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Harmonia

こころとからだのバランスを・・・yoga&color&more・・・

ブレッキー

2010-03-17 23:14:00 | バスケットボール

Dsc00244_3 試合ログに載せるの忘れてた。

栃木のマスコット、ブレッキーです。

栃木を日本一にすべく、ブレッキーも気合入ってます。

でも試合終盤、うっかり電光掲示板の前に立っていたがために、運営スタッフから「ブレッキーもそこどいて!」と厳しいお言葉を・・・。

頑張れ、ブレッキー。


JBL2009-2010第19週 リンク栃木‐パナソニックトライアンズ

2010-03-16 23:23:00 | バスケットボール

ということで。やってまいりました、足利市。

東武足利市駅から、渡良瀬川、織姫神社、鑁阿寺(ばんなじ)を経て北へ。

運動場等のある一角に、会場となる足利市民体育館があります。

   

Sh3e0012 ただの市民体育館とあなどることなかれ。

早速、こんな感じです。

     

館内に足を踏み入れると、普段はただの市民体育館に過ぎないと思われる手狭なロビーに、来場受付と出店がびっしり。

リンク栃木のチームグッズのほか、地元のパン屋さんやローソンなど。

狭い分、温度が上昇して、熱い。

代々木で年に1度か2度あるかないかの熱気が、ここにある。

   

運営ボランティアは地元の中学生。 

チームのスポンサーには家庭教師派遣会社。

おまけに栃木には、一般受験で青学に入った竹田選手がいる。実際、竹田選手が学生時代について答える折込が配られていた。

なんか、教育的効果もありそうじゃないですか。

   

いや、こういう地域貢献によって地元の人々に応援してもらう。

企業に期待できなくなっている今、プロスポーツチームが歩むべき道。

   

観客席はほぼ満席。

客層も、幼児の親子連れから、中学生、高校生、60代前後とおぼしきおばちゃん2人連れまで幅広い。

すごい。すごいよ、栃木。

   

場内の雰囲気に、も、試合始まる前から興奮が止まらない。

日本のバスケットボールの可能性を見た。

栃木にはそれがあると思ったから来たし、来て良かった。

    

で、メインの試合。

歓声でアナウンスが聞こえない(笑)

ま、見てれば分かるんだけど。

でもせっかく大画面を用意したのだから、ジャッジを映すくらいしてくれてもいいんじゃないかなあ。

  

あ、で、試合の中味。

   

前半をひとことでいうなら、「青野の奇跡」(笑) 

青野が動く!走る!味方を生かす動きをする!

おまけにアウトサイド、ペイントエリア外からのシュートを決めた!!!

   

・・・ここ何シーズンかパナを見ていなかったので。

私の中の青野のイメージは、「動かない」「見えてない」「ゴール下でも外すことがある」。

この辺で固定化されている。が、その固定観念を覆すような働きを、今シーズンは見せてくれる。

いや、前からそんなこともしていたのかもしれないけど、私は青野のそんなプレイ見るのはほぼ初めてだったので。

毎試合、驚きがあって面白いなと(笑)

  

プレイオフ進出がかかったアウェイでの試合。

パナがいい感じに仕上がってきたのがよく分かった。

その鍵は、やっぱり青野。ただし後半は体力切れ・・・。

    

川村のDFについたのは広瀬。

シュートを決められても、ぎりぎりまで川村の動きについていくことができれば、十分プレッシャーになる。かつ、ファウルはしない。となると、できる選手は限られてくるわけで。

今日は、広瀬のプレイイングタイムも多そうだ。

    

FTの田臥に沸き起こる大歓声。

聞いた瞬間、思った。

田臥は、栃木を離れないだろうな。

  

この観衆、この声援こそ、田臥が求めているもののひとつだと思うから。

本場アメリカには及ばなくても、日本でもっとも熱いファンがここにいる。

このファンと別れることを、望むわけがない。

田臥が栃木から離れることがあるとすれば、それはとても限られた条件のもとでのみ起こりうるだろう。

   

1Q終了時点で17‐28。11点差を、次の10分で6点差まで縮めた栃木。

だけど結局この点差が、最終スコアの点差となった。

   

縮まりそうで縮まらない。

要はやはり木下。常に前を向いて引っ張っていく。

この負けん気が必要なのは、パナソニックだけだろうか。

日本代表の司令塔を任せたら、どうなる?

