全国高校選抜バレー岡山県予選 女子・就実5連覇
引用:
「女子の就実は決勝でセットカウント0―2からの大逆転勝利。速攻やフェイントなど翠松のうまいバレーに対応が遅れたが、終盤は全日本ユース代表のエース石井が爆発。最終セットは8―12とされたが、ここから6連続得点でひっくり返し、5年連続34度目の本大会出場を決めた。
就実 エース爆発、大逆転
「最後は全部、石井で勝負した」と就実の藤原監督。最終セット8―12から178センチのエースが角度のあるスパイクをたたき込む。14―12と一気に逆転し、最後も石井がクロスに沈めた。
序盤は翠松の守りに苦しんだ。石井のスパイクがことごとく拾われ「自分に腹が立った」。エースが決めきれず、相手の速いテンポにのみ込まれた。2セット連取され、第3セットも5―10と劣勢。「クロスを狙われていたのでブロックを内に寄せた」と片桐。相手のサイド攻撃を止め始め、5連続得点などで11―11と息を吹き返す。最終セットは石井が「どんなボールでも打ち込んで行く。エースの役割を果たす」と気力を振り絞った。
夏のインターハイを含め、これで9季連続の全国切符を獲得したが主将の黒田に笑顔はない。「連続失点が多すぎた。サーブキャッチとブロックを鍛え、一本で切る力を養わなければ」。明確になった課題を克服し、晴れの舞台に臨む。
」