【子規365日】■5月12日
卯(う)の花をこぼさずはいれ豆腐売 1892(M25)年
夏井いつき【子規365日】朝日文庫
金田一春彦「ことばの歳時記」新潮文庫 より 《ウの花》
向学図書・言語研究会編集「花の手帖」 小学館発行 《うつぎ》より
一茶さんの句 矢羽勝幸 ジョイ・ノルトン「雪五尺 四季の一茶」信濃毎日新聞社 より
《卯の花》の俳句
空木の花の略称である。枝や幹の中が空なので空木という。野山に自生するが、庭や垣根にも
植えられる。五、六尺の落葉灌木。葉は細く狭くて鋸歯がある。白色五弁の小花を枝先に群がりつける。
白妙の花を愛して古来の詩人が、しばしば詠った。
・卯の花や低吟行ける下宿裏 秋桜子
・卯の花や水ゆたかなる八瀬の里 いはほ
・月明に更に卯の花明かりして 賓 水
横田正知編「写真 俳句歳時記 夏」現代教養文庫 より
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