
君とピクニック
我が軍師の上に出る広告の忌々しきこと…成敗!
ようこそお運びくださいました。しばらく放置すると出てくる広告を
取り去るべく、久々の更新でございます。
皆様、元気にお過ごしでしょうか?
ようやっと春が到来しそうですね…皆さま、越冬お疲れ様でございました。
啓蟄を過ぎたせいか、虫どころか世の人々も続々とねぐらから出てきておりますね。
最近、お世話になっている方の高校生になる娘さんが公園で誘拐されそうになって、
「季節の変わり目は変な人も出てくるからねえ…」なんて話をしておりました。
お花見やら何やらで外で遊ぶことも多くなりますし、
皆さまもどうぞ気を付けてお過ごしくださいましねえ。
と、何が本題だかよくわからん導入になってしまいましたが、
久々の更新は、久々の赤壁コンビです。
旧版といえば、ドSとドMのこの友情は外せません。
他の媒体では、あまりこの、孔明と子敬の関係ってフィーチャーされていないですよね。
日本の媒体だからか?と思って、中国の作品についても考えるのですが、
李法曽版やレッドクリフ、新版などはいずれもフラットというか、
特別な演出がないように思えます。
おいおいまたこのパターンかよ…つまり、「旧版突然変異説」。
「また」と申し上げたのは、
このページでの研究成果を踏まえた上での提言になるのですが。
確かにねぇ、あの曹力ロシュクを出しといて、淡々とストーリー進めていくのはもったいなさすぎですからね。
と、ここに、「中央電視台八十集電視連続劇『三国演義』文学劇本」なる本(四川人民出版社、1994年)がございます。
まあいわゆるひとつの台本集ですかね。実際にこのドラマの脚本から編集された本みたいです。
ちなみに、この本の存在は、以前に麗華さんから教えて頂きました!
で、旧版ファンのわたくしはたまにパラパラと読んでいるわけなのですが、
これを読んでいると、実際のシーンが文字になって起こされている、ということの他に、
登場人物の心情の機微がはっきりと記されていることがあり、(そりゃ脚本家としては役者さんに思惑通りに演じてもらいたいでしょうから)
なかなか萌えてしまうのです。
で、このドラマ屈指の萌えシーンである七星壇の別れのシーン(詳しくはこちら)は、
台本だと以下のように記されています。(中国の読者の方のために原文を残しています)↓↓↓↓

ちょ…なにこれ月9!?
孔明のモジモジっぷりが最早月9のヒロインレベル。
決まり悪そうというか、気まずそうというか、あのシーンは照れ隠しだったことが判明しました。知ってましたけどね。うふふ。
…つまりアタシが何が言いたいかってェとですねぇ。
こんな孔明魯粛の友情演出、ちょっと他にはないよね、という話。
この場面の他にも、苦肉の計の後に2人でたそがれて会話するシーンとか、
劉備が殺されそうになっている現場まで2人で猛ダッシュするシーンとか…
原作にはない演出がそこかしこに散りばめられているでしょう。
この脚本を書いた方に、どうして2人の関係をフィーチャーしようと思ったのか見解を聞いてみたいものです。
その演出にうっかり大ハマりしちゃって、
こんなイラスト描いている日本人がいることを彼は知る由もないでしょうが。ふふふ。