2011年度八雲展に行って来ました。 番外編
管理人に写真を撮られるとこのようにローカル環境で餌食になったりならなかったりします。
環境、photoshopLE,painterclassic,SAI。伊加利庄平氏作、シッダールタ像を模作。縮尺50%。
<<あらすじ>>
あらすじはこちら!
以上
<<レッツ・シッダールタ像>>
シッダールタ像をもう一回取り扱おうと思い、今回は別ページを設けてみました。
逸話を理解すると醍醐味が味わえるのは当然ですが、美術品としてのみ興味があります。宗教物としては意識してません。
谷に落ちるとだめです。ホラーになります。不気味の谷底はこんな感じです。不気味の谷で検索するとたくさん出てきます。レッツぐーぐる。
捕食者が獲物を狙う目で見ています。絵も彫刻も場所を取るので必然的にデジタル媒体に移行してしまいました。
<<レッツ シーダルタ像>>
仏像展示があると伺って出かけた八雲展。
そこで管理人は仏様以前の作品に出会います。
出家前のお釈迦様、シッダールタ像です。
「なぜ重い顔をしているのだろうか」
見る者に疑問を抱かせ、足を止めさせずにはいられません。
静かな苦悩をたたえたその表情はとても人間臭いです。
作者が「写実的に作っている」と仰ったとおり、
管理人がこれまで見てきた「人間」の姿にそっくりです。
「管理人、知ってます!」漫画で読んだ!
出家前のシッダールタは生病老死を苦悩していたのです。
生病老死。
言葉にすると簡単ですが、人類が長年対峙してきた重くて深いテーマ。
全ての人間が平等に苦しみ恐れる四大天敵です。
それと向き合おうとするシッダールタは、仏様になる前は、苦悩する一人の人間だったのであります。
苦悩する29歳。己が道を邁進するため、妻と子を置いて出奔。
孫悟空@DBのような男です。
長身、痩躯。
豊満型が赤子や女性的といった柔らかいイメージなのに対し、
痩身型はどこか鋭角で厳しい男性的なイメージです。
安らぎからは遠い体型ながら、管理人はこれを見てほっとします。
「一人の人間として、苦悩する姿には多少ながら共感・理解ができます」
29歳なのに40代のようなその姿。311の恐怖で頭に白髪がめがっさ増えた管理人は共感します。
管理人、目で見たものがほぼ全てです。
そのため、作者の意図を外して理解する場合がままあります。
例(とある展覧会にてアジサイの花をモチーフにした絵画を鑑賞)
景色や風景と違って、人物を扱った作品にはなぞなぞが詰まってます。なぞなぞはミステリ好きにはたまらんとです。
創作物の解釈。
ぶっちゃけ、鑑賞者が鑑賞者の都合の良いように解釈するのが大部分だと思ってます。
そしてそれが鑑賞のキモなんじゃないのかなー、とも思ってます。
管理人は、シッダールタのそのたたずまいに、仏ではなく等身大の人間の姿を見出すのでした。
本能として人間は人間により近いものに惹かれます。
以上
<<まとめ>>
足の指まで精緻。背面まで鑑賞したかったところですが、ガラスの壁に阻まれます。ぐぬぬ。
・伊加利庄平氏の作品はHPで盛りだくさん鑑賞することが出来ます!
・孔雀の羽を背負った観音菩薩様を鑑賞するには管理人のレベルが足りない。
・彫塑には造作の要訣が全て詰まってる。それを二次元の紙に写すのは絵の上達に効率よいと思われる。
・上着とその下の衣服のタッチの違いなど芸が細かい。お立ち台の側面のデコボコにぐっとくる。
・お立ち台が表面なめらかなので屋内。出家前にて出家を迷っているとも取れる。うーむ。深いぜ、
・象徴としての「耳」にも注目いただきたい。氏が「僧」を表現するときは生身の耳なのである。
僧籍に身を置いているから福耳になるとは限らない。仏性を得ているかどうかの違いであろうか。
なお、シッダールタ像は福耳である。
以上。
これを最後まで読んだ人には祈りの2012八雲展@大崎が気になるようおまじないを掛けておきます。
*'``・* 。
| `*。 来年も管理人が都内にいるなら、2012年度も出かけることにしましょう。
,。∩ * もんじゅ様が白煙ふいとるぞね。
+ (´・ω・`) *。+゜ ほんとにほんとおおおに水蒸気チェックなのかしら。
`*。 ヽ、 つ *゜* そーれ、2012年八雲展に行きたくなーれ。
`・+。*・' ゜⊃ +゜
☆ ∪~ 。*゜
`・+。*・
FIN