ブログ 浜松市平和委員会 2

へいわが好きでせんそうに反対する市民団体「浜松市平和委員会」は核兵器も戦争も暴力もない地球をめざします。

資料 戦争と平和 5 原水爆禁止2021年世界大会ーヒロシマデー集会 広島からのよびかけ 20200807

2021-08-07 19:12:08 | 情報

資料 戦争と平和 5 原水爆禁止2021年世界大会ーヒロシマデー集会 広島からのよびかけ 20200807


この条約の締約国は……いかなる核兵器の使用からも帰結するであろう破滅的な人道的結末を深く懸念し、いかなる状況下においても核兵器が二度と決して使用されないことを保証するために残された唯一の方法として、こうした兵器の完全廃絶が必要であるとの結論を認識し……以下のように合意した。(「核兵器禁止条約」前文より)

米国による広島への原爆投下から76年――。被爆者の声は世界を動かし、核兵器禁止条約の発効という歴史的達成をかち取りました。

世界中の人々が人間の尊厳の大切さに目覚めつつあるコロナ禍の中で開かれた原水爆禁止2021年世界大会に、オンラインを通じて全国から集った私たちは、禁止条約を力に「核兵器のない世界」をめざして力強く前進する決意を新たにしました。

人類は1万3000発もの核兵器によって、いまなお絶滅の脅威にさらされ、核大国のにらみ合いによって核戦争の懸念も高まっています。武力紛争とそれにつながる一切の行動を停止し、核兵器の増強や配備をやめさせなければなりません。

とりわけ、核兵器の使用を前提にした「核抑止力」論の危険から脱却することが急務です。私たちは、すべての国々に禁止条約への支持と参加を訴えます。核保有国には、核兵器の禁止と廃絶を求める世界の世論に応えるよう強く求めます。

核兵器廃絶へと前進するためには、核保有国や核依存国の政治を変えることが不可欠です。唯一の被爆国である日本の政治を条約支持の方向に転換することはきわめて重要です。秋に迫った総選挙は、その絶好の機会です。

私たちは、「核兵器のない平和で公正な世界」をめざし、以下の行動に立ち上がるようよびかけます。

――思想、信条、党派を超えて世論を広げ、禁止条約に参加する日本を実現しよう。秋の総選挙をその重要な転機とするた
めに行動しよう。

――すべての国の政府に対し、核兵器禁止条約を支持し、参加するよう求めよう。

――被爆の実相を国内外にひろめ、核兵器の非人道性を告発しよう。すべての地域で「原爆展」や被爆体験を語る集いに取り組もう。原爆症認定制度の抜本的改善と原爆被害への国家補償の実現めざし、被爆者援護・連帯の活動を強めよう。広島・長崎の「黒い雨」地域の指定を拡大し、国による被災者の全面的救済を実現しよう。

――第76回国連総会、TNP再検討会議、禁止条約締約国会議などを節目に、諸国政府と市民社会、草の根の反核平和運動の共同を発展させよう。「平和の波」行動(8月 2日~8月 9日)を成功させよう。

――「日本政府に核兵器禁止条約に署名・批准することを求める署名」の運動を大きく発展させよう。アメリカの「核の傘」からの離脱と禁止条約への参加を政府に強く求めよう。禁止条約への署名・批准を求める自治体意見書の取り組みをさらに広げよう。日米核密約を破棄し、非核三原則の厳守・法制化を求めよう。

――9条改憲阻止のたたかいを発展させ、「戦争法」を廃止しよう。「オール沖縄」のたたかいと連帯し、辺野古新基地建設の断念、普天間基地の即時返還を求めよう。敵基地攻撃用ミサイルの開発・配備など軍備拡大と日米軍事同盟の強化に反対しよう。

――朝鮮半島の非核化と東アジアの平和構築のため、平和憲法を活かした外交を政府に強く求めよう。日韓はじめ東アジア地域における平和を求める市民の連帯を発展させよう。ベトナムの枯葉剤被害者への救援募金に取り組もう。

――原発再稼働に反対し、原発からの脱却と自然エネルギーへの転換を求めよう。気候変動阻止の運動を強めよう。コロナ禍のもと深刻化する雇用とくらしの破壊、貧困と格差の拡大に反対し、軍事費を削ってくらし・福祉・教育をまもる運動を発展させよう。あらゆる差別に反対し、ジェンダー平等、LGBTの権利拡大を求めよう。表現の自由へのあらゆる侵害とたたかおう。

人間らしく生きたいと願うすべての人びとと手を携え、人間の尊厳のための壮大な共同をつくり出しましょう。被爆者とともに、若い世代とともに、未来を切りひらいていきましょう。

ノーモア・ヒロシマ ノーモア・ナガサキ ノーモア・ヒバクシャ ノーモア・ウォー

原水爆禁止世界大会実行委員会

 



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