本日紹介するのは、アメリカのイラストレーター・Kelly McKernan氏によって作られた「INTERLUDE花札」です。
早速パッケージから見ていきましょう。
写真ではわかりづらいかもしれませんが、全面に銀の箔押し印刷がされていて、高級感のある作りになっています。ゴシック風のデザインも素敵ですね。
さて、いったいどんな花札が登場するのでしょうか?
まずは五光札を見てみましょう。
右上から「松に鶴」「桜に幕」「芒に月」「柳に小野道風」「桐に鳳凰」 ですが、一見花札とは思えないくらいの、オリジナリティあるデザインですね。
水彩画で描かれたイラストが非常に幻想的で、それぞれの札がまるで1枚の絵画作品のようです。
この絵画的な札ですが、実はさらなる仕掛けがあるのです。
例として1月の松の札4枚を挙げてみましょう。
見ての通り、月の札が横につながっていて、4枚を並べると1つのデザインになっているのです。
イラストの世界観もさることながら、アイデアが秀逸ですね。
ちなみに左から「松に赤短」、松のカス札2枚、「松に鶴」になります。
とにもかくにも見ているだけでも楽しめる、魅惑的な花札です。
表現の可能性の広さを示してくれた作品ともいえると思います。
その他の札のデザインや細かいディテールなどは、Kelly McKernan氏のウェブサイトもチェックしてみてください。日本からも通販で購入できますので、気になる方はぜひ手に入れてみてくださいね。