メルヘヴン_オリジナル小説

メルヘヴンをテーマにオリジナルの小説を書いて行きます

第1話 夢の話

2007年05月12日 10時20分39秒 | Weblog
メルヘンな国が、どこかにあると言うギンタ。ギンタは、101回同じ夢を見る。
その夢は、ギンタが信じているメルヘヴンの夢。
「小雪~!!また、同じ夢見たぞ!」
「本当!!!!!!!!」
「ああ、本当だ。101回目だ!」
見た夢を小雪に聞かせるギンタ。
「おっはよ~」
「アズサ、おはよっ!」
「また、夢の話聞いてるの?」
アズサは、あきれたように言う。
「うん!」
「いいじゃねーか」
「バカげてる。」
ボゾリ................
「だれだ!俺の話を、バカにしている奴は!」
「ナナミ、いつのまに」
小雪は、びっくりしている。
「さっきからいた。気付くの遅すぎ。」
「ナナミ~俺の話にけちつけやがって!お前だって夢はぐらい、見るだろ!」
「朝から、わめくな。頭が、いたくなる。」
「てめ~」
「なぐられたいの?」
ナナミは、笑いながら言う。
「はいはい、そこまで!これ以上けんかしない。ナナミにけんか売ると骨おられるよ!」
小雪は、そう言って止める。
一瞬その場の空気が、冷める。
「それよりも、みんな毎日同じ夢を見るんだよね?」
小雪。うまいことに、その場を、切り抜ける。
「夢なんて、気にしない。」
「面白い夢だよ。この世界とちがって。」
と、ナナミとアズサが言う。
アズサは、この世界がきらいだ。ついでに、ナナミもきらいだ。
「ていうか、夢なんて同じ夢見て楽しいの?あきるよ。」
「ナナミーなにが、あきるだー」
「ギンタ、うるさい」
バキィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
「仲良くやろうよ」
と、小雪が止める。
もちろんアズサは、ほっといた。