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私のメトロノーム/セピア色

日常生活の事々、思い出、未来への希望を書きます。

初夏の京都東山へ散策(その2)

2013-06-12 16:35:58 | 季節

= 前回の続き =

昼食を済ませてから、
知恩院へ向かった。

知恩院は
鎌倉時代に法然上人が念仏を始めた浄土宗の総本山である。

日本全国に7千の寺院と6百万人の檀信徒を有するそうだ。

国宝の御影堂は修復工事中であったが、
三門を始め、巨大な伽藍を見物した後に、大きな御堂に入った。

朝顔イラスト素材

正面に法然上人の遺影を祭ってある大広間では、
ご婦人が持参した納骨の法要が行われていた。

私は一人で畳み間に座して、
二人の僧侶の響く読経の声に、暫くの間耳をすませた。

今までこれほど長い間、
読経を聞いたことがなかった。

僧侶が喉の奥からコロコロと
内臓全体で震わせて発声し、
建物全体に響かせていているような読経の声には
リズム感があり、
ハーモニーがあり、
独特な音色があって、非常におもしろかった。

ただ、何を唱えているのか?
その内容に全く検討がつかないのが残念である。

ー私は仏教徒ではないが-
おそらく(私の想像だが・・)、
殆んどの仏教徒の人たちの思いも同様であろう。

経文は難しく
内容を充分に理解している人は少ないのでは?と思った。
朝顔イラスト素材


けれども、
人々が仏教の教えに畏敬の念を持ち、
正直に「ありがたい!」と思うのは
この読経を耳にした時に、
その音色が心に伝える
精神的な安らぎもあるからではないかと思った。

誰かの研究に、
このような読経の心理的効果を書いた論文があるかもしれない(?)

又、仏教の各宗派によっても、
読経の音色やリズム感に違いはあるであろうから・・
その辺の違いを書いた
研究書も一度読んでみたいものだ・・と・・
そんな事も思った。




私が熱心に読経に耳を傾けていると、
一人の外国人女性が近づいてきた。

フランス人で両親と息子を連れて、
日本を7日間で旅行していると語った。

 又、ニューヨークから来たと言う
4人組の若者にも出あった。
彼らも又、僧侶の読経を興味深く見ていた。

私は寺院の中で、
国籍は違っても一つの同じ空間の中で、
人間が何かを求めて、共有しながら生きている・・
非常に、
興味深いひと時を過ごした思いになった。

それから、
祇園界隈を散策することにした。

京都の祇園といえば、
八坂神社付近の有名な遊里である。

大通りは多くの観光客で賑わっていたが、
私は静寂を求めて、一筋裏の通りをゆっくりと歩いた。

奥まったところにある
ひっそりとした
お茶屋の軒先に吊るしてあった
風鈴が風に揺れて、
突然「チャリン!」と響いた。

「あぁ!
    京都も夏だ!!」

そして、
又、阪急電車に乗って、我が家に帰った。


万歩計を見ると
一日の歩行数は約19,000歩。
随分多く歩いたものだ。

私の身近な所にある
初夏の京都がどんなものか?を知る

健康的にも爽やかな
散策の一日となった。(笑)
 


梅雨は紫陽花が映えるのだが、今日は真夏日のとても暑い一日であった。

2013-06-04 17:52:42 | 季節

今日は梅雨の中日。
大阪では、
今年の梅雨がどこかに過ぎ去ったかのような
真夏日の暑い一日であった。


梅雨の時期は紫陽花が一番に、景色の中で映える。

そこで、午後、
我が家の裏庭に咲いている
紫陽花の写真を一枚撮ろうと思ったのだが、
やはり、流れる雨の中で濡れた姿にこそ、良い趣きがあるので、
写真を撮るのを止めてしまった。






妻は
この2週間ほど前から、
足の膝を痛め、全く歩けない状態で床に伏していたが、
日が経つに連れて次第に回復に向かい、
今日は室内を一歩・・、一歩・・と
歩行できるようになって来た。
私はとても嬉しく思っている。

