メルヘヴン_オリジナル小説

メルヘヴンをテーマにオリジナルの小説を書いて行きます

第5話 ナナミとナナシ

2007年06月16日 13時41分56秒 | Weblog
もうどれだけ歩いただろう
「暑っ・・・」
一人歩んで行く女がいた。
「えっとーここを曲がれば盗賊連合『ルベリア』の砦が・・・・・・ないっと」(迷子決定)
「ここどこだーー『ルベリア』見つからんーーーーー!」
「そこにおる奴だれやっ!」
「・・・・・・あんたこそだれ?」
「なんや自分のこと知らへん?自分は、『ルベリア』のボス ナナシや!」
「!・・・・・・・・・・・・・見つかった!!これで『ルベリア』にいける!!」
「なぁなんで無視すんのや!君はなんなんや!」
「・・・名はナナミ。『ルベリア』の一員だ。」
「男の子やのに可愛らしい名前やなぁ「男みたいで悪かったな!」
ぼきっ
骨が折れたような音がした。
「すみませんでした!!」
ナナシはナナミをおそれ謝った。




第4話 メルヘヴン

2007年06月16日 13時41分08秒 | Weblog
気がついたらナナミの目には、見覚えのある世界が広がっていた。
「・・・・・・」
ナナミは、歩きだした。ギンタとアズサに手紙を残し・・・・
二人が気がついたのはナナミがいなくなってしばらくのことだった。
ガサっ
「・・・今ガサっ聞こえたけど何だったんだろ?」
アズサはつぶやいた。すると、アズサの目には手紙が見えた。
「だれからの手紙だろう。とりあえずギンタとナナミを起こそう。」
アズサは、ギンタを起こした。
「次はナナミを起こして・・・・・あれっナナミがいない。ギンタ!ナナミがいない!」
「アズサ!!オレそこらへん見てくる!」
「あっギンタ!ナナミを探しなさいよー」
しばらくしてアズサはギンタをつれもどし、手紙を読み上げた。内容は、こう書かれていた。
『アズサとギンタへ
行きたいところがある。すぐには、戻れない。
                  ナナミ』
「行きたいところって・・・・今日ここに来たばかりなのにどこに行くの?まぁいっか。いつかもどってくるだろう。ギンタ、ナナミいないけどそこらへん見に行く?ってあれギンタ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 おーい!ギンタ、どこだーーーーー!」
アズサは、ギンタを呼んだ。
「ギンターギンターギンターギンターギンター」
アズサはギンタを呼んだ。でもギンタの返事はない。
「あのバカーーーーーーーー次あった時は、覚えてろよ!」
アズサの叫び声が聞こえている。