念するとのこと。まだまだ日本にはいらっしゃるそうなので、また、お目にかかれるかもしれません。
 なお、エル=サラーヤのHPは、閉店後も継続されるそうです。

東南アジアの甘口醤油

2004年06月20日 21時00分02秒 | アラブ料理その他
 以前、甘口醤油の話が出ましたが、昨日、ラオスやカンボジアがご専門の先生方と、帰りのバスの中で一緒になりましたので、ラオスやカンボジアでも甘口醤油を使うのか伺ってみたところ、魚醤は使うが、甘口醤油は聞いたことがないとのこと。インドネシアでは、お醤油のことをケチャップというらしいという話をしたら、驚いていらっしゃいました。
 同じ東南アジアでも、一緒に考えてはいけないようですね。
 食べ物だけでなく、宗教も、ラオスやカンボジアでは仏教が一般的です。ただし、カンボジアの国境近くにイスラーム教徒の方たちがいるとのことで、以前、カンボジアで発行された、礼拝の手順の説明書やコーランの文句の抜粋など、アラビア語の書籍(というよりパンフレットに近い)や、アラビア語ではありませんが、アラビア文字で書かれた書籍を見せていただいたことがあります。

ハラール・ラーメンをいただく

2004年06月20日 19時53分21秒 | アラブ料理その他
 先日送っていただいたハラール・フードを、今日、食してみました。インドミー(インスタント・ラーメン)を食べました。海老味のラーメンを私が、チキン味のラーメンを父が食べることにしました。
 お味の方ですが、うーん、特記事項なしなんですよ…。海老味であるせいか、日本で馴染んでいる味とは、うん?ちょっと違うかな?と、食べ始めのときは思わなくもなかったのですが、
「まあ、でも日本のラーメンとあんまり変わらないじゃない。美味しい、美味しい。ちゅるちゅる」
と、特に違和感も感じずに食べ終わってしまいました。
 父は、ちょっと辛いと申しておりました。スープの素と一緒に、チリ・ソースの粉末の袋も入っていたので、それを何も考えずに、全部入れてしまったのでしょう。別の袋になっているので、辛いのが苦手な人は、入れなければよいだけの話です。
 というわけで、特に変わった品でもなかったので、おもしろおかしく記事を書くことができないわけなのですが、でも、こういうごく普通のラーメンで、いろいろな味が揃っているなら、日本人が日常的に気軽に食べてもいいなと思いました。お値段も、モスクのHPによれば、90~100円くらいと普通ですし、ハラール・フードだと言って、特別扱いする必要もなさそうな気がします。例えば、スーパーマーケットなどで、普通に売り出したりできないでしょうか。

ハラール・フード到着

2004年06月17日 21時00分52秒 | アラブ料理その他
 池田修著『アラビア語入門』岩波書店(残念ながら絶版。岩波のHPで検索しても出て来ない)をお貸ししていたイスラーム教徒の方が、本をゆうぱっくで返送して下さいました。そのとき一緒に、モスクで販売中のハラール・フードを送って下さいました。
 具体的には、インドミー(インスタント・ラーメン)の海老風味とチキン風味、香辛料ミックスのナシゴレンとオリエンタル・カレーです。パッケージの写真を見ているだけで、幸せな気分。作り方は、インドネシア語だけでなく、英語でも書かれているので、何とかなりそうです。
 今週末は出かけるので、食べられないかも知れませんが、実際に食べて見ましたら、このブログに感想などを書かせていただきます。

エル・サラーヤ(エジプト料理店)

2004年06月13日 14時21分16秒 | アラブ料理その他
 おととい(金曜日)の夜に、渋谷のエル・サラーヤに行ってきました。ちなみに、サラーヤとは宮殿などを意味する語です。
 ちょうどその夜、アルバイトでいらしていた女性は、アラブ イスラーム学院の昼間のコースでアラビア語を勉強中とのことでした。
 メンバーのほとんどが、アラビア語専攻の1年生だったので、店長のマーゲドさんが、
「では、ひとりずつ、アラビア語で何か一言ずつ言って下さい」
とおっしゃったのですが、いちばん最初に当たった男の子が、
「メカッス(مقصّ はさみ)」
と、ほんとに一言だけ言っておしまい…。その後も、「彼は庭を走った」とか、教科書から辛うじて覚えてきたらしい、前後の脈絡のない例文が続出。店長さん、どうもすみませんでした&笑って許してくれたうえ、皆を励ましてくれてありがとうございます。

エジプト料理店のハラール肉

2004年06月11日 07時05分56秒 | アラブ料理その他
 今日、アラビア語専攻のみんなで、渋谷にあるエル・サラーヤというエジプト料理店に出かける予定です。一人、ムスリムがいるので、予約のときに、彼の分はハラール肉のお料理にしてくれるようお願いしました。すると、店長さんいわく、
「今、ハラール・フードがないんです」
え?4月にやはり、別の日本人ムスリムを交えたメンバーで行ったときには、チキンだけはハラールだ、とのことだったので、チキン・カバーブ、チキンのタジン、チキン・スープのクスクス等、チキンばかり頼んで楽しんだのですが、今では、チキンもハラールではないとのこと。
 店長さんは、
「ルビヤはハラールだ。よし、彼のために、ルビヤを作ってあげる」
とおっしゃってくれました。ルビヤって、お豆の煮込みなので、ムスリムの彼1人、皆がお肉を食べているときに、植物性たんぱく質を摂ることになりますが、本人に事情を話したら、まったく構わないと言ってくれたので、ほっとしています。