   

多少、世代は逆行するかもしれない。

だけど今、日本代表のPGに選ばれるべき選手は、田臥・木下・佐藤の3人ではないだろうか。佐藤は怪我が悔やまれてならないけど・・・。

  

一方で、阿部をこのままベンチに置いておくのはもったいないのは事実。

もったいないけど、でも。

パナソニック不動の司令塔は木下。

厳然たる事実が積み重ねられていく。

  

間違いなく、両チームともプレイオフに出てくるだろう。

ただパナは。

一の矢が出ても二の矢がない。オフェンスにしてもディフェンスにしても。

それが気になった。

   

相手の速攻を止めに戻る。

うまい具合に相手のシュートが外れたにもかかわらず、リバウンドを抑える味方が走っていなくて、結局2点献上。

こういう甘さが散見されると、アイシンには勝てないんじゃないかと思う。

でもおそらく、プレイオフは今日のカードの再戦になる。

 

完全アウェイの中でパナの勝利。

それはそれで気分良かったけど、それ以上に栃木のファン、栃木の熱気が嬉しかった。

だから。宇都宮まで行こうか。

3週間後のセミファイナル、きっといままでで一番熱い日になる。


JBL2009-2010第17週 東芝‐パナソニック

2010-03-03 23:30:00 | バスケットボール

海老名運動公園総合体育館。海老名市。なのに降車駅は厚木。

まあ、よくある話で。

      

体育館の手前、真新しい道路に人だかり。ハンディビデオ持った人とか。

圏央道の海老名JCT-海老名ICが本日開通、午後3時より開通式とのこと。

納得。そうそうあるもんじゃない。

じゃあ、開通式には市長さんとか来て挨拶するのかなと思ったら。

       

「海老名市長の内野でございます。」

ま、地方ゲームには自治体の長がいらしてご挨拶いただくのは珍しいことではありませんが。

しかし、市長さん。道路開通よりJBLの方が大事なんですか?と真面目に聞いてみたかった。

      

「一番元気な街、一番元気な市長です。」

「海老名はイチゴが名産です。両チームに1箱ずつですが、持ってまいりました。」

「本日3時より高速の開通式が行われます。お車でご来場の方、お帰りの際はご利用ください。」

「海老名はバスケットボールの街でございます。」

     

PRなんだかリップサービスなんだか。

ちなみに、バスケやるというから、バスケットゴール買って、床も張り替えたそうです。次は冷暖房と音響も改修してくれるそうです。

でもその前に、オフィシャル機器を買い換えた方がいい気もします。いまだにファウル表示が7つとは・・・。

     

でも、なかなか面白い市長さんでした。

ティップオフセレモニーもやってくれて、試合もしっかり前半を見てからお帰りになりました。

私が海老名市民だったら、次の市長選は現職に一票入れると思います(笑)

   

と、ここまで市長の話で引っ張る理由。

前半はたいして面白い試合でもなし、にもかかわらず時間の進み方が早かった(笑)

   

目を引いたのは、広瀬が菊地との1on1からシュート決めて、かつそれがバスケットカウントとなったシーン。

祥平を目の前に、パスを切ろうとするでもなくドリブルついたまま、様子を窺っている。

いや、君、1on1仕掛けて点取るタイプじゃないでしょと、ちょっとドキドキ。

結局その場で打ったアウトサイドシュートが入って、「おおー」。

しかしボーナススローを外すあたりがやっぱり・・・。

   

パナは青野を起点にオフェンスを展開したいんだろうけど、青野のシュートが入らない・・・。

一昔前多用してたフックシュートもとんとお目にかかることなく。

その前に、青野の視野に疑問。君、周り見てる?見えてる?

   

大野も結局中途半端なのよね。

「最強の大型オールラウンダーを目指す」との謳い文句を聞いて、はや9シーズン目。

「オールラウンダー」になりきれず中途半端のまま、年重ねてきちゃったなあという印象。

  

それにしても床が滑る。危ないよ。

それでファウルにされたら選手がかわいそうだ。

  

3Qは松下ボールで開始・・・にもかかわらずバックパスで東芝ボール。

石崎の3Pシュートで40-28、12点差。

2Qの流れから、パナ、今日はダメじゃね?と諦めモードに入ったら。

   

本日のMOM、パナ#15根東。

      

パナに入って数年経つけど、今までプレイしているのを見たことがなかった。

関西大学リーグ(天理大)出身の選手なので、学生時代も見たことなし。名前も聞いたことなし。

それがラッキーボーイ的な大活躍。

   

粗削りではある。動きが粗いからファウルも多い。

が、ゴールに向かっていく姿勢がよい。ドライブあり、アウトサイドあり、シュートを打つ。ゴール下に詰めて、リバウンドにからむ。

その勢いが、流れをパナに引き寄せた。

  

根東の3Pシュートで逆転、46-47。

というか、根東の活躍がなかったら、この試合おもしろくならなかったんじゃないかと思う。

  

ここから両チーム、4Q東芝がいったん逆転するものの、すぐに木下の3Pでパナが再逆転。点差は4点以内で終盤へもつれる。

   

4Qの攻防で、イラッときたのがパナ#10大西。

せっかく味方がスペース作ってくれてるのに、何故勝負しない?!

