先日の土曜日はサイエンスカフェ神戸と,事前にご紹介していたアートの個展を「はしご」をしてきました!バタバタしていて遅くなりましたが,カンタンにご報告します!!
ではまず,サイエンスカフェ神戸『高吸水性ポリマー物語』のご報告です.
代表のI先生が出張中なので,当日のスタッフは代表代行のT先生のほかは,今回初めて運営を担当されるI橋さんとH口さんだとお聞きし,少しでもヘルプになればと思いうかがったんですが,「あっじゃあ,これ,セットしてくれますか」となんだか見た目は逆にヘルプしてもらってるカンジでした...いや単純に言えば,態度がでかくてスイマセンってことなんですけど
I橋さんからのご紹介で初めて使わせていただいた会場の里夢さんは,設備も照明も空調も,すべてがとても快適でした.飲み物類のセットを自分たちで用意する点が少し面倒ですけど,まぁ車があれば問題ないですしね..
んで,まぁ話の内容なんですが,前半は基礎科学的な話をされたと思いますが,ワタクシ,お飲み物のサーブ等でしっかり聞いていませんでしたし,実はあまりよくわかりませんでしたが,「高性能ポリマー」がホントに高性能な素材なのだなぁということは大変よくわかりました.
ゲストの方は現物をご用意していただいており,参加者の皆さんは説明を聞きながら手にとってみておられたので,素材の面白さをよく実感できたのではないかと思います.
また「おしめ」から橋梁までという用途の幅広さにもかなりビックリしましたが,その開発過程の秘話は感動ものでした.「社内報」に連載されたという漫画(ゲストが原案を作成したそうです)がホントに楽しくて最高!なんというか,研究者のイメージがガラッと変わったというか,です.
ゲストの方の研究環境が他と比べて少し特別だったのかどうか不明ですが(他をよく知りませんので),少なくとも「研究者は研究だけ」というのは企業ではありえないんだろうと思いました.また少人数(6名)の研究チームだったので一人で何役もこなす力がついたという話にも納得.大きな組織やプロジェクトの一部であれば安定感はあると思いますが,分業化されすぎてしまうことと,それがゆえにチーム内で各々に割り当てられる業務が固定化されてしまうような気がします.そうなると「つぶし」が利かないというか...(そんなことワタシに心配される話じゃないと思いますが)
一方で,企業の研究者が行う研究と言っても,なんと商品化されないまま定年を迎える方が大部分なのだという話も聞きました.まぁどんな職業でもそうかもしれませんが,何ともしんどい話だなとも思いました.
商品を手に説明するゲスト
開催記録はこちら(参加者のO田さんが書いてくださいました!)
ところでサイエンスカフェ神戸は,これまでのところ,神戸大学HCセンターの研究プロジェクトの一環としてやってきておりますが,新年度に入り,この「市民の科学」研究プロジェクトは第二フェーズに入るのです.そこで新しい取り組みとして,「サイエンスカフェ神戸」を超えてもっともっと楽しくなる予定の,「神戸型サイエンスショップ」の立ち上げが目論まれているのですよ!!
I橋さんとH口さんは,実はこの「神戸型サイエンスショップ」を担当されるために呼ばれた,高性能な頭脳と感性を兼ね備えたダブルポスドク・コンビなのです.
今回のサイエンスカフェ神戸には日本経済新聞社の方がお二人も取材に来られておりましたが,なんとすでに「神戸型サイエンスショップ」の名は知られておりました!!!(って先生方が事前に紹介してたんでしょうけど)
(追記)2007年4月16日夕刊で記事にしていただけました!
<日本経済新聞 関西版>http://www.nikkei.co.jp/kansai/topics/
では,アート個展のご報告は,また帰ってからです
高分子ポリマーの紙おむつ,砂漠緑化に使う話はよく聞きますが,米国では多い山火事から,家を守るために,水を吸収させたおむつを外壁に貼り付けて,迫り来る炎に抗してました。最後は燃えそうでしたけど,時間がかなり稼げるかと。
日経の大阪本社版で記事にしていくらしいですよ
C_Cさん,サイエンスカフェ,どうですか?ご興味もたれました?やってみてくださいよ.ぜひ!
米国の山火事の話もされていたような気がします.あくまで時間稼ぎということでも,かなり助かりますよね.
K_Tachibanaさん,電話取材を受けてはったブログはリアルタイムで拝見してました.そうですか,その流れだったのですね.ホントにありがとうございます!神戸型サイエンスショップの話はこちらのI先生が話したようです.阪大でも始まるようですし,いろいろと楽しみです.