「生きていてもいいかしら日記」

「生きていてもいいかしら日記」　北大路公子著（ＰＨＰ文芸文庫）

なんて惹かれるタイトル・・！
コーチャンフォーでぱらぱらっと立ち読みしたら、
周りをはばかることなく笑ってしまった。
しかも大笑い。

「４０代、独身。好きなもの昼酒。札幌の実家で親と同居・・・」
のキミコさんのエッセイ集。

このプロフィール、まるで数年前の私だ。
（昼酒はさすがにしてなかったけど、お酒好きだし）
興味を持たないわけがない。

数年前、子宮筋腫で手術をしたのだが、
キミコさんも手術でおなかを切ったらしく、
そういうところまで似ている。
（もしかして、同じような病気だったのでは・・とにらんでいる）

おなかの傷のことを書いた「乳の立場がない」は、
本当に何度読んでも笑える。真剣に。

「だから私はやってない」の妄想ぶりも、
ここまで妄想世界を繰り広げ、表現できるキミコさんに
感動の涙が出そう


久々に、何度読んでも楽しめる面白い本に出会ったので、
「最近面白いことないな～」なんて思うことがあったら、
ぜひこの本を読んでみることをおすすめします

立派なことなどできないし、思いつきもしないけど、
こんな風に生きていてもいいんだな～って、
楽しめます

この本、去年見つけたんだけど、
入院することがわかっていたので、
入院中の楽しみに・・・と、読むのを我慢してたんです