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私たちの暮らしは、美しい自然と共生をとりたい物です。そんな日々の暮らしで、感じたことを綴ります。

童謡の心、目黒で歌い継ぐ

2023-09-30 07:06:28 | 日記

30日の中秋の名月でご紹介した作曲家 本居長世ゆかりの地、東京目黒でコンサートだそうです。

「七つの子」「赤い靴」など作曲 本居長世ゆかりの地 童謡の心、目黒で歌い継ぐ 「保存会」10月に30周年コンサート開催

コンサートで歌う「童謡の里 目黒の歌」を練習する「童謡クラブ萩の会」のメンバー=いずれも目黒区で

「七つの子」「赤い靴」「汽車ポッポ」を作曲し、「日本童謡の祖」とされる本居長世(もとおり・ながよ)。大正、昭和に目黒不動尊(目黒区)前に住み、数多くの名作を世に送りだした。その功績をたたえ、歌い継いできたのが「童謡の里めぐろ保存会」だ。毎年10月に開催するコンサートは今年30周年を迎える。
目黒不動尊に立つ「本居長世の碑」

目黒不動尊に立つ「本居長世の碑」

本居長世の碑の前で話す(左から)「童謡の里めぐろ保存会」の三田エイさん、三田春彦会長、佐藤由里亜さん、赤尾嘉晃副会長

本居長世の碑の前で話す(左から)「童謡の里めぐろ保存会」の三田エイさん、三田春彦会長、佐藤由里亜さん、赤尾嘉晃副会長

 目黒不動尊の境内に立つ碑には、代表作の一つ「十五夜お月さん」の譜面が刻まれている。1985年、長世生誕100年を記念し、若い頃に教えを請うた歌手の藤山一郎さんや長世研究者で国語学者の金田一春彦さんが呼びかけ、歌手や文化人が賛同して建立された。
 「長世はお不動さんの静かな環境を気に入り、境内をよく散策したそうです」
 区内で会社を経営する同保存会4代目会長の三田春彦さん(60)は話す。
本居長世

本居長世

 長世は1885(明治18)年、現在の東京・御徒町に生まれた。江戸時代の国学者本居宣長の6代目の子孫に当たる。東京音楽学校(現東京芸大)で学び、ピアノ科の助教授となり、作曲活動にも励んで退官した。
 子どもの情感を歌う童謡運動が始まると、長世は児童雑誌「金の船」初代編集長で作詞家の野口雨情(うじょう)と組んで童謡を作り始めた。1920年、不動尊前に転居。11月に東京の有楽座であった新日本音楽大演奏会で、童謡歌手1号となる長女で8歳のみどりに「十五夜お月さん」を歌わせて大好評を得た。
 以後、作曲の傍ら3人の娘を歌い手に演奏会で各地を回り、23年の関東大震災では答礼使節団として渡米した。お不動さん時代の17年間に作った童謡は300余。悲しげな調べは1歳で母と死別した思いに通じるとされる。晩年は世田谷区成城に住み、終戦の45年10月14日に60歳で他界した。
本居長世の長女みどりが初舞台で「十五夜お月さん」を歌い、「小さな天才」と報じる「国民新聞」(東京新聞の前身の一つ)

本居長世の長女みどりが初舞台で「十五夜お月さん」を歌い、「小さな天才」と報じる「国民新聞」(東京新聞の前身の一つ)

◆「保存会」来月30周年コンサート

金田一春彦さん

金田一春彦さん

 碑の建立に続き、94年には金田一さんの音頭取りで「童謡の発祥の地」として童謡の里めぐろ保存会が発足。翌95年から命日に合わせ、地域の幼稚園や小中高も参加する「めぐろ童謡コンサート」を開催してきた。前身の童謡公演も入れて今回で30周年記念となる。
 これまでゲスト歌手に大庭照子さん、安西愛子さん、川田正子さん、松島トモ子さん、芹洋子さんらを迎え、今回はNHK「おかあさんといっしょ」初代うたのおねえさんの眞理(まり)ヨシコさんらが出演する。
藤山一郎さん

藤山一郎さん

 第2回に初参加し、今回も出演するのが「童謡クラブ萩の会」だ。メンバーは全員女性で30人。月2回、練習に励んできた。当日は金田一さんが長世の童謡をちりばめて作詞した「童謡の里 目黒の歌」(作曲は藤山さん)を聴衆と一緒に歌う。最高齢の88歳で三田会長の母のエイさんは「歌うことが楽しくて生きがいなの」と心待ちにしている。
 長世は戦時下、軍歌を作らずに沈黙を守り、家族に「私は死んだら生きるよ」と話していたという。「萩の会」指導・指揮者の佐藤由里亜さん(61)は「長世は平和の世になって自分の童謡を子どもたちに歌ってほしいと願ったのだろう。長世が『世界に誇る日本の文化』と胸を張った童謡の心を次代につないでいきたい」と語る。

でした。

 

西 逈さんのコメントです。

春歌になっちゃった (西 逈)

 本居長世の「七つの子」は、〽烏なぜ啼くの 烏の勝手でしょ、という替歌になった。同じく野口雨情とのコンビにより、大正十年に発表された「赤い靴」は、〽異人さんに入れられて いっちゃった、〽ニンジン三本入れられて いっちゃった、という童謡春歌になっている。替歌ができるほど親しまれた、ということです。》

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春歌になっちゃった (西 逈)
2023-09-29 22:45:05
 本居長世の「七つの子」は、〽烏なぜ啼くの 烏の勝手でしょ、という替歌になった。同じく野口雨情とのコンビにより、大正十年に発表された「赤い靴」は、〽異人さんに入れられて いっちゃった、〽ニンジン三本入れられて いっちゃった、という童謡春歌になっている。替歌ができるほど親しまれた、ということです。
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