そこ、自分出してガツガツゴール狙ってくとこでしょ!!

        

日体最後の#4。

正確に言うと、日体の伝統を背負った最後の#4が大西だったと思っている。

日体の伝統とプライドを背負っていた頃の強い気持ちは、ユニフォームが変わっても、こういうところで発揮するものではないの?

そこは丸くならなくていいところで。

見ていてもどかしい。青野の代わりで出ているのだから、なおさらに。

   

この試合も、パナは最後まで木下で行くのだろう。

ということは、石崎と阿部佑宇の東海大同期対決はなし、か。

  

もったいないと思う。仕方ないとは言いたくない。

でも、このチームは。

パナソニックをリードするのは、やはり木下だと思えてしまう。

それは、重ねた年月か経験か。あるいは本人の資質とチームカラーのマッチングか。

  

やはりパナは、木下なんだと。 

   

だけどこんなゲームでは、両チームともFinal4がいいところだと思ってしまう。

どちらも粗い。

勢いに乗るとすごいけど、安定感に欠ける。

調子が悪くても何とか持ちこたえられる、ベースラインが低い。

アイシンなんかは、調子が悪くても出来ること、最低限のラインが高い基準にある。

やはり大事なのは基本。基本的なことが出来るかどうかが、まずは強さの証。

  

残り27秒。パナ2点リード。

この局面で、東芝#13菊池がファウル。あきらかに意図してのファウル。

   

自らの判断でファウルゲームを決めた祥平。

直後、左手首の返しを確かめた。

「俺が決める」ってことだよね。

それでこそ、エース。

  

しかし次のシュートを打ったのは石崎。

石崎の3Pはリングに当たって外れた。

    

未来の日本代表の司令塔と期待されて、何年が経っただろう。

日本屈指の司令塔・節政と過ごした2シーズンで、石崎は何を学んだのだろう。

期待していた分、思っている人は多いはずだ。

石崎が伸び悩んでいると。

  

佐古賢一の次は石崎巧。

そう思って見てきた7シーズン目。

今までになく、もどかしいシーズンである。


JBL2009-2010第15週 トヨタアルバルク-リンク栃木

2010-02-15 22:21:00 | バスケットボール

前売り完売。

実際どれだけ席が埋まっているんだろうと行ってみたら、ほんとに埋まってた。

さすが田臥・・・だけということは今はもうないと思うけど。

トヨタさん、今日は社員動員してませんよね?(笑)

  

開始前、トヨタの応援練習。

トヨタの声に被せるように、ブレックス応援団の応援練習。

いいねえ、こういうの(笑)

   

ティップオフ。

打ち合い。互角。入るところも外すところも。

7分過ぎて、栃木がTO。トヨタが選手交替。#25荒尾out、#11熊谷in。

この後1Qでコートインした日本人選手。栃木#15竹田、トヨタ#10岡田。

青学ばっか。

    

岡田が2本ともFTを外す。

・・・珍しいものを見た。ていうか、ありえない。やめて。

逆に栃木は川村がブザービーターのレイアップを決める。

20-23、栃木3点リードで1Q終了。

    

2Q。トヨタのスタートは#7正中、#10岡田、#11熊谷、#13オバノン、#25荒尾。

3年前。オバノンを除く4人は、青学の深緑のユニフォームを着て、共にコートに立っていた。

ユニフォームを変えても、共に戦い続ける4人。

でも。

今、彼らが4人揃ってコートに立っても、それは私が愛したチームではない。

   

2Qも打ち合い。最初2分くらい、双方ノーゴールだったけど。

普通に面白い。

正中、田臥と互角にやりあってる。

やっぱり正中がいいよ。

     

熊谷が、また成長した。

今期PTが伸びたのは、きっとDFがいいから。

足がよく動いている。

もともとフットワークは軽い方だし、チャージングもらうのも上手かったけど。

川村の動きに、最後までよくついていっている。川村のシュートが入る入らないはともかくとして。

  

