WOWOWで、「レディ・マエストロ」を見る

WOWOWで、「レディ・マエストロ」を見ました。

《未だに世界の音楽界は閉鎖的な空気が蔓延している。指揮者の多くは男性ばかりで女性には情緒豊かな指揮ができないと囁かれているそうだ。本映画は約100年前、女性蔑視が厳しかった時代に果敢に指揮者への夢の階段を上った勇気あるアントニア・ブリコの実話物語である。どんなに馬鹿にされても邪魔されても決して自分の夢を捨てなかった強い魂を持った女性の映画です。》

週初めは私好みのドラマが少なく、録画した映画などを見ることが多いです。

「レディ・マエストロ」題名に惹かれて録画しました。

面白かったですね～。今でこそ関西フィルでも女性の指揮者がステージに立ちますが、

今から約100年前に、「指揮者になりたい」という思いを追い求めた女性の話。

初めのコンサートシーンに、メルゲンベルグ氏が登場。同じオランダ人。

主人公は、ニューヨークのナイトクラブでピアニストをしながら生計を立てる。

この舞台に一緒に立って人たちが、後々協力してくれる。

音楽大学に進学するが、ある事件で挫折。

富豪の恋人の止めるのも振り切って、オランダでメルゲンベルグ氏師事する。

が、ベルリンのカール・ムック氏を紹介され、弟子になる。

ベルリン・フィルを指揮した初めての女性。

ヨーロッパ各地で成功し、アメリカに凱旋帰国するが、またしても壁。

 

あのウィーン・フィルでも、女性奏者が加わったのは、ほんの少し前。

世界の指揮者ランキング100人に女性が入っていません。

この作品でも出てきましたが、男で産まれる・女で産まれる、それがその人の思いかどうか。

日本も、政治家などの女性比率が、ほとんど最下位。

音楽はクラシックの名曲を楽しめましたが、最後の最後で考えさせられる字幕。

楽しめ、考えさせられる映画でした。