全面的な回復にはほど遠いが、
希望をもって、毎日を生活しているところである。


そのような先日(日)の朝、
東京からクール宅配便が届いた。

私たちの大事な家族の一員である、
若い女性が
私たちの事を心配して、
手数をかけて送ってくれた、
手造り料理&その他であった。

彼女は夜、会社勤務が終わってから、
食材を買いに出かけ、
夜半までかかって、
これらの料理を造ったに違いないと私たちは思った。

私たちは彼女の・・
温かい愛の働きと思いやりを感謝して、
その美味しい手造り料理を、
二人で心から喜んでいただいた事であった。

  


風薫る5月。緑の小道を歩いてみれば・・

2013-05-18 17:50:12 | 季節

毎日、忙しい日を過ごしていると、
季節感を忘れがちになる。

春を過ぎて、
既に、初夏に入っている。

日中は汗ばむ陽気の日もある。




けれども、
昼間と朝夕の寒暖の差が激しいので、

我が家では
室内に一台のストーブは残したままで、
時々、扇風機を回して涼を取っている変な状況である。




先日、
いつも散歩をする公園沿いの小道へ、

ひさしぶりに出かけてみたら、

すっかり、新緑の木々が
青葉若葉の木々の並木道に変化していた。


穏やかに・・
なだらかに流れて来る5月の薫風。

私は元気を失くしていた毎日に、
少し、生気を与えられたような気がした。 


琵琶湖湖畔の光と水と緑と空気が・・とても美しく、輝いて見えた!

2013-05-14 18:35:04 | 季節

人の心を和ませるものは

明るく輝く光と・・

爽やかな流れる空気と・・

清く綺麗な水と・・

目に鮮やかな緑の木々・・

である。



先日、琵琶湖の湖北にある
キャンプ場へ、
妻と二人で、
夏期キャンプの準備の為に、作業に行った。
 


ここはとても美しく、
ここには全てが揃っているで・・

私が「将来、ここに住みたいね(?!)」と言ったら、

妻は
「こんなに寂しいところに、
私は住めないわ!」と言って、
大反対されてしまった。




しかし・・

対岸にある山々に広がる
緑の木々のグラデエーションが目に美しく優しいこと!!
心がとても癒される。


それならば・・

「こんなところに別荘を持ちですね」と
私が提案したら、

「それも、私達にはとても無理でしょう!!」と
妻に、一言で否定されてしまった。




それでは・・

このキャンプ場の作業に来る度に、
私は
つかの間の
美しい自然を眺めて、
楽しんで帰るしかないのか?!

まことに残念だ!(笑)
 


大型連休に入り、街はすっかり新緑の季節となった。

2013-04-29 19:07:49 | 季節

前回のブログを書いた後、
早くも一週間が過ぎた。

その間、
私は新年度、定期総会の準備の為に、
多忙な日々を過ごしていた。
昨日午後、
その総会も無事に終了する事ができた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日は
朝から五月の爽やかな気候を感じる
過ごしやすい一日であった。

大型連休に入っているので、
我が家の前はいつもに比べて静かであり、通り行く人も少ない。

私は朝から、
つかの間で良いので、
何も無い休息の時を持ちたい!思いであったのだが・・、
朝食時に、
妻の大号令があり、
二人で、一日中大掃除をする事になった。

連休期間中である今週末に、
我が家に、
待ち望んでいる大事な来客があり、
迎える準備を必要としていたのだ。

掃除機をかけ、
雑巾で拭いて、室内の掃除から始めた。
次に、
玄関掃除から、布団干しや風呂の掃除へと・・。

妻と二人で、
精一杯働いたので、
家中がすっかり整理整頓され、とても綺麗になった。

いつも我が家は
このように美しくあれば良いのに・・(!?)
と願いながら、
今日は楽しく、
充実した″大掃除の一日″を過ごした。
 (笑)