熊谷のプレイに、かつて自分が書いたフレーズが甦る。 

    

「もし、熊谷がその能力を生かすことを第一義としていたら、進学先は青学ではなかったかもしれない。」

http://blog.goo.ne.jp/harmonia_philo/d/20071212

     

4年間、青学で基礎を磨いたからこそ、今の熊谷がいる。

下級生の頃、いや、上級生になっても、熊谷がJBLでプレイするとは思ってもいなかった。

最後のインカレを見て初めて、JBLに行けないかと思った。それでも、ここまで使われるようになることは考えていなかった。

    

そう、熊谷のサイズを考えた時、本当に必要なのは、1on1のスキルではない。

      

明大和泉で見たときは、どこか幼さを残した少年だった。

年を重ねるごとに顔つきが引き締まり、プレイも能力や勢いに頼ったものから、地に足の着いた、気持ちの入ったものに変わった。

本当に、いい選手になった。きっと、まだ伸びる。

  

3Q 。開始2分で栃木が一気に流れを引き寄せた。

トヨタがタイムアウトを取っても、傾いた流れは変わらない。栃木の勢いは、止まらない。

   

栃木#40田中健。

こんなにいい選手だったのか。

 

かつて在籍した松下、福岡、トヨタでは、PT自体が少なかったから見る機会も少なく、従って印象もなかった。

でも間違いなく、栃木で成長した。

体格がいいから当たり負けしないし、中でも外でもいける。

いい。この選手、いい。

 

でももしかしたら。

田中が飛躍的に伸びたのは、リンク栃木というチームが良かったのかもしれない。

       

通常JBLに入るのは、大学、それも関東1部のトッププレイヤーがほとんど。

稀に関東2部で飛びぬけた選手、あるいは東海・関西のNo1級プレイヤー。

いずれにせよ、限られた選手の大学卒業後の進路として、JBLがある。

でも栃木にいるのは。

 

#0田臥勇太。

能代工高卒業後渡米、3年後帰国しトヨタからJBLデビュー、翌年NBAの舞台を踏む。

5シーズンをアメリカで過ごし、昨年日本復帰。

   

#1川村卓也は、盛岡南高卒後、OSGから初の高卒新人としてJBLデビュー。

#14並里成は、かの「スラムダンク奨学金」1期生。福岡第一高卒業後、1年のアメリカ留学を経て、今年栃木に入団した。

    

#8大宮も、専大卒後1年アメリカで過ごし、三菱電機を経て、栃木へ入団。

#15竹田は、JBL2の東京海上からトライアウトで新潟入団、その後はプロとして福岡、松下を渡り歩いてきた。

同じジャーニーマンでも#13安齋は、関東実業団、JBL2、bjと様々なカテゴリーを経験している。

#21町田は、東芝からbjを経て、今期栃木入りした。

#91片岡は、関東3部(当時)の白鴎大出身。栃木の下部組織からトップチーム入りを果たした。

      

従来の「正規」ルートではない、様々な道を歩んできた選手たち。

大塚商会から譲り受けた基盤があったとはいえ、新規参入チームゆえに皆で一からのスタートになる。

ここではアメリカ育ちという田中の経歴も、決して特殊なものではない。

   

ひとことで言えば、田中にとってはどこよりも居心地がよかったのだろう。

それがプレイの向上に繋がっているというのは、深読みのしすぎだろうか。

 

#34伊藤。

イートンも変わった。もちろんいい意味で。

這いつくばってルーズボールを追う姿なんて、初めて見た。

     

#8大宮も。

柔軟な思考はそのままに、でもやんちゃなむちゃくちゃな挙動はなくなって。

安定して、一回り大きくなった。

学生時代の大宮は、それこそ能力任せで。驚異的な跳躍力を武器にダンクやブロックショットを次々と披露していたけど。

     

それが今日は、ボースハンドダンクを外したあげく、ダンクをブロックされた。

あの大宮が。

これはこれで貴重なシーンではあるけど。

    

やっぱり見たいよね、大宮のダンク。

     

金色のユニフォーム、専修大学。

稀代のヒールにして、どのチームよりもバスケットボールの魅力を振りまいた超・個性派軍団。

もう二度と見ることができない今、大宮のダンクに、その残り香を感じ取ろうとしている。

 

それにしても。

点差が10点から15点へと開きつつあるのに、なんで棟方HCは選手を変えないかな。

ていうか、PG変えないのかな。そこを変えたほうがいいんじゃないのかな。

 

