鎌倉に行ってきた、少し前に。(10月の1週目)

ちょっと前の話。
鎌倉に久しぶりに行った。
夕方から行ったのだが、思いがけず暑かった

段葛を歩くと、季節はずれのツツジ。

終わりかけの彼岸花。


二の鳥居の上でトリがまったり中。サギかな。

人にはある意味神聖な鳥居だけれども、トリには止まり木とさして変わらないらしい。

鶴岡八幡宮は次の日イベントがあるようだった…なぜなら流鏑馬の用意がしてあったので。


舞殿には両側に大きなテントがあって、いつもと違う雰囲気。

内側を見たら、テントの内側に座敷らしきものが作ってある。


大銀杏は心なしか元気がない。
こんなに葉っぱなかったっけ。

夏の暑さでやられてしまったのだろうか。
覗き込んだらちょっとは根元の方に葉が出ていた。

階段の上より。

意外にも人がやたらと多かった。
すごいなぁ～休みの日に来たような気分。
修学旅行もいるみたいだな。

夕暮れ時の源平池。
池の周りは人が少なかった。


鎌倉は世界遺産を目指しているとは知っていたが、その影響があちこちに。
やたらと案内板や看板が増えた。
それは来る方にしてみれば新しい発見があっておもしろい。
施設も整備されて、綺麗になっているところもあった。

これは(ピンボケですな）映画を輸入したことで有名な、川喜多夫妻のお屋敷を鎌倉市が映画記念館として整備した建物。

小町通りも近いので以前からよくこの通りは歩いた。
黒塀が長く続く大きなお屋敷という印象だった。
こんな門構えでなく普通の日本家屋の門構えだったし、あまりに黒塀が長いので目立っていた。
中の様子は見えないが、12月になるとお庭の大きなイチョウの木が黄色に色づいてそれは見事なのだ。
大きな家だなぁと思いつつ、鎌倉ではお屋敷は珍しくもないのでこういうものかと思っていた。
これが川喜多夫妻のお屋敷と知ったのは少ししてから。
それからさらに少しして、記念館として整備しようという動きが出ては静まりを繰り返し長引いていることを知った。
あれから時は過ぎ、記念館が完成したのですな。
行ったときにはもう開館時間過ぎてたけど…
お庭は記念館とは別に入って見れるみたい。
整備されてあの門を含んだ黒塀が続くこの通りの雰囲気が失われてしまったのは寂しい気がする。

そのハス向かい位に、以前から戸建てのお家がある。
いやこのへんは戸建てしかないので特段気に留めたことはなかった。
今回そのお家の前に観光用の案内板が立っていて説明書きが書いてある。
なんと、観光に案内できるような由緒あるおうちだったのか！
よく見れば洋館っぽいかな…(人が住んでいそうだったので写真は撮らなかった。)
川喜多夫妻の別邸だったそうな。
…という新しい発見も、世界遺産運動のおかげか。

これ以上人が増えるのか…という気もしないでもない。

栄枯盛衰、お店のメンツもかなり変わっていたし、それもまた鎌倉。

同じ時期に叔母が岡山からお友達と鎌倉に旅行に来ていたのだが、海沿いのホテルに泊まったらバイクが夜通しうるさくて全く眠れなかったとぼやいていた。
あの辺りは何十年もそんな感じだよ、といったらびっくりしていた。
それも鎌倉・湘南の一面だ。