はんたろうのがらくた工房

えーと、えーと…。

金環蝕を見に・その2

2012-05-21 23:58:38 | 自然のこと
5月21日。
朝5時前に目が覚めてしまった。

ゆうべ、ボリューム満点だった宿の夕食を食べすぎ、早く寝てしまったせいもあるが、なにより天気が心配だったのだ。
まるで子どもである。

青空もあり、雲もあり。
なんともビミョーな空だ。





6時。
昨日のうちにざっと見ておいたのだが、金環蝕の時刻、太陽と月は画像右下の木立の方角に来る。

高度までは手計算できないが、せっかくの日蝕が木の陰でした、ではいただけない。
風呂に入ってから、宿の周辺へロケハンに出る。




6時29分。
薄い雲を通して太陽がのぞいたと思ったら、もう欠け始めていた。




6時48分。
意外と高い位置にあったので、宿に戻って、部屋のバルコニーに三脚を据える。




7時02分。
古い銀塩フィルムで自作した簡易フィルターをかぶせている。
正式な、いわゆる日蝕グラスは遮光性能がきわめて高いので、まさにこういう曇天に備えて用意しておいたものだ。



7時04分。
こちらの画像は、レンズの前に目視用の日蝕グラスを置いて撮影。
抜群の遮光性能だが、それが却ってカメラのAE・AFを惑わせるらしく、ピンボケしたり、ぶれたりする。
それと、太陽以外は完全に真っ黒になるので、なんというか、画像としてイマイチ趣に欠ける。




で、撮影は原則、雲という天然のフィルタに頼ることにして、直接レンズを太陽に向けることにした。
日蝕グラスは、めでたく人間専用となる。

シチメンドウクサイ補足を一応しておくと、直接の撮影は、液晶モニタか、EVF(電子ビューファインダ)越しにおこなう。光学ファインダーを覗くことは厳禁である。
また、カメラの撮像素子とて、長時間太陽を見続ければ故障する。
撮影しないときには、こまめにレンズキャップをしておくこと。





7時16分。




7時22分。




7時28分。




7時31分。
金環蝕。




7時33分。
リングの太さがほぼ均一になった。




7時36分。
やがて…。




リングが切れた…。



すっかり満足して、朝食へ。
食堂のテレビではニュースをやっていて、金環蝕の話題で持ちきりだった。
ローカルニュースでインタビューされた人が、「金沢から来ました!」と喜んでいた。

みんな考えることは一緒なのだなあ。

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2 コメント

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おぉ! 素敵♪ (かささぎ)
2012-06-20 06:56:06
素敵な写真を、有難うございました^^

当日わたしも、自宅リビングにて床に這いつくばって、小さな小さな金環リングをみました。
そのうち天体ショーを追いかけて旅行にいけるようにしたいです。
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おお、床に投影されたのですね。 (はんたろう)
2012-06-21 10:40:04
今回は、東京・名古屋・大阪という大都市がみんな金環蝕のエリアに入っていたので、2009年の皆既のときとは違って、みんなでおだやかに盛り上がった感じでしたよね。
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