出演：チョン・ジェヨン、ヤン・セジョン、キム・ジョンウン、ソ・ウンス
演出：イ・ジョンジェ 脚本：キム・ユンジュ 制作：2017年
［５段階評価：★★★★］
刑事ドゥクチョンには白血病を患う娘スヨンがいた。高額な新薬治療を受けるため、賄賂を受け取り娘の手術費用にあてたドゥクチョン。手術は成功したものの、直後に娘が誘拐されてしまう。狂ったように娘を探すドゥクチョンの前に現れたのは、同じ顔を持つ2人の男だった。DNAも指紋も同じだという彼らはいったい何者か？ 娘スヨンはどこに行ったのか？ その謎を解くため、犯人として捕まった”男”を脱走させ、一緒に捜査を始めるが…。
１〜２話を見たとき、主役は娘を誘拐された刑事役のチョン・ジェヨンさんだと思ったんですが、途中から完全にヤン・セジョンがドラマを引っ張っていました。若手女優のソ・ウンスや大女優キム・ジョンウンすら、美しさの面でも演技力の面でもヤン・セジョンが圧倒してましたねぇ。
ヤン・セジョンが演じた同じ顔の「ソンジュン」と「ソンフン」。もう彼らが可哀想でしょうがなかったです。。記憶を無くしたソンジュンは序盤ひたすら殴られるんですが、その描写がリアルでかなりひどかった…毎話毎話けっこう残虐に殴られるので、正直見るのがキツかったです（汗）子供の臓器売買など、残酷なシーンもあるので苦手な人は多いかもしれません。
中盤、ソンフンが受けてきた辛い出来事が明らかになると、今度はソンフンが可哀想になりました。。１つの選択…おじさんと一緒に行くか、母と慕った人に付いて行くか…そのどちらを選ぶかで運命が変わってしまった2人の子供。ソンジュンもソンフンも辛い運命を背負わされた、あまりにも可哀想な子供でした。
終盤、ヤン・セジョンの「ソンジュン」と、ヤン・セジョンの「ソンフン」の対決に号泣させられるという、もう完璧に2人の人間がその場に存在していましたよ！素晴らしかった！！
ストーリーとしては、序盤はスピーディに進むんですが、11話あたりからスローダウンして、あからさまなスポンサー寄りの無意味なカットが増えたりもします（苦笑）そんなグダグダになりかけたドラマを、最終回でヤン・セジョンがこれ以上ない演技でまとめてくれるので、諦めずに最後まで見てもらえたらと思います。
【オマケ】ヤン・セジョン祭り！
