☆ 北海道体験記 No.17 ☆
「土の館」にあった、深さ4mの泥流地帯の土の標本。
1926年の十勝岳大爆発で起こった泥流。144名犠牲
1962年の十勝岳大爆発。 4名犠牲
この話は、あちこちで、耳にしました。
今も、煙(?)を上げている十勝岳を見ながら、お話を聞くと怖くなってきます。
1926年の時は、5月、溶岩が雪を溶かしながら、大泥流となって町を襲ってきたとか。
1962年の時は、「凌雲閣から上富良野駅」まで運転してくれた、バスの運転手のお父さんが、「凌雲閣」の大浴場の天井を塗っている時に爆発が起きて、家族はみんな「もう駄目だ」と覚悟をしたと話をしてくれました。
下から見ると、噴煙が天高く舞い上がり・・やっと連絡が取れた時、「よくぞ助かったものだ」・・と皆ビックリ。
ちなみに、「凌雲閣」は、翌1963年に開業されています。
観光バスの運転手さんには、三浦綾子の「泥流地帯」を是非読んで下さい。
と言われました。
私たちは、三浦綾子さんといえば「氷点」が思い浮かびますが、
富良野の人達は「泥流地帯」だそうです。
(・・・仕事が落ち着いたら、読ませて頂きます・・・)
農業は、土づくりが一番大事!ということも勉強になりました。
前回書いた、恐竜の骨の様な白いものは「プラウ」でした。
トラクタに引かせて、前の年に収穫が終わって堅くなっている田畑を、耕す道具です。
大きな大地に広がる、大きな畑!
機械を使って、格好いい!
知らないものが見たら、とても素敵な、最新の農業と思いますが・・
楽な事ばかりでは無いようです。
格好いいトラクタの本体は、なんと1千万もするとか・・・
それに、耕耘、畝づくり、植え付け、収穫など、いろんな機械がいって、
大変お金がかかる事。
病気や、季候の影響で収穫が落ちると、返済が難しくなり・・
「そんなに高価な機械だったら、みんなで共同購入など、しないんですか?」
「前にしたことがあるんだけど、使う時期は一緒だし、
自分のものじゃないと、大事に使わないんで、
10年持つところ、6年ぐらいで駄目になったりして・・・」
深く耕すほど、収穫が増えると思うと・・・より高いものが欲しくなるし、
隣が、新しい機械を入れると、自分もとなるし
子どもに、後を次がせようと思うと、機械も良いものを・・・
なるほど、大変です。。。。
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