シナリオ通りのドラマは見たくなかったのですが、これもある意味出来過ぎたドラマと言えないこともないかと。
マテラッツィが挑発したとか暴言を吐いたとの記事もあり、実際何が彼にそうさせたのかはわかりません。
でも、理由がどうあれ。どんなにひどいことを言われたとしても。
あれはサッカー選手として、アスリートとしてやってはいけない行為。
TVで見ていて、驚きの余り一瞬何をしたのか理解できませんでしたね。すぐに失望に変わりましたけど。
ジネティーヌ・ジダンともあろう者が、その輝かしいキャリアを自ら汚すような形で終えるなんて。
それも世界中が注目するW杯決勝、自ら引退試合と宣言した大舞台で。
一流のプレイヤーが、試合とは関係ないところで相手選手を頭突きでノックダウンさせるなんて。
ま、前科者っちゃ前科者なんですけど、でも。ね。
私が見た中では、今大会でもっとも悪質な行為だと思いましたね。
ラウンド16で、オランダのブラルーズ?ボメル?クリスティアーノ・ロナウドの腿に蹴り入れて負傷退場に追いやったけど、あれはあくまでプレイの結果だし、フィーゴもボメルに頭突き食らわせたけど(これも誉められたもんじゃないけど)、KOさせるほどひどくはやらなかった。(ジダンもこのくらいにしておけば、イエローで済んだんじゃないかとも思う)。
準々決勝ではルーニーがクリスティアーノ・ロナウド突き飛ばして退場になったけど、あれも軽くどついた程度だったし。(あんな分かりやすい挑発に乗るのはバカげてるけど)
あれほどの選手が、なんでこんな大舞台の大事な試合で、あんなばかげたことをするのか。
非常に後味の悪い結末でした。
決勝には残れなかったけど、最後まで輝きを見せたカーンやフィーゴの方が、花道を飾ったといえるのかもしれません。伝えるべきことは後進に伝えて、最後まで「らしさ」も失わなかった。
英雄の条件とは何か。
「母国の英雄」と謳われた選手たちも、最後の最後で明暗分かれた感があります。
それでもMVPはジダンなんですね・・・。確かに偉大だけど、でも。
やっぱり納得できないのは私だけでしょうか?