 このレストランも、昔はハラール肉ばかり使っていたそうですが、日本では、ハラールにこだわると、気に入った部位のお肉がなかなか手に入らず、味の面で妥協しなければならなかったとのこと。
 しかし、店長さんが客層を分析したところ、お客さんはたいてい、イスラームに入信していない日本人なので、ハラール肉を使う必要なしとの結論に達し、お料理に適切な部位のお肉を使うことを優先するようになったとのお話でした。

モスクでハラール・フード販売

2004年06月08日 17時06分29秒 | アラブ料理その他
 この前お邪魔した、八王子モスク(Masjid al Tawheed)のHPによると、モスクでハラール・フードを販売しているとのこと。具体的には、インスタント・ラーメン各種、即席香辛料ミックス(ナシゴレンの素、ココナッツカレーの素など各種)、チリ・ソース、そして sweet soy sauce だそうです。
 この sweet soy sauce が何だかわかりません…。商品名に kecap manis とあるので、ウェブサイトを検索してみたら、インドネシア語のお料理関係の単語を紹介する頁に行き当たりました。それによると、kecap manis は甘口醤油(実は、seet soy sauce そのまんま)だそうです!関東人の私にとっては、甘いお醤油なんて、黒い白馬みたいなもの。しかし、インドネシアでは、普通に使われるようですね。
 ただ、甘口醤油に限らず、八王子モスクで売られているハラール・フードは、商品名がみんなインドネシア語なんですね。上記のウェブサイトによれば、インスタント・ラーメン Indomie の mie は「そば」の意だそうですし、香辛料ミックス Indofood Bumbu の bumbu は「調味料」のこと、チリソース Sambal Asli の sambal は「チリソース」そのもの、先程の Kecap Manis のkecap が“ケチャップ”と発音して「お醤油」のことで、ちなみに辛口醤油は、kecap asin“ケチャップ・アシン”だそうです。

地中海世界とワイン2

2004年06月04日 18時42分35秒 | アラブ料理その他
ワインの話の続き。昔、建築学の先生に、「gris つまり灰色ワインというのがある」というお話を、飲んでいる席で伺った記憶があるのですが、カイロでレバノン・ワインの「グリ」を発見したのです。ほんとうに灰色のワインってあるんですね。
 ところが、日本に帰って、くだんのソシュールがご専門の先生に、その灰色ワインのことをお話して、灰色ワインとは何かを伺おうと思ったら、
「何それ?」
灰色ワインの存在そのものを否定されました。でも、私は見たのです!レバノン・ワインのラベルに印刷された、gris の4文字を。

地中海世界とワイン

2004年06月04日 17時27分58秒 | アラブ料理その他
 地中海性気候=ブドウ、オレンジ などと、中学校の地理の授業で教えられましたが、ほんと、地中海世界はワインが魅力的です。数年前、エジプトとモロッコの間を往復した際、復路でマルタに泊まったのですが、ワインは忘れずに飲みました。気候も良く、歴史もあり、景色もきれいで、良い国ですね。
 モロッコでも、ガイドブックで、メクネスがワインの産地と読んで、しっかり途中下車して一泊しました。
 …とは言え、エジプトのワインは、安いの(だけ)が魅力? 留学時代に、日本人の先生のお宅で、ワインを飲んでいたら、瓶の底に何か澱んでいるんですよ。どうもお砂糖だったみたいです。とんでもないことだと思い、帰国後、ソシュールがご専門の先生に、
「エジプトのワインはひどいんです。瓶の底にお砂糖が…」
とこぼしたところ、先生は、
「フランスでも、気温が低くてワインが十分発酵しなかった年は、ワインの委員会が、ワインに加える砂糖の量を話し合って決めるんですよ。そして、委員の立会いのもと、ワインに規定の量ぴったりの砂糖が加えられる」
とおっしゃいました。うーん、エジプトのワインのお砂糖の件は、そんな高等な話じゃないと思うんですが。

ざくろ(パレスチナ料理ができるかも)

2004年05月23日 10時58分24秒 | アラブ料理その他
 別掲示板で、5月14日(金)の23時近くに「ざくろ」に行き、2階のパレスチナ料理屋になる予定の場所でお茶を飲んだという女性の書き込みがありました。内装(=絨毯を敷き詰めてただけだが)はだいぶできていたとのこと。とすると、あとはお料理だけですね。「ざくろ」の親父さんは、
「パレスチナ人が食べて、変だというものを、パレスチナ料理と称して出すわけには行かない」
とのたまひ、事前に在日パレスチナ人を集めて試食会を開くそうです。その結果いかんなのです。

ざくろ(パレスチナ料理、なるか?)

2004年05月18日 17時26分06秒 | アラブ料理その他
 未確認情報ですが、パレスチナ料理を始めると言っていた、日暮里のざくろについて、本日、
「以前、パキスタン料理店を始める、と言っていたが、いまだに実現していない」
という話を聞きました。うーん、日本初のパレスチナ料理店は、来月ほんとうに実現するのでしょうか? 期待と不安が入り混じります。