Accumulation journalière

とある社会人の日常と夢への道のり。時々月に還ったうさぎ🐰のことも。※画像を使用する場合はひとことコメント下さい

物語をつくることについて

2020年12月06日 11時46分07秒 | 日記

先日、友人と本についてLINEで話す機会がありました。

そのシリーズは、某有名賞を受賞して話題になった作品で、シリーズ化され、今でも続刊が出ているものです。

読書メーターという読書を記録するサイトでも推されていたので、試しに読んでみたんですが、

正直自分には合いませんでした。

(よく考えたら、この作品、前にも一度借りて読もうとしたけど、結局読み終われなくて返却した本だった)

まず一番に気になったのが、設定の中途半端さ。

後宮を舞台にしているんですが、高校の時担任からみっちり平安時代について叩き込まれた自分としては、何か色々と設定が甘すぎんじゃないかと思いました。

後宮の設定を表面だけかっさらった感じ。何かしっくりこない。

これがラブコメとかラノベだったらまだ許せる。でも、本格的な小説として売り出しているのに、これは無い。

むしろ、出版する前に加筆修正したり監修を入れてほしかった。

 

次に、何か色々詰め込みすぎて、どれも中途半端。

ファンタジー兼恋愛兼、ミステリー…?はっきり言います、どれも中途半端です。

これは友人と話してたんですが、探偵役が最後の最後でポッと出てきて何か色々糾弾するんですが、お前今までほとんど出てこなかったのに、そんなこと言える義理ある?

そして登場人物の誰にも感情移入できない。みんな頓珍漢w

何が面白いのか分からなかったし、次はもう読まないだろうと思いました。

友人は2巻まで読んだそうですが、2巻まで読んでも微妙だったらしいです。

題材は良いはずなのに、それを生かしきれていない。大風呂敷を広げたまま、たたみきれていない印象を抱きました。

作者が当時、20歳で私と同い年だということも考慮すると、もうちょっと寛容にならないといけないのは分かっているんですが…。それなら猶のこと、あの賞に見合った作品を選んでほしかった。です。

もし自分だったら、また違った風に書いただろうと思いました。

 

一方、先日、YouTubeを見ていたら、あの大人気漫画の作者の短編集がボイスコミックになって動画で配信されていました。

ちょっと興味があったので見てみたら、私が好きそうな内容でとても面白い作品でした。

この人はデビュー作からこんなに面白いものを書いていたのか…と驚きました。

漫画と小説といえど、同じ“物語”でも、こんなに面白さが違うのかと思いました。

続きが読みたいと思えるのもそうですが、私の中では、こんな面白い話を書いてみたいと思えるのも、良い作品の条件です。

このボイスコミックに刺激されて、私もまた書きたくなってきました。

今まで使っていたサイトが先日、閉鎖されてしまったので、また新たなサイトに登録をしました。

平日は働きながら書くことはできないので、まとまった休みに書いて、少しずつ投稿をしていけたらなと思います。

小学生の時に小説家になりたいと思ったけど、まさかインターネットで、こんな気軽に作品を投稿できる時代が来るとはあの頃には夢にも思いませんでした。

よーし書くぞ。短編集買ってきてから。

コメント
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