ついでに、なんで宮田を起用しないのかな。

正中でもダメだったら、別のPG起用するって考えはないのかな。

宮田、落ち着いてていい選手だと思うんだけど。

 

結局52-72、栃木の20点リードで4Qへ。

  

この試合展開だと、トヨタがひっくり返せる要素は非常に少ない。

なので、4Qはまったり観戦モード。

    

なんだかんだ言っても、やはりリーダーは田臥。

田臥が、声を出して引っ張っている。

   

今年の10月で30歳になる。NBAへの可能性が数年前と同じでないことは、本人がよく分かっているだろう。

でも、このまま日本で終わらせるには惜しい。

かといって、世界と戦うために代表のユニフォームを・・・というのは、若手の育成の妨げになる。

 

宙ぶらりん・・・?

あと何年プレイするのかわからないけど。

現役生活も後半にさしかかったであろう今、田臥は何を思うのか。

   

だが、このチームは出てくる選手が皆個性的で魅力がある。

田臥×川村のバックコート陣だけじゃない。

  

学生時代のプレイを覚えている、大宮と山田謙治。大宮は跳躍力を生かしたプレイで魅せ、山田謙治は信じられない距離からの3Pを決めて、会場をどよめかせた。

いくらかプレイスタイルが変わったであろう今でも、コートインするとその再現を期待する。

   

並里はやはり「スラムダンク奨学金」1期生ということで、期待を抱かせる。

竹田の職人的なプレイの効果も味がある。

田中は格段にレベルアップしたし、伊藤も少しずつ変わっている。

そして片岡の激しく厳しいディフェンス。少ない試投から決めてくるシュート。下部組織上がりの選手がいいと、やはりチームのイメージも上がる。

    

田臥や川村のネームバリューだけでなく、「おらがまち」のチームだからというだけでもなく、確かにリンク栃木ブレックスには、ファンを惹きつける魅力がある。

このチームはいい。見る価値がある。

   

もっとも、この試合は栃木の良さが出て、かみ合っている試合だから強い。

逆に流れが悪い時、うまくまわらない時にどれほどの力を発揮できるのか、それを見てみないと正確な判断はできないとも思う。

ただ、現在2位につけているのに納得する材料は十分にあった。

 

最後は栃木の100点ゲーム。

1ヶ月後、足利でのパナソニック戦を観に行こうかと本気で考える。

    

しかし、この日もっとも印象に残ったのは、ベンチの一番端で試合を見つめる安齋だったというのは何故だろう。

紆余曲折を経て辿りついたトップリーグ。

誰よりもプレイしたい気持ちはあるだろうに。

 

安齋の眼差しを気にしつつ、会場を後にした。


JBL2009-2010第13週 日立-パナソニック

2010-01-30 23:30:00 | バスケットボール

わかってる。

発売から1週間過ぎたのだから、ここで書かないと結局書かずじまいになるかもしれない。

でも、今日はバスケを観に行ったので。

  

ここ何シーズンか、JBLはプレイオフ中心でレギュラーシーズンを観に行く機会が激減していた。

それどころか昨シーズンは、なんとレギュラーシーズンの1試合のみ。学生なんかゼロよ、ゼロ。かつては1年で青学を30試合近く観に行った私が。JBLもプレーオフ含めると20近く観ていた私が。

愕然とした。も、壊滅的。ありえない。

  

なので、今シーズンは優先的に観戦スケジュールを組んでいる。

といっても、やっと5試合目だけど。それでも、アイシンと栃木以外の6チームは観た。あ、アイシンはAJのファイナルTV中継で観たか。

    

今日は、日立-パナソニック。会場は代々木第2体育館。

観客は、会場の半分くらい・・・かな?

でも、ちょうど7年前、日立-OSGの試合を見に来たときは、もっと悲惨だった。2割ぐらい・・・だったろうか。

最下位争いをしている2チームの試合とはいえ、関東1部リーグの方が面白かったというお粗末な内容。

ヒーローインタビューを受けた佐藤稔浩の慣れていない感じが初々しかったけど。

   

それから比べると、進歩、ではある。

もっとも日立のファンは、世界バスケ効果で五十嵐圭が連れてきた人々が、日立の試合を見に来て、菅や酒井に転んだ人がそのまま残ったとも思われる。

ま、菅は昔からファンが多かったし、もちろん譲次ファンもたくさんいるだろうけど。

にしても、やはり日立・トヨタは女性ファン比率が高い。

  

試合開始。

うおー、青野が上手くなってる!

