今日は二十四節気の一つで小雪(しょうせつ)。
冷えるので雨も雪となり、
わずかながら雪が降り始める頃である。
確かに、
季節も晩秋となり、枯れ葉が舞い冬の足音を感じる頃となった。
先日、私は
滋賀県長浜市にあるキャンプ場へ、管理点検作業に行った。
午前中に集会があったので、その日は昼過ぎから出かけた。
いつものように、
自動車で大阪の我が家を出た。
名神高速道路を走り、京都東インターで降りて湖西道路を北へ走った。
その後、
びわ湖西岸の道路、
湖畔に沿った道をひたすら北へ、北へと走って行った。
滋賀県高島市浜分にある
今津浜水泳場近くに来た時、秋の太陽は既に傾きかけていた。
湖と反対側の山側に、湖へ通じる小さな沼があった。
その周辺には別荘地もあるが、
寒い冬が近づいているので、人の姿は去り、今は全く誰も見えない。
静かな静かな沼に、
野生の鳥だけが生息していた。
秋の陽が次第に降りて来た・・。
秋の陽はつるべ落とし・・。
やがて、
すっかり暗くなってしまった。
暮れ行く秋の陽が・・
落ち行く秋の葉に・・
様々な色彩を色付けして去って行く・・
変化する色彩の美しさを
感動を持って、暫し眺めながら・・
私は
今年の秋の終りを一人で寂しく眺めていた。