監督:キム・デスン(2015年公開)
出演:ユ・スンホ、コ・アラ、イ・ギョンヨン、クァク・ドウォン、チョ・ユニ
天才魔術師と、清国に嫁ぐ道中の王女様との恋物語。
これ正直に言うと、なぜ王女様がユ・スンホくん演じる魔術師に恋をしたのか、よく分かりませんでした(爆) まぁ王族のご息女ですから、生まれてこのかた若い男性との接触は全くなかっただろうし、たまたま夜の山奥でユ・スンホくんと遭遇して、短剣振り回してひと悶着あった後で、よくよく顔を見たら超絶カッコよかった!んで、恋に落ちました…ってことかしら? うん、ありえなくはないな(笑)
ユ・スンホくんの方は女好きのマジシャンで、美人は全員好きなんだろうし、自分の周りにはいないタイプの品格漂う王女様(スンホくんは侍女だと思っている)に恋をするのは理解できました。でもねぇ…スンホくんのキャラクターが、顔以外そんなにカッコよくなかったんですよねぇ(悲) 非常にザンネン。。
ノリが軽くて、こうすれば女の子は喜ぶよねってことをよく分かっていて、マジックの技を駆使して王女を落としにかかる姿に私はトキメかなかったんですが、世間知らずの王女様はコロッと騙されてましたね(苦笑)
コ・アラさんはとってもよかったです。『花郎』のときよりも断然コッチの方が可愛いかった! ただ、どうしても気になるのがスンホくんのキャラの弱さ。。マジックが得意なただの色男にしか見えなくって、もう少し人物に深みがあったらよかったのになぁと思わずにいられない…ってか、右目が青いって設定は必要だったの?? そのせいで顔の半分が常に隠れてるんですけど(顔しかいいとこないのに)これは監督が悪いのか、脚本家が悪いのか…とにかく、ユ・スンホ好きとしてはザンネン極まりなかった。。
(↑)顔のアップじゃないと右目の青さもよく分からない…
と、いろいろ言いましたが、その他のキャラクターたちはよかったです。王女様の護衛イ・ギョンヨンさんは超カッコよかった。
スンホくんの義理の姉で盲目のチョ・ユニさんも、悲しい境遇だけど力強く生きてた。
スンホくんと大の仲良しパク・チョルミンさんは、出て来ただけで安心しました(笑)
その中で、悪役のクァク・ドウォンさんは中途半端なカンジの使われ方で、クァク・ドウォンさんのムダ使い的なもったいなさを感じました。。
監督は『バンジージャンプする』のキム・デスンさんで、私は『バンジージャンプする』大好きなんですけど、この映画はノリきれなかったなぁ…ごめんなさい!