もう10月なのに、芙蓉が咲いている。
久しぶりに本を借りた。
芥川賞受賞作 朝吹真理子「きことわ」 と 江國香織「真昼なのに昏い部屋」
2冊とも、ある公的施設のライブラリーコーナーの本棚に並んでいたので、即借り。
「きことわ」は結構期待して読んだのだが…ふわふわとしてつかみどころのない作品だった。
主人公が2人いて、年代は10代の時と30~40代の設定。
呼び起こされる懐かしい夏休みの記憶。
シーンの主人公と年代がころころといれかわり、これは大人の主人公の子どものときの回想シーンなのかどっちの回想なのかというところがあまりわからなかった。
回想と現実がないまぜになっている感じ。
読んだ後に何も残らなかったので、あれ?と思い、返す前に2度ほど読み返した。
私の読解力が足りないのだな、きっと。
「真昼なのに昏い部屋」はグイグイ読んでしまった。
不倫の話なのだけど、主人公が自分のしている行動に全く気付かない自覚のない世間知らずの奥様で、こういう人いるよな~(苦笑)という感じ。
外人にコロッと気持ちを持っていかれて、何の疑問も持たずに気持ちにのっかってしまうあたりがなんというか・・・
文章もタンタンとしていて、語尾が丁寧語(でした・です・ます)なので、まるで童話でも読んでいるような。
それがこんなドロドロしがちな話を夢の中の世界のように感じさせるような気がした。
さすがの文章力。
芥川賞は新人賞なのか。
直木賞はベテランがとることが多いものね。
久しぶりに本を借りた。
芥川賞受賞作 朝吹真理子「きことわ」 と 江國香織「真昼なのに昏い部屋」
2冊とも、ある公的施設のライブラリーコーナーの本棚に並んでいたので、即借り。
「きことわ」は結構期待して読んだのだが…ふわふわとしてつかみどころのない作品だった。
主人公が2人いて、年代は10代の時と30~40代の設定。
呼び起こされる懐かしい夏休みの記憶。
シーンの主人公と年代がころころといれかわり、これは大人の主人公の子どものときの回想シーンなのかどっちの回想なのかというところがあまりわからなかった。
回想と現実がないまぜになっている感じ。
読んだ後に何も残らなかったので、あれ?と思い、返す前に2度ほど読み返した。
私の読解力が足りないのだな、きっと。
「真昼なのに昏い部屋」はグイグイ読んでしまった。
不倫の話なのだけど、主人公が自分のしている行動に全く気付かない自覚のない世間知らずの奥様で、こういう人いるよな~(苦笑)という感じ。
外人にコロッと気持ちを持っていかれて、何の疑問も持たずに気持ちにのっかってしまうあたりがなんというか・・・
文章もタンタンとしていて、語尾が丁寧語(でした・です・ます)なので、まるで童話でも読んでいるような。
それがこんなドロドロしがちな話を夢の中の世界のように感じさせるような気がした。
さすがの文章力。
芥川賞は新人賞なのか。
直木賞はベテランがとることが多いものね。
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