忙中閑あり

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【俳句】稲妻のゆたかに異類交合譚 

2016-09-18 | 日記

NHK俳句 第3週「雷」「稲妻」

ゲストは神職の北島建孝さん

俳句の世界では雷は夏、稲妻は秋の季語

どう詠み分けるかがポイント

雷は、はたた神、いかづち、稲妻は いなつるびなど別名が多い

日本の神話ではどう語られてきたのか、北島さんに伺う

稲妻のゆたかに異類交合譚  夏井いつき

 

似て非なる季語たち

【季語の成分】 視覚・嗅覚・聴覚・触覚・味覚・連想力

 

入選九句

名を知らぬ骨まで響むはたた神  谷口詠美

千頭の蝶の標本ひがみなり  あるきしちはる

雷へ北進匍匐(ほふく)めく車列  能瀬京子   二席

雷に元寇(げんこう)の海騒ぎをり  迎 原夫

稲妻を交ぜてタロットカード引く  木村摩耶

安南を稲妻と千の鼠と  まどん   一席

落雷し雨粒がざらざら臭う  川口誠司   三席

その日より瞼に二つ雷を飼ふ  剣持すな恵

稲妻を吸ひこんでより波ふとし 中原久遠


 夏井いつきの季語道場 

雷鳴りて空を見つめる眞鯉かな  建孝

  雷鳴の空へ眞鯉は口を開く


神格化された季語の主な成分は連想力!

 

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