と、ゴール下でステップインしてシュート決めてきただけで感激した。

いや、それぐらい出来て当然なんだけど、初めて見た、気がする。

青野=動かない&不器用というイメージが固定化しているだけに・・・。

あの走らなさ加減は、どうしたって青学とは思えない。

   

でも結局、パナソニックは青野次第なんじゃないかと思う。

青野が機能すれば、勝てる。

青野が成長すれば、優勝できる。・・・って、もう31なんだけどさー。

  

だけど、もし。

日本のバスケットボール界にちゃんとした強化システムがあったら。それを支える環境が整っていたら。

青野は。

日本のバスケは。

どうなっていただろう。

  

いや、多分青野は自分自身の問題。

どこかで自分に負けちゃう、こころの弱さがあるんじゃないかと思う。

だから環境が整っていたとしても、どうなるかわからないけど、でも。

何か、違ったんじゃないだろうか。

   

でも、そもそも日本のバスケットボール界が「ちゃんとした強化システム」を作り上げられるかということに疑問があり・・・。

そんなもん作れたら、それだけで日本のバスケ、今より絶対まともな状態になってると思う。

  

結局、ないものねだりか。

 

しかし日立、ディフェンスがよくなった。

「よくなった」って、何年前を基準にして言ってるんだ、私。

かなりタイトに当たってくる。

  

そのせいだろうか。

今日のパナのシュート成功率が低いのは、日立のディフェンスから受けるプレッシャーのせいで、気持ち、打ち急いでいるせいじゃないだろうか。

ほんのわずか。ほんとに少しばかりなんだけど、気持ちが急いていないだろうか。どこか、気持ちが乱れていないだろうか。

微妙に、リングに嫌われているんだよね・・・。

   

ていうか、前半終わって26-19って、なんだこの試合。

結局最終スコアも51-49で日立勝利だったけど、まあ・・・面白い試合とは言い難いな。

ラストの攻防はそそられたけど、結局トシ(佐藤稔浩)が上手くまとめたって感じ。

もともと上手かったけどさ。

  

相手を読んだスティールと、ここぞというときの高確率のスリー。

トシは職人型、玄人好み。はっきり言って地味な選手。

でも、年々、深みとか味わいとか、そういったものが増している。

ようやく今年、表立って評価されてきたので嬉しい。

 

一方の木下。

今日はいまいちだったなー。

前回のトヨタ戦はDNPだったし。

JBLデビューイヤー以来まともに見ていなかったから、ものすごく楽しみにしていたのに。

今シーズンは絶対、輝いている木下を見たい。

  

それと広瀬。

ああ、もうほんとに、なんで去年見なかったんだろう。

青学1年のときから、成長を見続けてきた。昨シーズンは新人王も獲ったのに。

   

でも、さらに成長したのが分かる。

相変わらず、「広瀬っっっ!!!」ってなプレイもたま~にあるけど。

でも。

もう、逃げていない。誰が相手であろうとも。

冷静さを失うことなく、前へと向かう。

   

いつかは日本代表に。

広瀬4年次のインカレ前後の連載のまとめで、私はそう書いた。

それが、まさかわずか2年の後に現実になるとは。

昨年12月の東アジア選手権。日本代表のスタメンに、広瀬が名前を連ねていた。

 

竹内兄弟らゴールデンエイジ周辺の世代で組んだ代表チーム。

世代が限定されているとはいえ、それでも日本代表であることは事実。

ああ、ついにここまで来たのかと。

  

大学1年からではある。 

でも、広瀬の成長をリアルタイムで見てきた。

リアルタイムで成長を見てきた選手が、日本代表でスタメンを張るほどに成長した。

本当に幸運な出会いだったと、心から思っている。

   

なので。

最後のシュートは決めて欲しかった。

日立のプレッシャーの影響を、それほど感じさせなかっただけに。

・・・あーあ。

  

それでも。だから。

広瀬の成長はこれからも追っていく。

いつか、日本一に。パナが優勝したとき、MVPで広瀬の名前がコールされる日が・・・来るのかなあ?(笑)

それは青野か木下じゃないかなあ?

 

今日は東芝・トヨタも負けて、でも栃木は勝って、プレイオフ争いは実質5チームで3枠を争う大混戦。

パナはなんとか滑り込んでくれると思うけど。

 

下手したら、栃木まで観に行くかもしれないなあ・・・。