ただおの不定期日記

主に映画の感想など。たまに違う話題も書くかもしれません。

チューナーレステレビを購入

2024-08-19 13:35:35 | 映画
TCLというメーカーの50P63Eという型番のいわゆるチューナーレステレビを購入しました。
テレビにはチューナーがなくても、4Kのブルーレイレコーダーにチューナーついてますし、見るのに困ることはありません。

そしてパソコンのモニターとしても使用しますが、HDMI入力があれば問題なし。
というわけで50インチながら5万円を切るのはなかなかのコストパフォーマンスではないかと。

最初にスマホにGoogleのアプリを入れて設定していけるのは便利。アプリのインストールにちょっと時間がかかりましたが。
パソコン系はまたにして、テレビモニタとして、映画関係の感想を少し。

前に使っていた43インチでも思ったことですが、視聴距離も近いせいか、映画を見ている、という感じ、よりスクリーンを見ているのに近づいた気がします。50インチにして、よりそれを感じるようになりました。
せっかく4Kということで、ちょっと前に発売になったキャメロン作品UHD-BRのトゥルーライズとエイリアン2をちょっとだけ見てみましたが、やはりスクリーンを見るという体験により近づいた、というのが正直な感想。やはり大きさというか、いわゆる視野角が効いてくるんでしょうかね。
映画好きにはたまりませんねぇ笑。部屋を暗めにしてみるのがすきなので、映画モードで、輝度は50くらいまで落としました。あとMPEGノイズとかそのあたりも全部OFF。この機種はクリアモーション系はないようですが、前の43インチ(Hisense)でもそのあたりは基本OFFにしてました。自分のなかでは映画はあくまで24fpsです。

いやー映画っていいもんですね笑
次はPC接続も書いて見ましょうかね。

映画「フィッシャーキング」

2024-08-16 07:59:40 | 映画
WOWOWで放送されたのを久しぶりに見た。
落ちぶれた元ラジオDJジャック(ジェフ・ブリッジス)。今はビデオショップオーナーのヒモのような暮らしをしている。かつてラジオでの不用意な発言が、無差別殺人事件を引き起こしてしまい、酒浸りの日々。
そんな男がある日出会ったロビン・ウィリアムズ演じるパリーというホームレスは、その事件で妻を亡くした男だった・・・
そのホームレスの話から、聖杯探しをする羽目になるのが一つのストーリーなのだが、その聖杯というのは、乾いた者を癒やす、というのが一つのモチーフ。
この映画の中で、とても好きなシーンがある。このパリーが町で見かけて惚れてしまった女をいつも影から見ていて行動がわかっているのだが、ジャックを連れて駅で彼女を待つシーンがある。
いよいよ彼女が現れて、パリーが後をついて人混みの中を歩き出すと、その雑踏がみなペアになってダンスを始めるのだ。もちろんそれはパリーの心象風景であって現実ではない。けれどほとんど表情を変えないパリーの胸の内を表現した素晴らしいシーンだと思う。


ほかにも、パリーの妄想に現れる赤い騎士が怖かったりする。これも、ジャックが始めの方でホームレスのたまり場に連れて行かれるが、なんだか夢の中のようなシーンで、これがあるから、妄想を実写で見せられても違和感がないのかもしれない。

テリーギリアム監督らしく皮肉が効いた映画だけど、絵に描いたようなハッピーエンド。すっきり見終えられる映画。

AIにアシストしてもらう?AIに覗かれる?

2024-06-19 13:53:47 | PC

Apple Intelligenceについて、妙に「怖い」を連発している動画をみて、そこまで怖がらなくても、印象操作か?しかも誤解も入っているようだし。なんて思ってしまったので、ちょっと硬くなるが思うところを書く。

Appleはプライバシーが重要だという立場を取っている。それは過去のエピソードにも現れている。

・2015 カリフォルニア州サンバーナーディノで起きた銃乱射事件

・2019 米フロリダ州ペンサコラの米海軍施設で起きた銃撃事件

いずれも、FBIからのiPhoneのロック解除要請をAppleは断っている。しかし、2019年の事件については、iCloudのバックアップデータやアカウント情報・やり取りのデータなど数GBを捜査機関に提供し、「アップルが捜査に協力していないとする印象操作のような発言は受け入れられない」という声明を出している。

捜査への協力は惜しまないが、iPhoneのロック解除については捜査要請であっても行っていない。印象に気を使ってという部分はあるかもしれないが、顧客への大きなメッセージであることは間違いないと思う。

少し詳細に入ると、ロック解除のためには「バックドア」という仕組みを導入する必要があるが、これを用意してしまうと、悪用されない保証はないからだとAppleは説明している。

そのようなAppleが、Apple IntelligenceでAIを活用すると発表したことについて、個人のデータを覗き見られて怖いというような論調は、多分に感情論が先に立っているというべきだと考える。もちろん無条件に100%信用すればいいとは言わないが、上記のような姿勢を見せてきたAppleが、知らぬ間に個人情報を監視あるいは漏洩するようなことがあれば、大きな批判にさらされることは想像に難くない。そのようなリスクを犯すだけの動機がAppleにあるのかということをよく考えるべきである。

