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第89回関東大学バスケットボール1部リーグ(観戦前のお話)

2013-09-01 22:28:20 | バスケットボール

6年、ではなく7年ぶりだった。

広瀬健太4年次のリーグは観に来ていない、つまり岡田優介4年の年が最後のリーグ観戦。

なので、2006年以来のリーグ観戦になる。

当然ながら、1部が10チーム制になって初。ついでに改修後の代々木第2も初。・・・どんだけ来てなかったんだ。

 

 
もちろん、事前にリーグ編成・対戦日程はチェック済。

時代は変わったと、つくづく嘆息。

日大も日体大もいない1部、ありえない。

 

ええ、昨年の秋、入替戦結果を学連サイトで見た瞬間叫びましたよ、「嘘でしょ!」って。

ま、主に日大が1部でたった1勝しかできず、白鴎にも負けて降格したことへの驚きなのですが。

日体大は2004年ぐらいから低迷を始めていたから、ここでまた2部に逆戻りしても何の驚きもなかったけど、

何だかんだで毎年安定したチームを仕上げて時には優勝までした日大が、まさか2部落ちするとは予想外の衝撃だった。

 

それでは関東大学男子バスケットボール界のかつての名門を揃って2部送りにした今年の1部編成がどんなかというと。

 
 
青山学院大、東海大、専修大、筑波大、大東文化大、拓殖大、明治大、早稲田大、白鴎大、中央大。

このうち、この10年間で1度も2部を経験していないのは専修だけ。

 

青学・東海の両校が大学バスケットボール界に君臨する両雄に昇りつめたのは、ここ10年の間の出来事にすぎない。

その軌跡を、私はリアルタイムで見てきた。なので。

時代は変わった・・・と嘆息するのである。

 

じゃあ、新時代の1部リーグがどんなもんか、見せてもらおうじゃないのさ。

ってことで、代々木第2に乗り込んだわけです。

別に今日でなくてもよかったんだけど、シーズン最初のリーグは代々木第2だろ!という妙なこだわりがあったので・・・(笑)


バスケが・・・観たいです

2013-09-01 21:47:01 | バスケットボール

この20年、日本のバスケットボール(男子)には何度も失望させられてきた。

トップリーグチームのたび重なる休廃部、迷走を重ねるリーグ構想。

だけど、それらより何より重いのは、黄金世代を育てず、ロンドン五輪を逃した協会の罪。

 

アウェイ開催地では最高となるユニバ4位という成績を収めた世代。

竹内兄弟、太田敦也、石崎巧、岡田優介、正中岳城、菊池祥平。

この世代を中心に、ひとつ上の桜井良太や佐藤託矢、下の川村卓也や広瀬健太を加えて育てれば、

きっとオリンピックに行けると信じていた。

だから。

 

新リーグ構想も、何度繰り返しても結局JBLとbjの統合に至らず、かといって新リーグが盛り上がるわけでもなく、

同じことを繰り返してばかりに見えて。

個人的には完全プロ化にしなくてもいいと思っているけど、結局何をやっても変わらない、

日本のバスケットボールの閉塞した状態に、飽き飽きした。

ドイツへ渡った石崎巧が、唯一の希望とさえ思った。

 

それでも。

やっぱり、私、日本のバスケットボールが好きなんだと思う。

女子はともかく、男子の未来にはもう期待していないけど、でも、観たくなるってのは、

やっぱりそういうことなんだろう。

だから。

 

 

行ってきました、代々木第2体育館。

6年ぶりの、関東一部に。


JBL第17週より

2011-02-27 21:01:51 | バスケットボール

アイシン、次いでパナソニックがプレイオフ進出を決めた。

そしてトヨタが東芝に連勝。

 

思ったことはふたつ。

 

ひとつめ。

このパナは、もう負けない。

 

残り4週。三菱、栃木、東芝、北海道。

ひとつぐらい落とすことはあるかもしれないけど、

ちょっとやそっとでは崩れない。

万全の状態でプレイオフ、そしてファイナルまで登ってくるはずだ。

 

ふたつめ。

トヨタも、プレイオフは間違いない。

 

