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私のメトロノーム/セピア色

日常生活の事々、思い出、未来への希望を書きます。

美しい晩秋。秋夕暮れのびわ湖湖畔。

2013-11-22 16:05:46 | びわ湖

今日は二十四節気の一つで小雪(しょうせつ)。

冷えるので雨も雪となり、
わずかながら雪が降り始める頃である。  

確かに、
季節も晩秋となり、枯れ葉が舞い冬の足音を感じる頃となった。

 

先日、私は
滋賀県長浜市にあるキャンプ場へ、管理点検作業に行った。
午前中に集会があったので、その日は昼過ぎから出かけた。

いつものように、
自動車で大阪の我が家を出た。
名神高速道路を走り、京都東インターで降りて湖西道路を北へ走った。


その後、
びわ湖西岸の道路、
湖畔に沿った道をひたすら北へ、北へと走って行った。

滋賀県高島市浜分にある
今津浜水泳場近くに来た時、秋の太陽は既に傾きかけていた。

湖と反対側の山側に、湖へ通じる小さな沼があった。





その周辺には別荘地もあるが、
寒い冬が近づいているので、人の姿は去り、今は全く誰も見えない。

静かな静かな沼に、
野生の鳥だけが生息していた。


秋の陽が次第に降りて来た・・。

 

秋の陽はつるべ落とし・・。

やがて、
すっかり暗くなってしまった。

 

暮れ行く秋の陽が・・
落ち行く秋の葉に・・
様々な色彩を色付けして去って行く・・

変化する色彩の美しさを
感動を持って、暫し眺めながら・・

私は
今年の秋の終りを一人で寂しく眺めていた。


琵琶湖一週の旅。桜ツーリズムの人々に出会った。

2013-04-17 16:58:40 | びわ湖

私たちの新年度第一回会議を
琵琶湖湖北にあるびわ湖キャンプ場で行った。

私は前日から出席していたが、
16日(火)午前、
途中から参加する妻を車で出迎える為に、JR湖西線永原駅前に駐車していた。

列車の到着時間まで余裕があり、
一人でぼんやりとして立って待っていると、
そこに中年男女の大グループが現れた。

全員がハイキングスタイルで
リックを背に担い、
群れで列を作って、まさに行進を始めるところであった。

私が「どこから来られたのですか?」と
尋ねると、

  「東京から来ました。
     クラブツーリズムという旅行会社が募集した団体で、
     これから数ヶ月をかけて、何回か歩いてびわ湖を一周するツアーです。」と言う。

今後の予定として、
夏にはホタル鑑賞や花火大会の為に、また琵琶湖観光に来るそうだ。

今回はびわ湖湖畔の
桜を歩いて鑑賞するツアーであると言う。

昨日は日本の桜100選の地
有名な「海津大崎の桜並木」を見に行った。

「やわらかな湖風に乗って、散り始めた桜吹雪がとても美しく感動しました。」と
様子を話して下さった。

  東京から、琵琶湖の美しい桜の風景を観る為に、
わざわざ関西まで旅行して来る人々がいる。

私たちのキャンプ場は桜並木沿いにあり、
場内にも多くの桜の木々がある。
桜が美しい海津大崎や奥琵琶湖パークウェイは目の前である。


会議が終了後、
私は慌てて、桜の写真を撮りに出かけた。

 

 


びわ湖の湖北、長浜の地で戦国歴史ファンの老夫婦に出会った。

2012-08-28 18:48:05 | びわ湖

びわ湖の最湖北にある長浜市へ、
用事で出かけていた。

遠くに、伊吹山を望む長閑な田園地帯が広がっており、
赤とんぼが舞う初秋の空の下で、
妻と二人で静かに席に座っていたら、

一組の御夫婦が近づいて来て、同席しても良いか?と尋ねた。
年の頃70才後半の穏やかそうな老夫妻であった。

妻が「どうぞ。どちらからお越しになったのですか?」と尋ねると、
「群馬県沼田市から・・」と言う。
又、妻が「まぁ!そんなに遠方から?どうしてですか?」と尋ねると、
「戦国時代の歴史が好きで、是非一度、琵琶湖に来るのが憧れでした!」と答えた。

地元の旅行社主催の2泊3日で琵琶湖を一周する観光バス歴史ツアーがあり、
それに応募して参加したのだという。

1日目は合戦地の関が原を見て、大津市に到着。
2日目は比叡山延暦寺~近江八幡~彦根城を見て長浜市へ来て、長浜城等を散策。
今日が最終日で、これから船でびわ湖をクルージング。
竹生島へ渡り、その後又、バスで群馬へ帰るという。

かなりの強行軍のバス旅である。

戦国時代の歴史ファンのようで、
琵琶湖周辺にある歴史遺跡を訪れることを楽しみにして、
はるばる群馬からやってきたそうだ。
それから、暫くの間、
私も歴史が大好きなので・・
私たちは初対面の老夫婦と、様々な歴史談議に楽しい時を過ごすことになった。

確かに、昔の近江の地(今の滋賀県)は
教科書にも載っている著名な戦国時代の歴史的史跡が多く残る土地である。


特に、この長浜市は
豊臣秀吉が初めて城主になった地である以前に、
戦国大名浅井長政が織田信長との姉川の戦いに敗れて、滅亡した地である。
その結果、
浅井3姉妹といわれる女性達の悲劇的人生が始まった地でもある。

