ジャニーズ事務所 少年隊 ヒガシ、の自伝。
ヒガシはいつでもしっかりしていて完璧なイメージ。
ダンスはジャニーズ一上手く、
先輩には最大限礼をつくし、後輩は生活の面倒までみる、そんな完璧なソツのない…
でも、ヒガシは一日にして成らず、ということが良くわかった。
彼の赤ちゃんの頃からの苦労ははんぱないし、よくぐれなかったなぁと思う。
そこがヒガシの人間としての強さなのか。
ジャニーさんと . . . 本文を読む
この本を2ヵ所で借り、4回は読んだ。
静子さんの生き方に好感が持てるからか。
長男の家族と4人暮らし。
迷惑もかけずマイペースに生活を楽しみ、それとなくいろんなところのタヅナを握っている。
タヅナを握るといってもあからさまに仕切をみせるわけでなく、あくまでそれとなく、だ。
「リクエスト」の章は哀しくグッとくる。それは静子さんと大五郎さんだけがわかるハガキ。
章ごとに主人公は家族の誰か(息子だっ . . . 本文を読む
プラナリア
短編集。
表題作、「プラナリア」
直木賞受賞作、印象に残る作品。
何度か読んだ。
私はこの作品が好きだが嫌いだ。
なぜだろう。
自分がおせっかいな方の人にも似てるし、病気を引きずっていてわざと場の空気を悪くする主人公の気持ちもわかるような気がするからだ。
人の病気なんて傷なんて他人にはわからないし、癒せない。
周りの人が出来るとしたらただ今までとおり変わらず接することだ。
でも変 . . . 本文を読む
スタートライン- 始まりをめぐる19の物語 -
小川糸の短編があるので予約してみた。
好きだったのは、中田永一の「恋する交差点」。渋谷のハチ公前交差点での2人に起きる出来事。
中島たい子の「おしるこ」もオチがあり好きだった。
中島桃果子の「はじまりのものがたり」はおばあさんがおなかの中から語りかける不思議な話。はじまりとおわりは背中合わせ。
さらっと読める短編集。
たとえば、重い長編やシリ . . . 本文を読む
「invitation」
Invitation
結構好きな作家さん(江國香織、小川洋子など)の短編が入っていたので数ヶ月前に予約。
きょう図書館から予約していたこの本のお知らせが来たので、マクドナルドでコーヒー片手に一気読み。
招かれる、あるいは招く といったテーマ。
いろんな意味で怖い話が多かった。
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図書館から半年の予約期間を経て手元に来た本。
「カラフル」森 絵都
表紙の黄色が鮮やか。
カラフル
「四十九日のレシピ」伊吹有喜
四十九日のレシピ
期間限定で生き返った人と、残された人の話。
テーマの割には重すぎず、軽すぎない読み口の本。
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八日目の蝉
「八日目の蝉」を図書館で予約したのはドラマの後で、こんなに早く手に入るとは思わなかった。
大人は逃げつづけ夢を見て、子供はその後に待ち受ける残酷な現実を生きていかねばならない。
前半の希和子が主人公の逃避行は追われる焦燥感と同時に子育ての幸福感や一時の安心感も感じられるだけに、後半の恵里奈(薫)が主人公の話で彼女が置かれた境遇がいかに残酷かを際立たせる。
最後の2~3ページのシー . . . 本文を読む
喋々喃々
アンティークの着物屋を営んでいる栞の日常と根津谷中の歳時記。そしてラブストーリー。
この物語に出てくるお店は実在のお店が多いらしく、根津谷中散歩には参考になるのかも。
着物の組み合わせについてもたびたび話が出てくるので、着物を着てみたくなる。
栞の生活は慎ましやかで私は好感がもてるし、ご近所や周りの人にも受け入れられて生活できている。
ラブストーリーの方は純愛のような気持ちが近づい . . . 本文を読む
からくりからくさ
同じ下宿にすんでいる女4人の日常、というつもりで読みはじめたが、思わぬ展開や広がりを見せ、深い話だった。
女性4人の他にりかさんというお人形も住んでいる。
りかさんは人形だが人形でなく…
りかさんのルーツと登場人物のルーツと澄月という人形師のルーツが重なり歴史をひもとく展開になっていく。
また、染織も登場人物をつなげることになっているので、よく描写が出てくる。
カラスエンドウな . . . 本文を読む
スープ・オペラ価格:700円(税込、送料別)
30年以上ずっと一緒に暮らしてきたトバちゃんにオトコが出来て突然家を出ていってしまった。
ルイの初めての一人暮らし。
かと思いきや、ひょんなことから知り合ったばかりの男2人と3人暮らし。
家族のような不思議な生活。
テンポの良いやりとりを楽しくながめている心地好い時間。
でもこの生活がいつまでも続くわけがないこともわかっている。
スープオペラという . . . 本文を読む