観て来ました。
ウィンターズ・ボーン 予告編 -Winter's Bone-
舞台はアメリカ中西部・ミズーリ州のオザークスという荒れた土地。
父親はドラッグを密造して捕まり、保釈金(家や土地はその担保にして)を払って保釈された後、失踪。
17歳の長女、リーが精神を病んだ母親と弟、妹の世話をしています。
そのリーのところへある日、1週間後の裁判に父親が出廷しなければ
担保になっている家、土地から出て行かなければならないとの通達が。
ただでさえ貧しく、食べるにも窮する毎日だというのに…
リーは親戚や父親と親しかった人たちを頼りに父親を探そうとするのですが
数々の妨害にあい、それでもなお父を追い求めようとする姿に
少しずつ手を貸そうと態度を変える人も…
一緒に観た娘も私も
因果関係というかそういうものがどうもよくわからず
見終わったあともハテナが飛び交っていましたが(苦笑)
今まで知らなかったアメリカがここにはあり
その中で小さな弟、妹を必死で守り、生きる術を教えるリーの姿は
崇高にも見えるほどでした。
多くの賞を受賞している映画です。
きっとアメリカの人々は私たち日本人とは違う思いで観るのだと思います。
そこらへんをもっと理解できたらなぁ…
内容とは関係ないけど登場人物の着ているものは
Eddie Bauer のカタログから抜け出てきたようで娘も私もゾクゾク。
そして、木々や空や丘の自然のトーンはストーリーの厳しさに
一瞬の安らぎを与えてくれました。