出演:イ・ジョンソク、ペ・スジ、チョン・ヘイン、イ・サンヨプ
演出:オ・チュンファン、パク・スジン 脚本:パク・ヘリョン 制作:2017年
[5段階評価:★★★★★]
実は、一度リタイアしてたんです、このドラマ。。昨年から韓国ドラマを見るようになって、お初のイ・ジョンソク君だったんですが、主役のはずのジョンソク君がぜんぜんカッコよく見えなくて…(汗)スジちゃんの演技も『ドリームハイ』よりは上手くなってるかな〜くらいだったし(苦笑)6話あたりで見るのをやめていました。
で、その後『君の声が聞こえる』『シークレット・ガーデン』『W』とジョンソク出演ドラマを見て、再び『あなたが眠っている間に』を見たんですが、コレ、
わざとカッコ悪く演じていたんですね!
初見では”素”でカッコ悪い人だと思ってしまった…。いやぁ〜ドラマを見る順番って大事ですね。(危うく見損ねるとこだったわ)
予知夢を見るホンジュは、夢の中で見た悪い出来事を回避できるようなりたいと悩んでいた。ある日、彼女の家の向かいに若い兄弟が引っ越して来る。その兄弟を見て驚くホンジュ。兄のジェチャンは、夢の中で自分から抱きついてしまった人だった。
一方、ジェチャンも夢を見ていた。夢に出てきたのは、向かいの家のホンジュ。夢の中でホンジュは交通事故にあっていた。なぜ彼女の夢を見たのか分からず、たかが夢だと思っていたのに、次々と夢で見た光景が現実になっていくー。ジェチャンはホンジュを救うために奔走し始める。ジェチャンが見た夢の結末は、ホンジュの死だった。
予知夢を見る人が複数出てくるんですが、同じシチュエーションなのに、それぞれで結末が微妙に違っていたりして、その違いがサスペンス要素を盛り上げてくれました。誰の夢の通りになるのか? もしくは全く違う結果を作り出せるのか? 予知夢だから必ずその通りになる、というワケじゃなく、決断や選択によって未来は変えられるんだという希望がありました。検事であるジェチャンが法廷で語る言葉にもいろいろと考えさせられましたねぇ。
起きてしまった出来事に苦しむことがあっても、その出来事が次のフェーズに進むきっかけとなることもある。答えは1つじゃないし、また答えを出せない問題もある。いろんなことに葛藤し、それでも最善を尽くそうとする人々を、サスペンスとコメディも織り交ぜながら描いた、とってもいいドラマでした。そしてなにより、最終回がすごくよかった!もう一度1話から見直したくなるようなステキな終わり方で、やっぱり終わりよければすべて良し!ですねぇ。
警官ウタク役のチョン・ヘイン君は、清潔感があってとってもよかったです。いい人の役も悪い人の役もどっちもできそうだから、いつか悪役を見てみたいなぁ。
んで、このドラマの一番の見所は、どんなときも可愛いスジちゃんと、
要所要所でカッコ悪い(笑)イ・ジョンソクです!
いや〜もう本当、イ・ジョンソクは素晴らしいですね!! 個人的には好みじゃないんだけど…(←いいかげん好きだと認めろ)最初見た時はカッコ悪すぎてびっくりしたんですが(爆)このカッコ悪いジョンソク君を、愛でるためのドラマでした!サイコー!