これだけきっちり東芝に勝ったのだから、残り4週で3勝は難しいことではない。

注目は最終週、アイシン戦。最終順位がひっくり返る可能性のあるカード。

どう戦うか。
  

やはり最後の枠を東芝と日立で争うことになる。

ヤマは第20週か。

パナ-東芝、トヨタ-日立。

それぞれ来週・再来週に控えるアイシン戦と併せて、いくつ勝ち星を挙げられるか。

 

プレイバイプレイから今週の試合内容を踏まえた上で予想すると、

日立が最後は逆転で残るのではないかという気がするが・・・。

まずは次週、アイシンとの対戦となる東芝は踏ん張りどころである。


JBL第16週 トヨタ-パナソニック

2011-02-25 14:27:04 | バスケットボール

トヨタ 57-71 パナソニック

  

好ゲームを期待して行ったら、予想外の展開で驚いた。

これが現時点でのチーム力の差なのか。

  

プレイオフに出てきたら、またトヨタは違うだろう。

だがパナソニックは。

  

試合を見ながら思った。

この試合、この展開で勝てるかどうかが、パナの強さと安定感の試金石。

その試合に勝ったのだから。

 

パナソニックの強さは本物になりつつあるのではないか。

AJファイナルの敗戦を経て、また強くなったような気がする。

  

  

試合開始直後から光ったのは、トヨタ#11熊谷。

攻守とも、インサイドに入り込んでのシュート、リバウンドでチームを牽引する。

     

一方のパナソニック、トヨタの気合いに呑まれたか、シュートは入らない、

リバウンドは取りに行く姿勢が感じられない。

開始5分、13-5となったところでタイムアウトを取ったが、

明けた直後、ゴール下に突っ込んでいった木下が

コートエンドに飛び込んで側頭部を怪我して、渡邉と交替。

   

でもこのアクシデントで渡邉と交替したことが、

パナにとってはかえってよかったような気がしないでもない。

そしてもうひとり、広瀬に替えて大西を投入した。

  

日体大の優勝を知る最後の学年。それも大西が1年の時の春のトーナメント。

名門・日体大も、いまや関東2部。

墜ち行く日体大のゴール下を4年間、さらに最後の年は主将として支えたのが

この大西だった。

その往年のプレイを、久しぶりに見せてもらった。

  

大西がゴール下で勝負しに行く。

青野ほどの存在感はないが、器用さと機動力がある。

しかしギブスにブロックされる。

     

再度、大西が勝負に行く。

荒尾のファウルを誘っての、バスケットカウント。

そう、これが大西。日体大を支えたプレイ。

    

このプレイこそ、大西がすべきプレイ、パナにとって必要なプレイだと、

ここ数シーズンずっと思っていた。

大西がこのプレイをするから、パナのオプションが広がる。

単独での起用のみならず、青野と大西を併用する効果が増幅する。

  

パナ優勝へのラストピースのひとつを、手にしたと思った瞬間。

 

それでも前半終わって、トヨタ 29-25 パナ。

パナのDFが全体的に雑な印象。

最近安定した感のある青野が前半だけで3つファウルを取られた。

ラスト2分の永山の連続スリーと中務のスリーで踏みとどまった。

   

逆にトヨタが29点しか取れていないというところに問題がある気がする。

インサイドは青野のDFが悪くないということもあるのだが、

実はアウトサイドシュートが入っていない。

    

流れを引き寄せきれないトヨタと、苦しい展開をかろうじて踏みとどまっているパナ。

総合力ではパナの方が上ではないかと感じる一方、

この展開で勝ちを引き寄せられるかどうかが、パナの試金石とも感じる。

ここ数年のパナの課題でもあった精神面が問われる試合かもしれない。

  

そして後半、パナソニックに流れを持ってきたのは、やはり木下だった。

  

自らゴール下に持ち込んで、もらったFTが今日の初ゴール。

チームトップのアベレージ14点を誇る木下が、前半無得点だった。

ここからパナソニックが来る。

 

そう思ったから、トヨタも熊谷や岡田をバックコートから木下に付けて、

封じようとしたのだろう。

しかし木下のエンジンがかかって、青野が存在感を増してきたら、

いよいよ流れはパナへと傾く。

   

