日本サッカー協会(JFA)は21日、女子日本代表なでしこジャパンの池田太監督(53)が契約満了に伴い退任することを発表した。19日に契約満了の旨を伝えた。この日、JFAハウスで対応に応じた佐々木則夫女子委員長は「ベスト8を突破して、五輪においても日本でもっと女子サッカーが話題になるところまで引っ張って欲しかった。シフトチェンジする方向で考えた」と説明した。後任については、今後、人選に入る。候補としては日本だけでなく世界の指導者を視野に検討を始めている。

池田監督は浦和レッズやアビスパ福岡でコーチを歴任後、17年にU-19日本女子日本代表の監督に就任。18年にU-20女子ワールドカップ(W杯)で日本を初優勝に導いた。

東京オリンピック(五輪)後の21年10月になでしこジャパンの監督に就任した。前線からアグレッシブにプレスをかけ、ボールを奪い縦に速い攻撃を仕掛けるスタイルを軸に、23年の女子W杯は8強。パリ五輪では準々決勝で米国相手に延長戦まで粘ったが、0-1で力尽き、またも8強の壁に阻まれていた。

でした。