さっき、Twitterを見てたら、トレンドの1位に「誹謗中傷」という言葉が上がっていました。
詳細を見てみると、某シェアハウス生活の番組に出ていた女性が、SNSでの誹謗中傷に耐え切れず
自ら命を絶ったとのことでした。
こういうニュースを見ると本当に悲しくなります。しかも自分より年下の子が。
22歳なんてまだ人生これからじゃないですか…。
この出来事をきっかけに、何故人は誹謗中傷をしたがるのか、自分なりに考えてみました。(お酒飲んでます)
どこから考えるか、人の心理なんて突き詰め始めたらキリがないですけど…まずは何故誹謗中傷をするのかから。
多分、誹謗中傷をすることによって、その人より優位に立ちたいからではないか、と思いました。
今まではネットみたいに、いつ、どこにいても一瞬で、相手にメッセージを伝えることはできませんでした。
自分で電話番号を調べたり、住所を調べたりして、やっと事務所や会社にたどりつく。直談判という手もあるけど、
直接の責任者にはまず一発ではたどり着かない。本人にダイレクトに言葉を伝えることはできなかったんです。
でも、今ネットやSNSが発達したことにより、事務所や会社を通さず、ダイレクトにメッセージを送ることが出来る。
しかも問題なのが、匿名であること。そして、まずくなったらすぐ消せること。(ログは残るでしょうが)
これが良い点である分、悪い点でもあると私は思います。
今までだったら、事務所を通してから伝わっていたコメントが、
本人が発信したら即、タイムリーにファンが反応してくれる。ファンと同時に気持ちを共有できる。
恥ずかしがり屋の人も、本名ではないので、いつもより思い切った、大胆なことも言える。
でも、中には本人のつぶやきを快く思わない人もいるわけで・・・。
そりゃ、好意的なコメントが即座につくのはうれしいものです。
でも、悪意のあるコメントが即座につくリスクもあります。
悪意のあるコメントをしている人は、本人を挑発しているようなものです。
嫌なことを言えば、人はいやでもその内容が気になってしまいます。良いコメントよりも。
例えば、いい匂いがしますね、と言われるより、臭いですね、と言われた方が後を引くような。
それを分かってて、その人たちは言い続けるんです。と思います。優越感。マウント。
自分のコメントを、あの人は絶対に気にしてる、、これを言ったら、あの人は何かしら自分の行いを改めてくれる、と。
ただ、そこで殊勝になったところで、相手は満足しません。満足するような人は、そこまで悪い人じゃないです。
満足しないのは、ただ自分が気に入らないから、ただそれだけの理由でやってる人です。
永遠に攻撃し続けます。こちらからトドメを刺さない限り、どこまでも追いかけてきます。
一般人であれば、アカウントを消して逃亡を図るのもひとつの手ですが、
有名人であればそうもいきません。どこまでも追いかけてきます。しつこい。粘着質。
だから今回、どうすればよかったのか。
事務所や回りが守ってあげなければならなかったんです。
今回の場合は、所属事務所、そして出演の番組スタッフ側。
批判は一つの有名税と考えていたのか、たぶんこの問題を放置していたんでしょう。
しかし、これは批判ではなく、誹謗中傷です。れっきとした犯罪です。
ナイフでグサグサ刺され続けてたようなもんですよ。
毎日毎日自分を否定され続けてみてくださいよ。誰だって死にたくなりますよ。
誹謗中傷の原因となった洗濯事件も調べてみましたが、これは番組側が悪いでしょ。
出演者にも落ち度はあったかもしれませんけど…なんかフォローする手立てはあったでしょう。
私の好きな歌手も、一時期、おそらく一人の元・男性ファンから誹謗中傷を受けていた時期がありました。
そいつは、捨てアカウントを何個も使い、通報されてはまた新たなアカウントを使い、
繰り返し誹謗中傷を続けていました。
理由は、彼女が、他の有名アーティストと付き合ってると思い込んだから。事実かどうかは知りませんけど。
嫉妬からか、そいつは、彼女がTwitterで呟くたび、ファンに交じって即座に不快なコメントを発し続けました。ヒマかよ。
あるとき、事務所側が見かねたのか、スタッフ側からツイートがあり、
「誹謗中傷のコメントは警察に通報します」しますと宣言しました。それから、そいつはすぐに綺麗に消えました。
この時私が思ったのは、事務所の対応や影響力は大きいんだということです。
世の中にはメンタル強い人もいるんでしょうけど、弱い人の方が圧倒的に多いんじゃないかな。
だから、回りの人が大ごとに考えて対応することが大事だと思います。
いくら本人が大丈夫といっても、全然大丈夫じゃないに決まってますから…。
顔と名前を隠したからといって、何を言ってもいいわけではないでしょう。
見てる人は見てるんですから…。
別件ですが、似たようなこと、今年は他にもありました。
他の人をけなして、自分の推している人を上にあげようとするファンがいました。
そんなことをするより、もっと他に応援する方法はあるでしょう。
人を傷つけることでしか自分の優位を確認できない人なんて、いつまでたっても人間として未熟です。
暴言の語彙を磨くより、徳を積んで自分を磨いたらどうですか?って感じですね。
私も人を傷つけてきたし、傷つけられた記憶は今でも残っています。
傷つけることでどれだけ悲しくなるか。
そのことにいつ気づけるか。それが大事なんじゃないでしょうか。(お酒飲み干しました)