偶然出かけた巣鴨四日市で展示会やってたので見てきました。 その5
その4の続きです。
<<あらすじ>>
なぜ展覧会に行くかといえば、自分も絵がうまくなりたいからです。
人様の作品から技術を学ぶのが目的で、巣鴨の「祈りの造形展」を見学するのでした。
難易度が高いのは生物。植物は多少バランスが悪くても間口は広いです。巧くなるためには描くしかないのですが面倒なのです。きっと一生巧くなれません。
以上
<<レッツ祈りの造形展>>
閲覧順に、掲載許可を頂いた作家さんの作品を紹介したいと思います。
じゃじゃーん。
H.O氏。
今回の展示会のポスターの半分を飾った作家さんです。
右上の、青空をバックにしたお地蔵様の作家さんです。
氏の作品はいわゆる癒し系。
和紙の柔らかな雰囲気を見事に使いこなし、ふんわりと柔らかな作品に仕上げています。
H.O氏の作品「お地蔵さま」×3点です。
春、夏、秋でしょうか。
3作品を並べてみると、清少納言の「春はあけぼの」を想起させます。
全てのタイトルが「お地蔵様」です。切り絵です。和紙の色彩が鮮やかさが目に心地よいです。ツクシやウサギ、栗、花の小物がとても可愛らしい。
管理人、このファンタジーな絵を見ていてむくむと過去を回想します。
そう、あれは今からん十年前。おばあ様がまだ健在だった頃の話。
まだ小さな子供だった管理人、おばあ様から達磨大師のカラー絵本を貰ったことがあります。
絵本なのになぜか劇画調。
内容はうろ覚えですが、達磨大師が世間様に背を向けて己の生きる道をまい進するというお話だったと思います。
子供心にもその風貌から「達磨大師はアウトロー。社会の落伍者なのではないか」と疑問を持ったのを記憶してます。
きっと、探せばH.O氏のような優しい絵柄の絵本もあったでしょうに。
おばあ様はなぜあのような辛口の絵本を子供の管理人に与えたのか。
大岡氏の作品を契機に、しばし、管理人はおばあ様との懐かしい思い出に浸ります。
子供の頃にシューリアリズムの存在を知った気がします。
その5に続きます。