はんたろうのがらくた工房

えーと、えーと…。

猿の手

2005-06-01 00:31:13 | 人形劇のこと
猿の手で悩んでいる。

いや決して死んだ者を生き返らせようとか、そういう物騒な了見ではない。

形を取るのが難しいのだ。

犬や馬や鳥のように、あきらかに形が違うものは、却って楽だ。
ところが猿の手は、なまじ人間に似ているものだから、そういう先入観に支配されるらしい。
よく観察して、ああここはこんなに人間と違うのだとわかったつもりでも、気がつくとしっかり人間の手を描いてしまっている。

もっと親指は短く、ほかの指は長くたくましく。掌はもっと細長く。
皮膚は厚く、しかし滑らかに。
物を持つ手の形。緩めた手の形。指の甲を地面につける「ナックルウォーク」という歩き方。

もう少し形が掴めたらいよいよ本番。立体を削り出すのだ。


もうすぐ夏。
新しい人形を作り始めた。


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2 コメント

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猿の手 (ぷよぱぱ)
2005-06-01 23:50:01
★はんたろうさん

 あは!

 タイトルで、私はすっかり「生き返らせる」方だと。^^

 でも、確かになまじ人に近いとやり難いというのはあるのでしょうね。

 造型技術の無い私にとっては、無縁の悩みです。^^;

 ちなみに、願い事は一つ残しておいてくださいね。(違うってば) 
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願いごと…。 (はんたろう)
2005-06-02 18:01:24
ぷよぱぱさん、コメントありがとうございます。

どうも「左利きは右脳で考える」というのは嘘っぱちのようですよ。

ところで、どなたを生き返らせるのですか?(おい)
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