なに,ハミル
ハミル「女の楽しみってなんなんだ」
ルルサ「そんなの,人それぞれに決まってるじゃない」
ハミル「まあ,そうなんだけど」
ルルサ「年齢とかによっても変わるしね」
ハミル「まあ,そうだよな」
ルルサ「ハミルは何が楽しみよ」
ハミル「俺はみんなと一緒ならいいんだ」
ルルサ「好きな女の子とかいないの」
ハミル「!,いや,そういうのは」
ルルサ「なにカッコつけてるのよ」
ハミル「ルルサはどうなんだよ」
ルルサ「そういえば,いないわね」
ハミル「そうなのか」
ルルサ「私にはルチカがいるから,あの子の成長を見てる方が今は楽しいわ」
ハミル「・・・」
ルルサ「なによ」
ハミル「いや,その・・・」
ルルサ「はっきり言いなさいよ」
ハミル「女の人も性欲とかあるのか」
ルルサ「はっ,何言ってるのよ」
ハミル「いや,SEX AND THE CITYっていう映画見てさ」
ルルサ「フフッ,そうなのね,それだけのお話じゃないけどね」
ハミル「まあ,そうなんだけどさ・・・気になってさ」
ルルサ「当たり前でしょ」
ハミル「どういうことだ」
ルルサ「人間なんだから,あるに決まってるでしょ」
ハミル「そうだよな,良かった」
ルルサ「何が良かったよ,個人差はあるでしょ」
ハミル「そうだよな」
ルルサ「バカね」
ハミル「ルルサはどうなんだ」
ルルサ「はっ,私?」
ハミル「まあ,一応」
ルルサ「何が一応よ,バカじゃないの」
ハミル「まあ」
ルルサ「私はね,お酒飲むとちょっとね」
ハミル「そうなのか」
ルルサ「こんな感じになっちゃうわ」
ハミル「ムラムラするのか」
ルルサ「フン,そういう時だってあるわよ」
ハミル「ありがとう」
ルルサ「ありがとうじゃないわよ」
ハミル「サンキュー」
ルルサ「そういうことじゃないわよ」
ハミル「・・・」
ルルサ「チャリルとチュリミなんてしょっちゅう」
ハミル「そうなのか!」
ルルサ「そうよ,気づかなかった?」
ハミル「うん」
ルルサ「まあ,恋人同士だからいいじゃない」
ハミル「もう1ついいか」
ルルサ「なによ,最後よ」
ハミル「1人の時はどうするんだ」
ルルサ「はー,男ってホント,バカね」
ハミル「いや,まあ,あの,その,なんていうか,うん,まあ,あーまー,いいんだけど,べつに,できればっていうか,勉強っていうか,うん,知識は多いほうがいいっていうか,その,1人のクマとして知っておきたいっていうか」
ルルサ「ただのエロでしょ」
ハミル「・・・」
ルルサ「顔にHって書いてあるわよ」
ハミル「てへっ」
ルルサ「エログマ」
ハミル「てへっ」
ルルサ「男と一緒よ」
ハミル「そうなのか」
ルルサ「男はみんなそうでしょ」
ハミル「ああ」
ルルサ「ああ,じゃないわよ」
ルルサ「女だってピアノくらい弾くわよ」