ラスト5分で10点差。

トヨタもインサイドでつないでいたから、まだ芽はあると思った。

問題は外。外が入れば、もう一波来ると思ったのだけど。

  

57-71。

実際これほどの差はないだろうと思う一方、

あのパナでこれだけ差が付いてしまったとも思う。

  

パナソニックにおいて木下の存在感が大きいのは言わずもがな、

しかし交替で出てきた大西・渡邉・中務の好プレイがチームを引っ張った。

トヨタはアウトサイドが入らなかったのが痛いけど、それだけだろうか。

ビッグプレイとは言わないが、「いい仕事」といえるプレイがひとつあったら

また違ったかもしれない。

 

 

思いがけないトヨタの連敗、しかもこの内容。

プレイオフには出てくるとは思うが、もしかしたら。

東芝・日立と三つ巴の展開もあるかもしれない。

 

来週は、日立-パナソニック、東芝-トヨタの対戦がある。

どのチームも連勝したいところであり、連敗は避けたいところであるが、さて・・・。


JBL第16週 東芝-日立

2011-02-24 23:53:36 | バスケットボール

東芝63ー64日立

 

プレイオフ進出権、目下4位争いをしている両チームの直接対決。

東芝・佐藤賢次、日立・佐藤稔浩、
両チームのベテランPGにして、青学三冠達成時のツインガード、
手の内を知り尽くした両者のゲームメイクに注目していたのだが。

 

東芝のスターターは#55宮永。
この宮永が、立ち上がりから行った。

最初の4分あまりで12-0、うち宮永6得点。
ここで日立がタイムアウト、しかしファーストアタックが効いて、
流れは変わらず東芝。
残り1分となったところで宮永out、ケンジin。
なるほど。そういう起用法か。

 

大学(大東文化大)の時の宮永はすごかった。
インカレファイナルもさることながら、とんでもない奴と
私が鮮烈な印象を受けたのが実はここ、7年前の横須賀アリーナ。
柏木率いる中央大相手に、2Qだけで17得点。ひとりで中央大をねじ伏せた。

今も変わらぬアタック力。
その華。
宮永の魅力を再認識する。

  

今期の両チームを象徴するかのような試合展開。
果敢に向かっていく東芝。
連携ミス・コミュニケーションミスが目立つ日立。
1Qで21-11。 

 

一転して2Q終えて、28ー28。
東芝のシュートが入らず、ターンオーバーに加えてファイルがかさんだ。
日立も決してよくはなかったけど、東芝がもたつく間にじわじわ追い上げた。
そして残り5秒、ノーマークの譲次が決めて追いついた。

その前に東芝はディフェンスを2ー3ゾーンに切り替えたのだけど、
ここで竹内譲次をフリーにしてしまった。
日立がうまいのか、東芝が甘いのか。

ロースコアの展開は日立のゲーム。
3Q、まずはディフェンスから立て直してきた日立。
しかしシュートが入らず、ファウルも込む。
かといって東芝もどこかもたついている。

どっちもどっち、落ち着かない印象の3Qは、東芝43ー45日立。

 

一見接戦に見えるゲーム。
でも、実は不安定なゲーム。

最後日立に軍配が上がったのは、崩れたときの持ちこたえ方を知っているから。
チームとして崩れない土台があって、踏みとどまる術を知っている。
それは、ここ数シーズンの経験を経て、強くなってきたところ。

一方の東芝。
噛み合っているときのパフォーマンスは高い。
が、一度歯車がずれると、落ち着かない雰囲気が漂い始め、浮き足立ち、修正が利かない。
勢いとまでは言わないが、基盤が弱い。
やはり再建途上との印象が強い。

どんなに悪くても、地力は日立が上なのかと思った一戦。

 

しかし翌日は東芝が返して1勝1敗、4位をキープした。
これで今期の東芝-日立戦は終了、東芝が4勝と勝ち越した。

この2チームでプレイオフ最後の一枠を争う可能性が高い。
一発の面白さに賭けるなら東芝だが、安定した戦いぶりなら日立だろう。
ただどちらが来ても、1位チームに2つ勝てるかには
疑問符がつくのが正直なところでもある。