関西では桜の季節が終り、初夏が来ようとしている。 細川護熙展「胸中の山水」を見に行った

2013-04-22 18:33:16 | 季節

関西では桜が終わって、
葉桜の季節となった。

新緑が光り輝いて見える
初夏が訪れようとしている。

先日、大阪市内で会議があり、
我が家を出発した。


ところが、
正午近くになると、急に気温が上がり暑くなった。

慌てて、コートを脱いた。

そうする内に
更に、暑くなって来た。
未だ慣れない初夏のような気候に
体調がついて行けず

酷く疲れを感じてしまった。(笑)


やがて会議が始まった。
40周年記念事業をどのように実施するかという
重要な議題であった。

処々の事情が変化し、
振り出しに戻って審議をする必要が起こった。
その日の
議論は長々~と続いた。

つまり、
最初に戻って、計画が練り直しとなったのである。

この様に、
前回の積み上げでない議論には
(内容的にはとても重要なのではあるが・・)
精神的には、疲労感が多く残る。

酷く疲れを感じてしまった。(笑)

 

このまま帰っては
我が家へ疲れを引きずると思い・・・ 

「何か・・感動する!美しいものを見たいなぁ!?」 


そこで、
阪急梅田本店9階ギャラリーで
開催されている美術展

「胸中の山水 細川護熙展」

を見学に出かけた。
(入場料800円、10日~22日まで開催された

 
わが国の首相を勤めた著名な政治家であったが、
60歳を機会に
突如、政界を引退した人である。

 


その細川氏が
約15年間精力的に取り組んだ集大成というべき・・
水墨画、油絵や陶器類が数多く、
そして、
まことに渋く・・展示してあった。

この方の
60歳で突如、

政界から芸術家への「生き方の大転進」には
大いに感動したが・・

作品の数々と
私自身の芸術的感性や
鑑賞力不足との間に
大きなギャップを感じてしまい・・

大変残念であったが・・

酷く疲れを感じてしまった。(笑)

 

 そして、・・
やがて、疲れをかかえたまま、
わが家へ着いた。(笑)


これから春爛漫の時期となるのだが・・私は今、春の憂いの中にある。

2013-04-06 16:06:51 | 季節

今日は朝から、
全国的に爆弾低気圧。
春の嵐が訪れており、天候が荒れ模様である。
春雷も響いている。

美しかった今年の関西の桜花も
これですっかり散ってしまうのであろうか??

まことに残念であり、多くの心残りがする。



昨日(金)は
市内の小学校で入学式が行われていた。

桜が散って風に舞い、
花びらが道端をじゅうたんの様に覆う中を

親に連れられて、
ピカピカに着飾った新一年生が登校していた。
子供達のなんともほほえましい光景である。
彼らの新しい人生がここから始まるのだ。

これから季節は春爛漫となり、花が美しい季節となる。

我が家の庭にある
山椒の木の枝々にも青い新芽がつき、
バラの木にも花芽が付き小さな蕾がある。
スズラン水仙には白い花々が可憐に咲いている。

いよいよ花の季節を迎える。

 

更に、この季節。

「春眠暁を覚えず」と言ったような熟睡感や、

「優雅な春の夢」に出会えれば、
幸いなのであるが、

私は花粉症によるアレルギー鼻炎で、
鼻詰まりがして、
っていてもぐっすりと眠れず睡眠不足症気味である。


夜中に、ふと目が覚める時がある。
無意識のうちに、
口で呼吸をしていた為に、
喉の奥がカラカラに乾燥してしまっており、
酷く痛くてたまらない。

その為に
毎朝、ぐっすりと眠った記憶が無いままに起きて、
日々を過ごしている。



昼間に、鼻炎の薬を飲めば眠たくなるし・・
仕事に差し支える。

私にとって、
苦労が多い、春の憂いの毎日である。(笑)


大阪の桜もやっと満開に・・・。明日(日)は復活祭(イースター)の記念日

2013-03-30 18:56:09 | 季節

九州や東京では
桜が満開の時期を過ぎたようだが、
ここ大阪ではこの週末から桜満開となった。

今週は毎日が忙しく、
遠方へ会議で出かけていた。

木曜日の深夜、
我が家に新幹線で帰宅したので、

昨日は旅の疲れを非常に重く感じていた。

一日をだらだらと過ごしている内に・・

この春のゆるやかな温かさで、
桜が瞬く間に満開になってしまった。

 

