独り占め

前回の続きです。



家に帰ったら、鍵が閉められていました




なにぃ!?




私は鍵を持ってません




窓という窓全部閉まってます



しかし
切なさと愛しさと心強さの頂点にいた私は強かった




そうだ、ちょっといつか挑戦してみたかった




憧れの





独りラブホ





やってみよう。





普通のビジネスホテルよりラブホが好きです。

女子友達とは泊まった事あるけど１人はまだない。


ついさっきの話し合いをした後にシゲオんちに戻りづらい。
シゲオを連れてくにも朝から用事があるからゆっくりできないと言われたばかり。


一応、報告。



「ちょっと～！何いってんのー戻っておいで！」



「大丈夫～ラブホなら楽しいし！」



「…なんか彼氏として実態のない不安が…」



なんだよ実態のない不安て(笑)



「だよね彼女の独りラブホウケるね」



「初体験です…気をつけてよ～！カギ開けとくから来ていんだからね！」



「いーからカギ閉めて！」



(笑) ここまでくると意地ではなく自分完全ラブホ泊まりたいモードです。



でも、こんなならもっと早くから入ってりゃ良かったよ。

土曜日だし宿泊高いからもったいない



しかし、もうぐったり疲れていたので早くあのデカいベッドに埋もれたい一心でラブホへ



シゲオと付き合った日に泊まったトコ。


でも気づけばバレンタインの夜だったのよね。



良かったよこれで別れてたりなんかしたら思い出のラブホで手首切るハメに…



いや、怖いし痛いから自殺はできないかもね




まぁ、兎にも角にも満室ながらちょうど一部屋空いてすんなりお部屋へ




とりあえずバスローブでしょ



サービスのウエルカムドリンクもちゃっかり２人分頼み



お金持ってなかったし（カードあって本当に助かった）お腹空いてたから朝食も頼んで



朝食は「お二人分ですか？」と聞かれ



「…あ。。１人分で」



「お飲み物は？」



「あ…１人分で(笑)」




せっかくだから２人分食べれば良かったかしら




なんだかラブホだけど気持ちはホームアローンの子供が親のカードでスイートルームに泊まっちゃう気分でしたわ



贅沢な時間を過ごしたし



１１時までキッチリ居ました



お約束のAVを見ている自分 を１人撮影してシゲオに送ってやったわ


スルーされたけど画面気付いてくれたかしら （心配なのそこかよ）




１人お酒飲んでデッカいベッドでデッカいテレビみて朝方さぁ寝ようというとき


上の階からカラオケしてるくさいカップルの声が響いてきた



ありえね～だろ！


こんな時間にカラオケすんなや


よっぽどフロントにクレームつけようと思ったけどそれぞれ一曲づつで終わったのでよかった



そんなこんなで眠りについたのでした



朝、シゲオさんソッコー 大丈夫？！ とメールくれました



かなりお勧めだよ～今度は９時からたっぷり過ごしたい



と返事したら あら随分気に入ってたのね ですって。



昨日少し話したら呆れ笑いをしていましたとさ




彼氏とゆっくりもしたいけどまた１人ラブホしたいなぁ



いざとなったらお勧めですぞ！




ちなみにAV嬢は三人程鑑賞(笑)



その後友達カップルとドライブ中昼間からAV女優やら色々な猥談になりーの



結婚 についてしゃべり場並みの口論になりーの




めっっっちゃ癒やされる大好きなお寺行って、美味しい油揚げ食べて 空港でヒコーキみて、友達んちで豆乳鍋して

なんだかんだ最悪なバレンタインだったけど

おかげでまたお互いの本音も話し合えたし、彼には当分会えなそうだけど
すんごい良い休日をおくれたのでした