三姉妹は
父・長政が死後、母・市の再嫁ぎ先の柴田勝家の北庄城へ。
母が勝家と共に自刃後は秀吉に引き取られる。
その後、

長女・茶々は
淀君として秀吉の側室となり、大阪夏の陣で敗北し秀頼と共に自害する。

次女・初は
京極高次の正室となり、夫婦でキリスト教の洗礼を受けるも、夫の死後出家し一生を終える。

三女・江は
大野城主佐治一成に嫁ぐも離縁され、
秀吉の甥、羽柴秀勝に嫁ぐも死別。
その後、徳川秀忠に嫁ぎ、三代将軍家光を生み、江戸で生涯を終える。
<NHKの大河ドラマで放送された>

 
歴史は興味がある者には胸が躍る出来事であるが、
人々の歴史的現実は残酷であり、多くの悲劇的な生涯を語る。

そんな昔の出来事を考えながら・・
目の前に広がるびわ湖湖北の初秋の静かな風景と、
色づいた田んぼの上、低空の空を舞う赤とんぼの群れを眺めて過ごしていた。


琵琶湖湖畔のキャンプ場で、夏のキャンプ・シーズンへ向けての準備が始まったのだが・・

2011-06-22 18:13:34 | びわ湖

今年も夏のキャンプ・シーズンが来ようとしている。
そのために先日のある一日、
琵琶湖湖畔にある私達のキャンプ場で準備作業をした。

関西一円から、約50名近い方々が婦人達を中心としてボランティアで参加をし、
キャンプ場施設内外の大掃除や布団干し、食器類の洗浄などの作業をして下さった。

このキャンプ場は今年で建設して20年になる。
琵琶湖畔に面した美しい自然の中にあり、
通常、奥琵琶湖と呼ばれる地域である西浅井町の南部に位置している。

現在は市町村合併で統合され、長浜市になった。
長浜市と言えば滋賀県北東部(湖北地方)に位置する市で、
湖北地方の大部分を占める大きな市である。

以前はここで「江・浅井三姉妹 博覧会」も開かれていたように、
この地域一帯はNHK大河ドラマ「江」の歴史的舞台となった地である。
浅井長政の居城である小谷城跡や豊臣秀吉の長浜城も近くにある風光明媚な歴史地区である。

但し、残念ながら、
私は毎月のNHK視聴料金は支払っているのだが、この大河ドラマを見ていないので、
現在、どのようなストーリーが展開中であるか全く知らない。

 

ところで、
私達のキャンプ場の隣に男性が一人で住んでいる。
この方はどこかの市役所に永く勤務していたのだが、
定年退職後、昔からの夢をかなえるために一つの大きな決断をされた。

我が家も家族もあるにも係わらず、
それらの全てを残して、私達の隣接地を購入して一人で移住して来た。

ひと言で、「隣接地」と言うのが何万坪もある広い山であり、奥山には野生の猿、カモシカや熊も住んでいる。
この山全体を購入し、森林を伐採し、牧場を開き、
現在は白い馬を飼いながら、山菜を取り、野菜を作り、一人で優雅に暮らしておられる。

先日は夜間に、自分の敷地内を徘徊するイノシシを(勿論、許可を持つ業者に頼んで・・)捕獲したら、
10頭近くも捕まえたそうだ。
とてもそれが美味しかったとある人から伝え聞いた。
実は、この野生のイノシシ君たち。
私達のキャンプ場内でも遊んでおり、毎年、芝生広場を荒らして困っていたのだ。

更に、
この方は数年前から、緑の木立の中に、写真にあるような建物ロッジを建築中である。
準備ができた資金に応じての建築工事なので、
何年後に完成して住めるようになるのか?分らないようだが・・・

まるで、
一国一城の主になろうとした戦国武将の男のロマンのようで、
時々、会うたびに
この方の人生観と生き方に深く興味を憶えている。


滋賀県長浜市にあるびわ湖キャンプ場20周年記念式典に出かけた。

2011-04-29 23:37:56 | びわ湖

今日から春の大型連休に入った。
10連休の休日になる人もいるようだが、うらやましい限りである。

晴れ後、曇り空の一日の今日、私は妻と共にびわ湖キャンプ場に出かけた。

滋賀県のびわ湖北部。
長浜市内の通称、奥びわ湖と呼ばれる地域に私たちのキャンプ場がある。
水と緑と空気が綺麗な琵琶湖湖畔のすぐそばに位置している。

敷地は約2,000坪。
今年で建設20周年を迎えたので、
今日は午後から記念式典を開くことになった。

去る10日ほど前、会議で訪れた時は湖岸の桜が満開であり、
近くの桜の名所、海津大崎には大型観光バスが列を連ね、満員の桜見物客であった。
又、遊覧船から湖岸の枝垂れ桜を見るツアーもあり、
人の多さはまるで都会のラッシュ・アワーのように思えた。

しかし、葉桜となった今日は人混みは全く無く、
湖岸も閑散として、いつものような静かなびわ湖に戻っていた。


今回の記念式典と美味しい会食の時の中で、
多くの方が建設当時の思い出を語ってくださった。
私も20年間の楽しかった思い出が起こされて、
今日まで積み上げてきた中で生まれた長い歴史を感じた。


ところで、
この長浜の地は「浅井3姉妹の歴史の故郷」である。
浅井3姉妹とは戦国武将浅井長政と
織田信長の妹お市の方との間に生まれた3人の娘、茶々、初、江。

それぞれ豊臣秀吉、京極高次、徳川秀忠の妻(正室・側室)となった
戦国の女性たちのことである。

特に、毎週日曜日夜、放送中のNHK大河ドラマ「江」の舞台の地である。