セカンド韓流2

まぶしくて ―私たちの輝く時間―

出演:キム・ヘジャ、ハン・ジミン、ナム・ジュヒョク、ソン・ホジュン

演出:キム・ソギュン 脚本:イ・ナムギュ 制作:2019年

[5段階評価:★★★★★]

まぶしくて ―私たちの輝く時間― 公式サイト

子供の頃、”時間が巻き戻せる”不思議な腕時計を拾ったキム・ヘジャ。遊び半分で時間を巻き戻していたある日、自分が周りの友達より早く成長していることに気づき、腕時計を封印する。時が経ち、25歳になったヘジャの元に悲しい知らせが届く。交通事故による父親の死。ヘジャはあの不思議な腕時計を使い、事故の前に戻って父親を救おうとする。繰り返し何度も戻ってやっとの思いで救出できた時、ヘジャの姿は70歳の老婆になっていた。

『30だけど17です』では、主人公ソリの失った時間に涙し、それでもウジンと一緒にこれからゆっくり取り戻せばいいよと思えたドラマだったんですけど、今回は25歳という生きる希望に満ち溢れた年齢から、一気に死の足音が聞こえる70歳になってしまって、見てる私もどう考えたらいいのかかなり戸惑いました。でも、ヘジャはそれを受け入れるんですよね。命の代償はそれほどまでに大きかったんだと自分に言い聞かせて。そして両親、お兄ちゃん、友達もそんなヘジャを受け入れる。とってもステキでしたねぇ。

なんと言っても70歳だけど25歳のキム・ヘジャさんがかわいくてしょうがなかったです!早口で若者言葉をしゃべり、25歳の親友と遊びまわる姿に若干ハラハラしましたが(←体力的に)

ハン・ジミンさんのパートもすごく良かった! 想い人のジュナが窮地に立たされる度に「25歳のヘジャ戻って来て!」と切に願わずにはいられなかった。。

後半、ナム・ジュヒョク演じるジュナが声を殺して号泣するシーンがあって、それがあまりにもすごくて、ナム・ジュヒョクのドラマ全部見ちゃおうかしら…と思ってしまった。

老人ホームの濃い〜面々や、全視聴者が「お前が働けよ!」とツッコんだに違いないニートでダメダメなお兄ちゃんなど、笑いながら考えさせられるシーンもいっぱいありました。

これから先、大変なことや苦しいことがあるかもしれないけど、いつか許せる時が来て、なんでもないと思える時が来て、キラキラとまぶしかった日々を思い出せる時が来るから、必要以上に過去を悔やんだり、必要以上に未来を恐れたりせずに、今を大切に生きよう!とエールを送ってくれるドラマでした。

全12話ですが、終盤にそれまで見ていた景色が一変するので、ぜひともネタバレなしで見てほしい。そして、全て見終わった後にもう一度最初から見直すと、涙が倍増すると思います。


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