AIと言うことによって、あたかもAppleの誰か、あるいはその背後にいる何者かの意思を持って個人のデータを除かれてしまう、という想像が巡っているのだろうという想像はできる(笑)。技術的にいえば擬人化しすぎだし、これまでのAIの報道のされ方にも問題はあると思う。とはいえ、中身がわからなくなってくると怖くなるのは一般心理としては理解できる。

IT関係ではよく知られた言葉がある。

「利便性とセキュリティは両立しない」

使いやすくということだけを追求しようとすると、セキュリティは一般におろそかになる。セキュリティを追求すると使い勝手は犠牲になる、ということを端的に表している言葉だ。

今回のAppleの発表は、使い勝手を改善するものであるが、セキュリティにも気を配っているよ、というメッセージが散りばめられている。データをクラウドやChatGPTに渡して処理する際に個人を特定しないよう符号化したり、IPアドレスを読み取れないようにするなどだ。

これまでにもApple製品にはSpotlightというDB化・検索機能が備わっていた。定期的に同じ場所へ行くなどをしていると、適切なタイミングでそこまでのマップを出すアシストをするなどである。監視されて怖いというなら、すでに怖いことは行われている(笑)。これをテクノロジーの進化と見るか監視化社会だと見るかであるが、その判断にはテクノロジーの理解が欠かせない。AIの推論がどう行われるかという細かいレベルまでは必要ないとしても、どういう情報をもとに、どういう連携が行われて結果が得られているのか、そこに抜け穴があるとすればどこで、ユーザーはどう対処すべきなのか。広く見られることを目的として動画を作成するのであれば、こういう部分をもっと啓蒙していくことの方がユーザー・メーカー双方の利益になると思うのだが。

それでも、騙されない保証はない。Appleとて、慈善事業を行っているわけではない。最善の手は、そのテクノロジーに近づかないことだ。

だが、自分で自分の評判を落とすようなリスクを犯してまでAIによる監視・情報漏洩を行うのか、ということは考えておくべきだと思う。

もしもそれが本当に現実となったら、私もAppleを見放すだろう。


エアーコンプレッサー修理

2024-06-05 13:11:10 | DIY

タンク内の空気圧がある値まで高まれば、自動でストップするはずの勤務先のエアコンプレッサー(SK-11 SW-131)。

気づくといつまでも止まらない状態に。これはいかんなということで電源を止め、中を見てみました。初めはシリンダーとピストンの密閉をしているリングかと思い替えてみましたが、ある値以上に圧力が上がりません。

でもう一度開けてみると、

弁が一部割れて穴あき状態でした。これでは空気が漏れて圧力が上がりませんね。ということでこのAssyと、シリンダーとの隙間を埋めるパッキンも一緒に注文しました。

ということで到着した部品を交換します。

新しいアセンブリ。弁もちゃんとついてます(あたりまえ)。

まずはシリンダーのフチに残っているパッキンの残骸を綺麗にします。

新しいパッキン。これを溝にはめます。

そしてひっくり返してシリンダーにかぶせます。

さらに吸気フィルタのついたヘッドを乗せて、ボルトで締めます。

奥に見えている、タンクへ空気を送るフレキシブルパイプもネジを締めてとめます。

 

4箇所、少しずつ均等に締めていきます。

始動してみると、ちゃんと圧力が上がっていきます。1MPa超えたところで自動停止。OK👍

 


山崎貴監督おめでとうございます!

2024-03-11 22:49:36 | 映画

 

ゴジラ-1.0で、第96回アカデミー賞視覚効果賞受賞!本当におめでとうございます!

でも個人的には、この吉報を聞いて思い出すのは映画「ALWAYS 三丁目の夕日」なのだ。というかその、長い1カットのオープニング。ここにこそ、山崎監督の心意気が詰まっていると思ったのだ。

東宝のロゴがラジオに切り替わり、そこから長いカットが始まる。

どんどんカメラがバックしていき、鈴木オートの引き戸を通り抜けて外へ出る。これはメディアで観たが、当時やはりこれはロバート・ゼメキス監督の「コンタクト」を思い出した。お、やってるな(ニヤ)。

しかしこの後、一旦カメラは帰って来る子どもたちを捉え、その子どもたちに今カメラが通り抜けた(つまりはCGだと思った)引き戸を開けさせる!

そして母役の薬師丸ひろ子とのテレビのくだりがあり、子どもたちはヒコーキを飛ばそうと外へ行く。

ここからカメラはヒコーキを追い始め、

空を舞い、路地へ降りてくる。

そしてヒコーキを追いかけてきた子どもたちに導かれ、電車の通る大通りへ。

遠くに建設中の東京タワーが見える。

ここまで観たとき、自分は知らず涙を流していた。それは監督の大きな心意気を感じたから。ヒコーキが舞うのは、これもゼメキス監督の「フォレスト・ガンプ」を思い出した。あれは白い羽根が舞うカットが話題になっていた。

このながいワンカットは、単に真似やオマージュを超えて、むしろ挑戦状なのだと感じられたのだ。心意気を感じたとはそういう意味だ。だからこそ泣けてしまったのだ。

もちろん山崎監督はこれがスタートではないし、常に挑んできたんだろうと思う。ゴジラ-1.0 でオスカーという快挙を成し遂げた今、この挑戦が大きな実を結んだのだと感じずにはおれない。

改めて、心より、おめでとうございます。