青春18切符が一回分残っていたので、
このまま使用しなければ・・もったいないと思い、
どこへ行く当ても無かったのだが・・
とにかく、
JR電車に乗って出かける事にした。
私の最寄りJR駅の改札口に入ると、
そこに始めに来た列車は
JR京都線、新快速「米原経由長浜行き」。
早速、それに飛び乗った。
湖畔沿いを列車が走り、
やがて、
琵琶湖湖北にある長浜市に着いた。
ここは豊臣秀吉が初めて城を築いた北国街道沿いの城下町。
歴史博物館や由緒ある寺院などがある。
郊外には
浅井長政の居城小谷城や姉川の合戦地、
賤ヶ岳古戦場もある歴史的な土地である。
市内を当ても無く・・ぶらりぶらりと散策。
穏やかな春の陽気の中を一人で散歩した。
その後、JR長浜駅に戻った。
その時、ここに初めて来た列車は新快速「米原経由赤穂行き」の電車であった。
又、それに飛び乗った。
電窓から外を眺めていたら、
美しい桜の公園が線路沿いに見えたので、
急遽、降りる事にした。
到着した先の駅はJR彦根駅。
そこから歩いて目的地へ桜を見に向かった。
かつて、
石田三成が五層の天守閣を持つ、
城を構えていたといわれる佐和山城の麓に着いた。
美しい桜が咲く公園のベンチに座って、
一人でお茶を飲んでいたら
地元の自治会館の管理人をしているご老人が話しかけて来て、
色々と歴史談議をすることになった。
帰りに、
「これを料理して佃煮を作りなさい」と
敷地の隅に自生している蕗(ふき)を一束もいで、私にくれた。
夕方になり、
辺りが薄暗くなって来たので、
今回は佐和山城跡へ登るのを
途中で止めて、
あわてて・・我が家へ帰る電車へ又、飛び乗った。
妻はお土産の蕗を喜んだが、
私の今日の完全に思い付きだけの行動を聞くと、
とても呆れた顔で微笑んでいた。(笑)
まぁ~、
時にはこのようなつまらない過ごし方の日も・・
あって良いのではネ(!?)・・(笑)