今日の午後、
いつも行く散歩道を辿って桜見物に出かけた。

団地沿いの公園桜も、
コミュニティ・センター横の川沿い桜も満開であり、
多くの人々が上を見上げて、スマホで桜写真を撮っていた。

どこへ行っても、
美しい日本の桜の春である。

明日(日)はイースター。
キリスト復活祭の記念日である。

復活祭(ふっかつさい)とは、
キリスト教会の最も重要な祝い日の一つである。

十字架にかけられて死んだイエス・キリストが
三日目に復活したことを記念する。

英語で「イースター(Easter」とも言われる。

クリスマスは12月25日と決まっているが、
復活祭は年によって日付が変わる移動記念日である。
春分の後の最初の満月の日の次の日曜日に行われる。


教会では特別な礼拝があり、
キリスト復活の象徴である
ペインティングされた卵を贈り物としていただく。

又、寒い冬が終わり、
明るい春が来た事を喜び、
自然の甦りも祝う大事な日でもある。


桜はどこに在っても美しい。

2013-03-24 17:40:40 | 季節

今年も
桜が美しい季節になった。

九州や関東ではすでに満開のようであるが、
私が住むここ大阪では、
桜の満開はこれからであり、
夜桜の鑑賞も今週からである。

どんな桜の光景が良いか?
人にはそれぞれ好みがある。

都市公園の群がる桜?
河川沿いのトンネル桜?
山麓に大きく広がる桜?

海沿いの戦う桜?
山里の静かな桜?

桜にはそれぞれの風景があって、
どこにあっても美しく、
日本の風土に似合っているが、

湖畔の奥のたまり場に、
ひっそりと咲いている桜も
又、美しい。

忘れられた日本の、
昔々の懐かしい風景を思い出すようだ。

 


春風が流れる中を颯爽とバイクで走っていたら、小学校の卒業式に出会った。

2013-03-21 14:00:24 | 季節

春の天気は変わりやすく、荒れやすいが、
ひと度、青空が広がるとうららかで、
とても爽快な気分になる。

先日、
毎年受診している人間ドックの検査報告が
市内の総合病院から送られて来た。

それで、
担当医からの総合診察を受ける為に出かけた。

寒い時期はいつも車で通院していたが、
このように気候が良くなると、
薄いジャンパーを着用してバイクで走っていても
寒さが苦痛でなく、
春を身体全体で体感できるので大変嬉しい。


私が今、乗っているこのバイク。
これは息子の所有物である。
彼が約10年ほど前、学生時代にアルバイトをして購入したものだ。

その後、彼が使用しなくなったので、
私が代わりに使っているのだ。

一回だけバッテリー交換をしたが、
その後、どこも故障したことが無い優れものである。

そのようにして、
春風が流れる中を爽快に走っていたら、
小学校の卒業式が行われている現場に出会った。

 

 

 

私の所へ、
毎週ピアノの練習に来ている男子高校生がいる。

彼は精神的なストレスで不登校になり、
小中学生時代をほとんど通学できなかった。
その為に、両親は大変心配し、彼の事で悩んで苦しんだ。

その彼が、先日、
妹の小学校卒業式に、親の付き添いで共に出席したそうだ。

式後、
「自分もやっと卒業したような気持ちになりました」と、
喜んで語ってくれた。

そうなんだ!

3月下旬のこの時期。
卒業式の時期であるが、
子供だけでなく、
親も家族も全員が、
新しい人生へと出発し、巣立って行く時期なのだ。

彼の言葉を聞いて、
彼の将来に、何か言葉で表現し難い、明るさと嬉しさを心に感じた。




ところで、
今日のブログのこ
の写真は・・

はるか昔の・・
我が家の息子の小学校卒業時の写真である。

彼も、我が家を巣立って行って久しい。
最近、音信が無いが・・??

元気で毎日過ごしていると思うのである。
何故なら、

 「知らせが無いのが・・良い知らせ!」

と、
言う言葉があるからだ!(笑)